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武力まがいのオレンジを覚えているか [無断転載禁止]©2ch.net

1 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:38:04.43 ID:S6SOTiT10
https://web.archive.org/web/20150123044923/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/

2 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:40:11.78 ID:S6SOTiT10
【コアなファンは格闘技の恥】

私は、格闘技観戦の初心者を見下し、優越感に浸るコアなファンを軽蔑している。
典型的だったのがPRIDEファンによるHERO'Sへの蔑視姿勢である。
HERO'Sのマッチメークや試合内容を批判し、
HERO'Sファンを「格闘技の面白さが分からない初心者連中」と嘲笑う。
初心者が「この試合面白い!」と素直に喜べば、
コアなファンは「そんなのが面白いと思ってんの? 素人だねえ」と侮辱し、
「……この試合つまらない」と感想を漏らすと、
「観る側のレベルを上げろ!」と一喝するのだ。
観る側のレベル……?

DREAM.10、青木真也×ビトー・シャオリン・ヒベイロで事件は起こった。
寝技を得意とする者同士だったが、青木は寝技に付き合わずに、スタンドで勝負をして
勝利を収めた。私はこの試合を見てこう思った。
「最低の試合だが、青木の強さは桁違いだ。こんなに強い格闘家は今までいただろうか?
まあ、日頃、初心者を見下しているコアなファンとやらには、たまらない試合だったん
ではないか」
だが、後日、この試合はコアなファンの間で大きな波紋を呼んでいた。
なんと、この試合を「つまらない」と批判するコアなファンが続出したのだ。
ちょっと待ってくれ。
初心者を見下しているコアなファンなら、
「シャオリン相手に左ミドルを繰り出せるなんて、なんて凄まじい技術だ!
これも寝技に確固たる自信があるから出来る芸当なのだ! いやあ、こんなにも
レベルの高い試合は久しく見たことがない! 初心者には分からないだろうな!」
と大絶賛の内容だったはずだ。それなのにこの試合がつまらないだって?

3 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:40:47.21 ID:S6SOTiT10
>>2の続き


この試合をつまらないと批判していいのは、日頃から素直な感想を漏らしている
初心者の権利だ。
普段、初心者を見下しているコアなファンに、この試合をつまらないと批判する
「権利」は無い。

コアなファンは初心者を見下すのを即刻辞めるべきだ。
自分達が恥をかくだけだ。

面白いと思うことに、コアも初心者もない。
つまらないと思うことに、コアも初心者もない。

観る側のレベルを上げろ?
失笑である。

https://web.archive.org/web/20120127055925/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/22

4 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:41:54.32 ID:S6SOTiT10
【青木真也がポルシェを運転中に突然「ニヤリ」と笑ったことに】

ジェームズ・ディーンはポルシェを飛ばして事故死した。
大場政夫も愛車を鳴らしてこの世を去った。
二人は人々の記憶に美しくこびりついている。
華麗に散ることの儚さは、寂しさを一歩進み美に変わる。
少なくとも本人と関係の薄い人々は美しく記憶に留めるー。

青木真也もまた果敢なく散った。
去年は相手の腕を折り、今年は己の顎を砕かれ。
青木はこれでスーパースターの仲間入りをしたと言えるだろう。
勝っても負けてもKO。
これはテレビ放送を舞台に戦う格闘家にとって必須条件だ。
青木が魅せたパフォーマンスは賞賛に値する。

青木は打撃の試合で総合をやっていた。
1R、青木はいきなり脇をさしに行く。そして首投げで払う。
長島☆自演乙☆雄一郎のパンチに対するタックルは完全に総合の動き。
総合のタイミングでパンチを見切る。タックルでパンチを避ける。
これは総合格闘家でなくては出来ない守備のセオリーだ。
さらに露骨に両足へのタックルまで放つ。しかしテイクダウンまではしない。
言えば両足へのクリンチ。これも画期的だ。両足へのクリンチなど誰が思いつくのだ。
「ちょとそれは違う」と解説の魔裟斗が激怒もまた当然である。

5 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:42:58.20 ID:S6SOTiT10
>>4の続き

青木は巧みにバックを獲る。
そして明らかな転倒目的のスローモーなハイキックで予定通り自ら転び時間を稼ぐ。
続いてドロップキックまで放つ。時間稼ぎに余念がない。
しかしその再開直後、青木は長島の突進に見事な左のテンカオを合わせる。
サウスポーで長身の青木、純粋なムエタイ能力の一端を魅せる。
だが、今度はミドルで自ら転倒。倒れぬ事を基本とする総合、それもトップファイターが
自らのミドルで倒れるなどあり得ない(引き込み目的の誘いの蹴りは別だが)。
露骨な胴廻し回転蹴りでK-1ファンの苛立ちを誘う。
それでも青木の首相撲のロックは完璧。やはり立ち技の基本能力は高い。

青木は残り30秒を確認したとろで二回連続のドロップキック。
「空気の読めないところが最高ですね! テンション上がるなあ!」
解説の須藤元気が沈黙する魔裟斗を気にせず声を張り上げる。
青木はさらに露骨にリングを逃げ回り、ロープを掴んで攻撃。
ロープを掴みながらの前蹴りを当てて1Rを逃げ切る。

2R、青木は突然「素人」になってしまった。
1Rにあれだけ総合格闘技をやっていたにも関わらず、
2Rの総合の試合で総合を放棄してしまった。
何のフェイトもない。
セオリーを無視したタックル。
さらに顔は下を向いたまま。
慢心はもちろん。
長島には切れないだろうと甘くみていたのだろう。
だからこそ何のフェイントも無しに、さらには顔が下を向いたままタックルに行く
等という雑な行動になってしまったのだ。慢心・甘さから生まれた行動。
もし「そんなことない!」と否定しても虚しく言葉が空を泳ぐだけだ。
1R、あれだけセオリー通りのタックルを決めていたというのに。

6 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:43:57.97 ID:S6SOTiT10
>>5の続き

しかしだからこそなのだ。
慢心があったからこそ、
あの1Rが唐突に幕を下ろすための壮大なイントロダクションになったのだ。
華麗に散ることの儚さは、寂しさを一歩進み美に変わる。
青木はポルシェを快適に運転し、そして突然ニヤリと笑った。

スーパースターになるために、
ニヤリと笑ったのだ。

https://web.archive.org/web/20110408200019/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/375

7 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:46:37.29 ID:S6SOTiT10
【徳山昌守が五味隆典から逃げなければどうなっていたのか!?/PRIDEは立場を考えろ!!】

格闘技には叶わなかった夢の対決がある。
今回取り扱う「夢」とは遠く掴めない夢ではなく、あと一歩で触れられる距離
まで手先を伸ばせた、掴めそうで掴めなかった「夢」のことである。
そんな夢の第一弾。
2006年12月31年・PRIDE男祭り。

五味隆典×徳山昌守。

ボクシングルールでラウンド数4。判定は無しでKOの場合のみ勝敗付ける。
ボクシングのエキシビションマッチ。
上記は徳山自身が明かしたルールの詳細。なを、これはPRIDE側が提示してきた
条件だと主張。

徳山は当時WBC世界スーパーフライ級王者。
引退を宣言したり、取り下げたり、亀田兄弟や長谷川穂積を指名したりと、
拳闘人として混乱し揺れに揺れていた時期だった。
徳山サイドの言い分は、あくまで「PRIDEからオファーを受けた」
と受けを強調。
だが、一方PRIDEサイドの言い分は真逆である。
徳山サイドからPRIDEに上がりたいと逆オファーを仕掛けてきて、
さらに五味とボクシングルールで試合をしたいという条件まで提示してきたという。

結局、この試合は流れた。
徳山は「現役王者としてPRIDEのリングに上がり、ボクシングルールでもし負けでも
したら、則ちボクシング界の負けに成り兼ねない(要約)」
と危惧し、オファーを断ったと主張。
PRIDEは「五味はやる気まんまんだった。だがそこから徳山サイドがハッキリしない態度
を取り続けたので、(徳山からの逆オファーを)受けるべきではないと判断し断った。
五味から逃げたと推測する(要約)」
とあくまでPRIDE側が断ったという姿勢を主張。

8 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:47:54.84 ID:S6SOTiT10
>>7の続き

どちらが真実かはわからないが、端から見ればどちらも「受け身」という楽な
ポジションを取り、酷く深いため息が出てしまう。
ただ双方の意見が重なっている部分もある。
それはPRIDEサイドが言う「(徳山サイドが)フラフラして、泣かず飛ばずの返事を
してきたので、腹も決まっていない状態?(中略)?そういう意味では五味から逃げた
んじゃないですかね」
という部分。これは徳山自身も一度はPRIDE側の熱意に心を動かされ、熟考から
考えを改め、つまり心の葛藤があったことは認めている。この心の葛藤時が、
PRIDE側が言う「フラフラ」に該当し、「腹も決まっていない状態」ということに
当てはまるだろう。ここは双方の言っていることが重なっている。
そして「五味から逃げた」という部分も重なっている。
徳山自身一度は五味との戦いに興味を示した、だがボクシング界のことを考え、
断っている。敗北を少しでも考えた時点で、これは立派な逃げと言えるだろう。
それが体重差だとかいかなる理由にしてもだ(ならば最初から交渉の席に着かなければ
よい。少しでも五味と戦おうと葛藤を生まなければよい)。
もっと分かり易く言うと、
最初から相手にしなければ(当然断る)→五味から逃げたとはならない。
少しでも相手にしてしまう(相手をした後に断る)→五味から逃げた。
ということだ。
上記の理由から五味から逃げた、は的確な表現といえるだろう。

9 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:49:00.67 ID:S6SOTiT10
>>8の続き

ただ、徳山の名誉のために記述する。
この話、もしPRIDEの言う通り、徳山サイドからの逆オファーだったと仮定する。
その時点でPRIDEはPRIDE側のオファーに切り替えるべきだ。
PRIDE側はことあるごとに「受けるつもり」と自分たちの優位性を強調した。
立場を考えろ、頭を冷やせといいたい。
フジテレビが打ち切りになり、もはやなんの存在価値もなくなっていた当時の
PRIDEがどんな立場で誰にものを言っているのだと。
徳山がPRIDEのリングに上がるメリットなどなにもない。
一説には王者としての不遇、具体的にはファイトマネー、実力に見合わない人気
などが上げられ、それらがPRIDEのリングには存在するということらしいが、
冷静に考えて当時のPRIDEから「多大なファイトマネー」も「国民的人気」も得られる
はずがない。得られる理由を述べることは神業だ。
PRIDE側からのオファーに切り替え「そういうことなら是非出場して下さい」と低姿勢
が当然の立場だ。

私の考えを述べれば、上記の理由から徳山サイドからの逆オファー説はどうあがいても
苦しい。当時壊滅状態だったPRIDE側が、迷走をしていた徳山の心の隙を突きオファー
を提示し、さらに徳山の心が動くよう徳山寄りのルールを提示する、徳山は葛藤する、
葛藤の末断る(五味から逃げる)、PRIDE側は苛立って終了ー。
そう考えるのが自然だろう。

さて、この二人がもし前述したボクシングルールで対決していたらー。
妄想を真剣に仮想し記述したい。

10 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:51:34.34 ID:S6SOTiT10
【徳山のボクシングは資格試験のようなものだ】

叶わなかった夢の対決。

五味隆典×徳山昌守。

ルールの再確認。
ボクシングルールでラウンド数4。判定は無しでKOの場合のみ勝敗付ける。
ボクシングのエキシビションマッチ。
上記は徳山自身が明かしたルールの詳細。なを、これはPRIDE側が提示してきた
条件だと主張。
他にも双方オープンフィンガーグローブで行うだとか、グローブハンデをつけるだとか、
様々な憶測が流れたが、当人や組織から公に公開された詳細は以上である。

PRIDEライト級王者の五味は73kg(通常体重は約80~85)。
WBC世界スーパーフライ級王者の徳山は52.1kg(通常体重は約62~67)。
ナチュラルな体格差で20kg近く。
この体格差という一点のみが五味が保持する唯一の優位性である。
オープンフィンガーやグローブハンデが追加されれば五味にとって二つ目の武器と
なるのだが、明らかにはされていないので仮定から除外する。

現役世界王者と実績ゼロの拳闘経験者。
テクニックの差は語るに及ばず。
大袈裟ではなく宇宙と地下の差。
両の拳だけを相手から飛んで来る攻撃と意識した競技で、五味のボクシングスキル
とやらがどれだけ意味を成すのか疑問である。
五味が勝つには体格差で圧力をかけるしかないのだが、リーチに差がない徳山の
カウンターを浴び続ける光景しか浮かばない。
もちろん五味の伸びのある前傾姿勢のストレート、ボディからのフックなどは徳山に
「擦りもしない」だろう。
体格差があっても当たらなければ意味がない。

11 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:53:12.03 ID:S6SOTiT10
>>9
https://web.archive.org/web/20130601222903/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/239

12 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:54:09.92 ID:S6SOTiT10
>>10の続き


徳山のボクシングは資格試験のようなものだ。
もしある資格試験の合格要件の基準が、
A科目の得点が、満点の60パーセント以上である者。
B科目の得点が、満点の50パーセント以上である者。
試験全体の得点が、満点の70パーセント以上である者。
だとすると、かなり棄ててもよい部分があるということになる。
最初から最後まで同等の力で取り組まずとも、力を抜くところは抜き、
効率よく得点を取れば合格ということだ。
試験は合格しなければ意味がない。
徳山のボクシングも同じだ。
各ラウンドごと効率よく得点を奪い、棄てる(抜く)ところは棄てている。
棄てるというのは既にこのラウンドは「合格基準を満たした」と判断したため、
次のラウンドのために棄てるのだ。
すべては勝つために。
試験は合格しなければ意味がない。
ボクシングは勝たなければ意味がない。
彼のボクシング哲学なのだろう(だがその自ら作った哲学が己を苦しめ、哲学とは
反する舞台への誘惑に引っかかったわけだが)。
徳山が特別「プロ格闘技興行」を意識せず、ボクシング時代の哲学のまま五味との
試合を行えば、先に述べた理由からすんなり完封が可能だろう。
4Rあたりで顎の芯をを捕らえてKOを奪取出来るかもしれない。

五味が勝てるとすれば体格差ではなく、徳山が「プロ格闘技興行」を意識した
戦いにシフトしてきたときである。
万が一、徳山が「プロ格闘技興行」を意識した戦いを仕掛けてきたら……
そのときは五味にとって大きなチャンスとなるだろう。

13 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:54:53.44 ID:S6SOTiT10
>>12の続き

現実的には先に述べた理由から、徳山の完封で試合は終わるだろう。
KOではないので結果は引き分けー。
これが妥当なのではないだろうか。

実際はどうなっていたのか、
観てはいけないものを観てみたい。
それが好奇心というものだ。

https://web.archive.org/web/20130505104432/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/240

14 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 20:59:49.62 ID:S6SOTiT10
【山本“KID”徳郁の落差】

彼が落ち目らしい。
もう全盛期の力は無いと多くの人は言う。
だが少し待ってくれと言いたい。
それでは落ちる前、一番高い位置にいた時はいつのことなのか?
落ち目というからにはその落差を検証してみたい。
山本“KID”徳郁という格闘技人生の落差をー。

格闘家として一番高い位置にいた瞬間は、2004年12月31日の魔裟斗戦であろう。
K-1ルールで3戦目、純K-1としては2戦目であり、
実績から判断して彼の不利が予想されていた。
だが、それとは別に、K-1離れをした身体能力が引き起こす、
常識を逸脱する快感に期待を込める者も少なくなかった。
そしてそれは期待通りとなる。
1Rは格闘史の見開きに残る内容。
ダウンを含め、彼は前年度のK-1 WORLD MAX 世界王者を圧倒した。
戦前の舌戦で彼は言っていた「魔裟斗くんは焦っている」その通りだった。
元来、真面目を絵に描いたような男の魔裟斗は、異様なまでに上ずっていた。
オープンフィンガーグローブ着用を提案してくる彼をまともに相手にしてしまうほど
の余裕の無さ、刻々と迫ってくる底知れぬ恐怖。
自分にはない、生まれ持った身体能力を誇る相手に危機感を感じていたのだろう。
ゴング前の互いに向き合った時にみせた魔裟斗の“らしくない”微笑みは、
試合直前になってもとうとう拭いきれなかった不安の表れだったのか。

15 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:01:18.70 ID:S6SOTiT10
>>14の続き

(中略)

彼の欠場が発表されないまま、マイク・ザンビディスと試合する当日を迎えたとき、
それはなにかの間違いだと思った。
ギリシャのマイク・ザンビディスと対戦が発表されたとき、まるで理解が出来なかった。
一つだけ分かっていたことは、この試合を発表はしたものの絶対に実現は有り得ないと
いうことだった。なぜなら、彼が勝てる確率は限りなく0%であることは分かっていたからだ。
それも間違いなくKOで負けることは多くの人間が予想していたはずだ。
試合前から勝敗が分かっているカードがある。
例えば魔裟斗×大東旭、例えばドラゴ×GORI。
マイク・ザンビディス×山本KID徳郁はそれらと同列のカードである。
まず、相性的に最悪である。
まだ純粋なプロボクサー相手なら、蹴りを覚えた彼ならいなせたかもしれないが、
ザンビディスは違う。彼はボクサーではない。パンチが得意な純粋なキックボクサーなのだ。
ザンビディスのボクシングテクニックはプロボクシング経験者を除けば、MAXで一番である。
さらに二段蹴りやローキックも強烈である。
蹴り合いの対決をしても彼は勝てる見込みがないし、もちろんパンチでも遥か及ばない。
勝利のためにはどこかで差別化を図らなければならない。
村浜を圧倒したパワーのように、魔裟斗を凌駕したスピードのように。
だが、ザンビディスはパワーもスピードも彼を上回っている。
技術的にも体型的にも差別化を図ることは困難であった。
車とバイクが市街地で競争をしたら、小回りを生かしてバイクが勝つかもしれない。
だが、バイクとバイク同士なら、より性能の良いバイクが勝つに決まっているのだ。
まだブアカーオ・ポー・プラムックやアンディ・サワーと試合をした方が、
彼は勝てる確率があっただろう。
ありとあらゆる点であまりに不可解なマッチメークだった。

16 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:02:41.10 ID:S6SOTiT10
>>15の続き

主催者は彼をどうしたいのか?
今後、各方面で使い勝手のよい彼のKOシーンの材料が欲しいがために組んだのではないか?
それともワガママになりはじめた彼に対する制裁マッチなのか?
まさかと思うが、彼が勝てると思って組んだのではないか……。
そして、一番解せなかったのは、マッチメークにシビアな彼がなぜこんな無謀なオファーを
承諾したのか。なにもかもが謎であり、今でもふと不思議に思うことがあるのだ。

試合は昂る要素がゼロの当然の結末だった。
彼の入場がアナウンスされても、まだ信じることが出来なかった。
入場曲は流れているが、彼が姿を現すまで異様に長かったのだ。
やはり……。
だが、彼は入場してきた。
長い長い入場だった。
リング上の彼を見たとき、一回り体が小さくなっていたことに驚いた。
あの鋼のような筋肉はどこに行ってしまったのか。
試合はもうワンサイドもいいところだった。
ザンビディスは遊んでいると言ってもよい動きだった。
予想の範囲内なので驚きも昂りもまるでない。
ただ残念だったのは、彼がただの下手クソなキックボクサーに成り下がっていたことだ。
まだ彼のスタイルで戦った方が勇猛な印象を与えたことだろう。
面白みのない、無数に有り触れたつまらないキックボクシングスタイルになっていたことは、
小さくはない失望だった。
そして迎えた3R、予想通りKOで散っていった。
試合後、彼は「打撃は面白いと思った」「K-1最高!」と叫んだが、
2009年にチョン・ジェヒと試合をするまで、4年間K-1ルールで試合をすることはなかった。

(後略)

https://web.archive.org/web/20130601141211/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/411

17 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:08:08.08 ID:S6SOTiT10
【アナウンサーはブアカーオ・ポー・プラムックの前蹴りに狂喜していたのだ!】

前蹴りが何より重要だった。
打撃系格闘技において、最短距離の侵略を防ぐ前蹴りは重要な技術だった。
だが、日本人はこの前蹴りを重視しない。
ムエタイの劣化版と化したキックボクシングという競技では、前蹴りをお目にかかる
ことはほとんどない。
そしてK-1も同様である。

「ボクシングでいう左ジャブはキックの世界では左ミドル」
これが格闘界の定説となっている。
だがジャブに相当するのは前蹴りに他ならない。
ムエタイ、キックボクシングなど打撃技を習得した相手であればあるほど、
動きは最短距離で捕らえに来る。
最短距離の防波堤は前蹴りであり、全ての攻撃を狂わしていく。
攻め手を削っていくのだ。
K-1 WORLD MAX 2004・世界トーナメントの決勝戦、
魔裟斗×ブアカーオ・ポー・プラムックはその最たる試合だった。

開始早々、互いの攻撃が素早く交錯する。
ムエタイでもない、ボクシングでもない、K-1ならではのスピード感。
ブアカーオは魔裟斗の出入りの速さを僅か30秒弱で思い知り、流れを変えるために
魔裟斗を左前蹴りで豪快に吹き飛ばす。
以後、ブアカーオが縦のハミングから左膝を垂直に上げるフェイントをするたびに、
魔裟斗は踏み込もうとした脚を止める動作をみせるようになる。
そして開始から1分20秒過ぎ、伝説となったブアカーオの左前蹴り4連発が飛び出す。
この4連打を魔裟斗はすべて貰う。
前へ出る、跳ね返される、反動で前へ出る、跳ね返される、魔裟斗は同じ動きを繰り返す
玩具のようだった。なまじ打撃技術を習得しているだけに、押されても横に廻ろうとせず、
踏ん張ってもう一度前へ出ようとしてしまうからだ。
「……強いですね、ブアカーオは」
この前蹴り4連発後、ゲストの須藤元気が静かに声を漏らした。

18 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:08:49.46 ID:S6SOTiT10
>>17の続き

魔裟斗は縦への動きを封じられた。
なにせ前蹴り4連打である。
なんとか打破しようと、左ミドルで勢いよく飛び込む。
だがブアカーオはタイミングよく前蹴りを合わせる。
弧を描いた足技と最短距離の足技。
勝負は明白、カウンターで前蹴りを喰らった魔裟斗はリング中央からロープ際まで
文字通り吹っ飛んだ。
縦へのパンチに加え、左ミドルまでも前蹴りで封じられてしまった。
魔裟斗は前蹴りによって着実に攻め手を失っていく。
ノシノシとブアカーオは追いかけ、もう一度左前蹴りを浴びせ、いきなり右ハイを浴びせる。
これぞボクシングでいうワンツーだ。
さらに動きながら上段前蹴りを簡単に魔裟斗の顎に当て、左右の前蹴りを繰り出す。
「……久々に強いムエタイを観ましたね……」
谷川EPが消えそうな声で呟く。
「……この上段前蹴りが嫌ですね」
須藤元気も声を絞り出す。
「脚を飛ばす! 自由自在に脚を飛ばす!! プラムックの足技!」
アナウンサーだけが前蹴りの有効性を讃えるかのように叫び続ける。
1R残り1分を切ったところで、魔裟斗は左回りに動き始める。
完全に前蹴りを嫌がっていた。縦への動きを信条とする魔裟斗が横へ横へ廻り続けたのだ。
とにかくブアカーオの正面に一瞬でも立ちたくない、前蹴りが嫌でたまらないー。
だがブアカーオはその瞬間を逃さない。
「やはりこのプラムックが最強のムエタイ戦士だったか!」
という印象的な実況と共に放った前蹴り、魔裟斗が正面に立った一瞬を
ブアカーオは見逃さなかった。魔裟斗を前蹴りで吹っ飛ばす。百発百中といってもよい。
「前蹴りが上段だから流せないんですよね」
須藤元気が少し声量を取り戻して解説する。
「足技の雨霰! ムエタイ戦士プラムック! 魔裟斗を第1ラウンド圧倒しています!」
1R終了と同時にアナウンサーが声高々に叫ぶ。

19 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:09:26.00 ID:S6SOTiT10
>>18

実況の興奮は声を小さくしても続いていた。
インターバル中、溜まっていたものを吐き出さんばかりに言葉が流れ落ちていく。
「……本当にムエタイ最強伝説のその名が、なかなかK-1の、WORLD MAXのリングでは
立証されてこなかった。ガオランが散り、サゲッダーオ・ギャットプートンが散っていき
ました。そんな中でこのプラムックという凄まじい戦士が出てきたといえるでしょう」
リプレイではブアカーオの前蹴りがゆったりと流れている。
「これもあの畑山さんも、須藤さんも、この序盤からちょっと面食らってしまうような、
この前蹴りのハイですよね!」
解説の畑山隆則、須藤、思うように言葉が出てこない。
初めて遭遇する生物を解説出来るわけがなかったのだ。

https://web.archive.org/web/20130505095006/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/245

20 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:10:29.42 ID:S6SOTiT10
【ブアカーオは地球人になってしまったのだ……残念ながら】

第2ラウンド。
ブアカーオの前蹴りはさらに加速度をつける。
気合いを入れ直した魔裟斗もさらに加速度をつけていたのだが、
ブアカーオの前蹴りは魔裟斗のリズムについていくのだ。
魔裟斗のパンチと同じスピードで前蹴りを放つ。
右の上段前蹴りで魔裟斗を吹っ飛ばし、体勢がガタガタになったところを
右のローで転倒させる。
しかし、太ももへのストッピング狙いか、些か気の抜けた前蹴りを放ってしまい、
蹴り終わりを魔裟斗に踏み込まれ、右を顎に貰ってしまう。

ファイナルラウンド。
開始から1分10秒過ぎ、互いに見合う、出方を伺うエアポケットな時間が数秒流れる。
その僅かな静寂をノーモーションの上段前蹴りが魔裟斗の鼻ツラを持って打ち破る。
勝利を確信するブアカーオ。
解説の谷川EPも同じだった。
「……強い、ブアカーオは」
畑山隆則が谷川EPに問う。
「もしこれ、判定、ドローになったら戦う力残ってますかね? 魔裟斗選手」
「いやあ……キビシいでしょうね」
だが、判定はご存知ドロー。延長戦へ突入する。
「3Rはブアカーオの攻めが足りなかったんですね。それで……」
谷川EPの立場上のフォローも尻切れとんぼになる。もちろん同調する解説者は誰も
いなかった。

21 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:11:04.89 ID:S6SOTiT10
>>20の続き

延長戦。
ブアカーオはこの日の代名詞、前蹴りから入る。
そして怒りに燃えたブアカーオは「ジャブ=前蹴り」を棄て、
魔裟斗と「打ち合う」。ミドル、テンカオ、首相撲……。
最後は突進してくる魔裟斗をマタドールのようにいなし、弄ぶ。
激闘が終わった。
ブアカーオの前蹴りによって魔裟斗は武器を剥ぎ取られていった。
パンチは踏み込みが甘くなり、ミドルキックもカウンターで合わせられた。
この日はブアカーオの日、ムエタイ復権の日、そして前蹴りの日だった。

その後、ブアカーオはルール改正に対応するため、その都度モデルチェンジを繰り返す。
6年連続で世界大会を戦い、タイ人枠の長期政権を築く。
だが、確定ではないがどうやら今年で任期を終えるようだ。
ファンはブアカーオの勇姿を、あの前蹴りを忘れないだろう。

初めてブアカーオを知ったのは、ムエマラソンというタイで開催されたムエタイの
トーナメントで、小林聡と決勝戦で対決して勝利したという記事を読んだときだった。
一枚の写真が静かに添えられており、褐色の肌に強い印象を抱いたものだ。
階級下にもかかわらず、その技術とセンスで魔裟斗を圧倒したこの試合は、
格闘技が持つ衝撃と感動を再認識したのだ。
異星人に遭遇したような、そんな感動をー。

https://web.archive.org/web/20101007103031/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/246

22 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:14:22.33 ID:S6SOTiT10
【格闘技はつまらない】

「格闘技はつまらない」
これを認めなければ、格闘技はテレビから今すぐ消えるだろう。
日本格闘技界が廃れている理由は「格闘技はつまらない」という発想を
持つ人物がいないからである。
この発想を常に忘れずに仕事が出来ている人間は谷川EPくらいだ。
誤解のないように言っておく。
1/11にも記載した通り、格闘技というスポーツには確かな魅力が埋もれているのだ。
その魅力を気づかせるために「格闘技はつまらない」という逆転の発想をする努力が
必要になってくるということなのだ。

古くは、キックボクシングの創始者である野口修氏がそうだった。
ムエタイを日本に持ち込む際、
「一部の格闘技好きの人間は面白いと思うだろうが、その他の多くの人は面白いとは思わないだろう」
そう冷静に分析し、その面白さを伝える方法を練りに練った。
その配慮は名称にまで及び、ムエタイという絶対に浸透しないだろう名前を切り捨て、
ボクシングという馴染みのある名称を使い、キックボクシングという名前を作り上げた。
野口氏は常にキックボクシングを冷静に監査する能力に長けていた。野口氏が手を引き、
客観視出来る人物を失ったキックボクシングは、分裂に拍車がかかり、
「沢村なんかフェイクだ! ガチガチの面白い試合を見せてやろう!」
と各団体が玄人好みのカードを乱発し、テレビはあっという間に打ち切られ、
長い冬の時代へ突入した。

23 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:15:04.64 ID:S6SOTiT10
>>22

「面白い試合をすればファンは増える!」
「観る側のレベルを上げればいいのだ!」
と息巻く人間が、やけに格闘技関係者やファンに多いが、具体的な根拠を一度も聞いたことが
ない。キックボクシングは確かに面白い試合もある。だが、面白い試合が行われているということは、
彼らの理論ならファンが増えているということになる。だが、ファンが増え、拾集がつかないから
ドームでやるという話は、この44年間、一向に聞こえてこないのはどういうことか?
ファンが増えてチケットを求める人が多ければ、自然と箱も変更するはずだが。
ミュージシャンが良い例だ。ファンが増えれば箱は変わっているではないか。
観る側のレベルを上げればいい? どうやれば上がるのが具体的な明記がまるで無い。
少なくとも私は、観る側のレベルとやらを上げるとっかかりの方法を、
当ブログで一貫して明記してきた。

格闘技をテレビ放送する上で一番必要なことは、どんなに格闘技を愛していても、
「格闘技はつまらない」という考えを忘れないことだだろう。

https://web.archive.org/web/20110202033826/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/21

24 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:18:17.50 ID:S6SOTiT10
【歴代最強の格闘家は全裸で殺し合って決めるべきだ】

マイク・タイソンは3団体統一王者に輝いたばかりだった。
エメリヤ-エンコ-ヒョードルはミルコ・クロコップを退けたばかりだった。

壁がなく、どこまでも続く無限の世界。
地面はコンクリート。
両者は全裸で対峙している。
もちろん武器など何もない。
ルールは簡単。
どちらかが「死ぬ」まで戦う。
殺し合い。
勝者だけが「強い男」だけが明日への生きる権利が与えられるー。

殺し合いが始まった。
プレッシャーをかけたのはロシアの皇帝だった。
ブルックリンの爆弾はピーカブースタイルで呼応して距離をずらす。
距離が「PRIDE」に、入ったー。
その瞬間。
ヒョードルはロシアンフックからテイクダウンを狙おうと踏み込む。
だが、タイソンはバックステップから左にサイドステップで回避する。
ヒョードルはここで気づく。
コンクリートであるがゆえ、知らず知らずのうちに踏み込みが甘くなっていたことに。
すかさずタイソンは左のジャブを放つ。速い。
タイソンはほとんどジャブを打たないボクサーだった。
それでも彼が放つジャブには理由があった。
人差し指と中指を突き出し、目突きを狙ったジャブなのだ。
3団体統一王者のボクサーによる目突きを狙ったジャブ。
ヒョードルの目に指が触れ、たまらずヒョードルは目を閉じる。
だが、身体に染み付いた動きで、ヒョードルは空いたタイソンの腰にタックルを仕掛ける。
今度は組み付くことに成功する。

25 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:19:04.52 ID:S6SOTiT10
>>24の続き

だが、目突きに怯え、コンクリートを意識したタックルはまたしても不完全であり、
組み付いた後、一秒の時間を与えてしまう。
すぐさまタイソンは頭突きをヒョードルの目にお見舞いする。
皮膚の弱いヒョードルの目頭から出血する。
タイソンは、それでも喰らいつくヒョードルの耳をかじる。
耳をかじり獲られたヒョードルはタイソンを離し、激痛からその場で一回転をする。
正面を向いたところに、タイソンが右アッパーを狙う。
とっさにボディを庇ったヒョードルだが、その拳は彼の急所が狙いだった。
的確に捉えたわけではなかったが、それでも激痛が走り、ヒョードルは腰を屈める。
すぐさまタイソンの左フックがガラ空きの頬にヒットする。
ヒョードルは文字通り吹っ飛び、コンクリートに沈む。
だがまだヒョードルは死んでいない。
タイソンがトドメを刺そうと近づく。
急所でも踏みつぶしてやろう。
タイソンは歩を進める。
射程距離。
ヒョードルは氷の様な瞳を一瞬緩ませた。
そしてタイソンの軸足に己の足を絡ませた……。

歴代最強の格闘家は誰か?
このシンプルな問い掛けに、人々は多くの枝を付けて難しいものにしようとする。
永遠の命題なのだから仕方がない。
しかし、余計な枝を全て切り落とそうではないか。
制約が一つでもある限り、それは一つのルール・競技になってしまうのだから。
だから全裸で殺し合おう。
人間以外の動物のように。

26 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:20:20.44 ID:S6SOTiT10
>>25の続き

共に全盛期のヒョードルとタイソン。
二本指を突き立てたジャブ、ヒョードルは明らかに恐怖を感じていた。
目突きのジャブを警戒して組み付くことが出来ない。
例え勇気を持ってかいくぐっても、頭突きと耳への噛み付きが待っている。
さらに容赦なく金的までも狙ってくる。要するに組み付くのが怖い。
相手に組み付いて時間をかけることが怖い。
ヒョードルはレスラーではない。倒すまでほんの僅かだが時間を要する。
そのほんの僅かな時間がとてつもなく怖い。
タイソン優勢だったこの勝負の行方は……。

柔術、ヒクソン・グレイシー。
柔道、木村政彦。
合気道、塩田剛三。
レスリング、アレクサンドル・カレリン。
大相撲、千代の富士。
サンボ、ヴォルク・ハン。
プロレス、アントニオ猪木。
総合格闘技、エメリヤ-エンコ・ヒョードル。
ボクシング、マイク・タイソン。
キックボクシング、沢村忠。
ムエタイ、ディーゼルノイ・チョータナスカン。
拳法、ブルース・リー。
空手、大山倍達。
K-1、セーム・シュルト。

27 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:21:25.78 ID:S6SOTiT10
>>26の続き

あえて流派・正式の武術名を冠から排除した。
派生を追いかけたらキリがないからだ。
異論はあるだろうが、各カテゴリーの「神段」選手達である。
全盛期の彼等同士が殺し合いをしたらどうなるのか。
ワンデイトーナメントではない。ワンマッチ。
格闘技では相性があるだろうが、殺し合いでは相性などない。

何人も「あの国」へ送り出した実績のあるディーゼルノイの膝は説得力があり、
カレリンズ・リフトをコンクリートに叩き付けられれば誰も敵わないだろう。
目潰しを厭わない猪木の狡猾さも殺し合いでは重宝され、
木村の投げからの固め技には誰も太刀打ち出来ない。

エントリーされていないが、
ホイス・グレイシーの存在は一つの興味深いサンプルだ。
目潰し、噛み付き、金的、この三点以外どの攻撃を加えてもよいルール(初期UFC)
で実績を残している。特筆すべきは、第一回UFC決勝のジェラルド・ゴルドー戦だ。
ゴルドーは定められた「制限」を破り、噛み付き行為をホイスに行った。
だが、ホイスはこの噛み付きをクリアした。
第二回大会では金的が反則事項から排除され、その大会でもホイスは優勝した。
ホイスは「噛み付き」「金的」を“一応”クリア出来る格闘家と証明されたのだ。
残るは「目潰し」である。目潰しが最初から認められているという試合で、
果たしてホイスが行ってきた長時間の組み付き行為が可能なのか?
いやいや、全く異なる技術体系になるだろう。
前述のゴルドーの噛み付きにしても偶発。前提であれば技術体系は異なる。

こうなるとやはりまだ観ぬ中国拳法に落ち着いてしまうのだ。
リーが提唱するジー・クンドー。
目潰し、金的、全てが前提にある技術体系。
殺し合いをさせたら「そんなバカな」と思われる結末が待っているかもしれない。

28 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:22:45.94 ID:S6SOTiT10
>>27の続き

さて、なぜ今更こんなかつて抱いた幻想・使い古されたロマンを描いたのか。
それは格闘技を原始的なスポーツに戻すためだ。
格闘技が熱を上げる時、
それは新たな発見と刺激、そして再考である。
今の時代、
ヒョードル(アリスター・オーフレイムでも良い)と全盛期のヒクソンが戦ったら
誰もヒクソンが勝てるとは思っていないだろう。
だが、それはガンジガラメになった現代バリツーズもどきがもたらした弊害。
殺し合いまで行かなくても、第一回UFCにヒョードルがエントリーしていたとして、
果たしてホイスを破り、優勝は可能だったのか?
拳の弱いヒョードルが素手でフルスイングのパウンドを打てるのか?
ゴルドーの拳は決勝では折れていた。あの喧嘩慣れしたゴルドーでさえ。
そうなると純粋に寝技勝負になる。ヒョードルは最上級の寝業師だが、
ホイスを上回ることが出来るのかー。
オープンフィンガーグローブを外しただけで、技術体系が全て変わる。
そしてヒョードルはヒョードルでなくなる。
これが殺し合いならどこまでヒョードルでなくなるのか。

崩壊する格闘技。
一度とことん崩壊すればよい。
一番ワクワクしていた原始的な世界へ。
原始的な大会にロマンを求めて出場する。
そこで「実践でも最強を信じていた」男が何も出来ずにシンプルな柔術家に殺され、
実践向きではないと揶揄されてきたボクサーに殴打される。
これこそが新たな刺激。

殺し合いは不可能であるが、
せめて現代総合格闘技の崩壊を願う。

K-1終演後の世界、新たな刺激を求めてー。

29 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:25:03.11 ID:S6SOTiT10
>>28

https://web.archive.org/web/20130523103902/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/414

30 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:27:28.14 ID:S6SOTiT10
【青木はやはりつまらない奴だ】

青木真也が批判されているとのことだが、全く理解出来ない。
正式な謝罪を出したことに対する批判なら理解出来る。
だが、批判の中心は、試合後の廣田瑞人に行った中指突き立て行為なのだ。

それとは別に、廣田の腕を折ったということに対しても、批判している者がいることには
驚きを隠せないどころか、唖然としてしまった。
腕を折ってなにが悪いのか? タップもしない、レフェリーも止めない、廣田陣営も無視、
じゃあ折るしかないじゃないか。
青木は力を緩めるべきだったとでもいうのだろうか? 
力を緩めて廣田が脱出し、逆に青木が拳を喰らって、眼窩底骨折になった可能性もあるわけだ。
折らなかったことにより、折られたかもしれない。
やるかやられるかが格闘技であり、やられない前に止める手段が、本人の意思表示であり、
セコンドのタオルであり、レフェリーの判断である。
青木が廣田の腕を折ったことは、正しい行いなのだ。

格闘技は残酷なスポーツである。
なにせ、直接人の体を殴ったり、蹴ったりするのである。
少し小突いただけで止まる可能性がある脳を、思いきり殴るのだから正気の沙汰とは思えない。
だが人間はより残酷なものが見たい生き物で、HERO'Sルールを批判し、PRIDEというより過激な
ルールを支持した。頭部へのサッカーボールキックに狂喜の雄叫びをあげ、4点ポジションからの
膝蹴りに大合唱を始める。それなのに腕を折ると、なぜか喜ばない観衆ー。
「過激なものを求めたのはお前らだろ?」

31 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:28:59.93 ID:S6SOTiT10
>>30の続き

青木という男を、一度も面白いと思ったことはなかった。
メディアはいかにも青木が面白い発言が多く、変人というイメージを与えようとしていたが、
実際は発言もつまらないし、行動も変人ではなく至って普通。つまり笑いどころがないのである。
試合は面白いと思ったことはあるが、青木というキャラクターを面白いと思ったことはなかったのだ。
だが、今回のDynamite!!における追加対戦カード発表時の記者会見で、評価は一変した。
青木は、川尻達也を挑発する横田一則に「もういいよ」と、吐き捨てたのだ。
これには驚いた。今までの記者会見で、相手の話を遮ってまで主張する選手がいただろうか? 
そしてセリフもコンパクトでインパクトが強い。文句無しである。
青木って面白い男なんだな、そう評価は変化した。

そして、あの試合後の中指突き立て挑発行為である。青木は面白い奴ではなく、凄い面白い奴に
変わっていた。試合が終わっても殴り続けた奴はいるが、挑発を続けた奴はいない。
テレビ放送のある舞台で戦うプロ格闘家は、いかに他の連中と差別化を図れるかどうかであり、
そのセンスがプロとしての価値を高めるのだ。試合前の舌戦とは一転し、試合後に健闘を称え合う
姿は非常に清々しい。そういったギャップを用いた手法も、プロとしての技量でもある。だが、それは
あくまで一つの技量であって、青木が行った試合後も挑発を続ける行為も、それもまたプロとして一つ
の技量である。非常にエキサイティングで斬新な手法だった。

32 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:29:42.29 ID:S6SOTiT10
>>31の続き

例えば、K-1 WORLD MAX 2005~世界王者対抗戦~で佐藤嘉洋がガオグライ・ゲーンノラシン
に判定で勝利した後のマイクパフォーマンスこそ、プロとして批判されるべき技量であった。
トイレに5分間こもってテレビの前に戻ってきても、トイレに行く前と全く画面が変化していない
ような試合ばかりしている奴が、あろうことか涙を流してヒーローになろうとしているのである。
あれこそがキャラクター選定を誤るという最たる場面であり、プロセンスの無さの真骨頂だった。
「どう? 俺の試合つまらないだろ? でも勝てばいいんだよ。見たくない奴は帰りな」
とニヤリと笑い、観客のブーイングを浴び、ヒールになるべきだったのだ。
青木の行ったキャラクター選定は的確で、その行為はプロセンスの塊だった。
だが、しかしー。

後日、青木はこの件を正式に謝罪してしまった。
色々な圧力がかかったことは分かる。だが、ガッカリである。
謝罪することにより、あれはパフォーマンスではないと認めることになるのだ。
つまり、青木は本当に悪い奴ということになってしまう。
川尻は宇野薫が石田光洋に勝利した後、なぜかリング上で宇野を威圧する行為をし、
すぐに謝罪するというセンスの無さをみせたが(ちなみにそのあとまた宇野を挑発。めちゃくちゃ)
青木も川尻レベルのセンスだったということなのだろう。

青木はやはりつまらない奴だ。

https://web.archive.org/web/20100109180450/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/7

33 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:31:25.80 ID:S6SOTiT10
【小比類巻太信は典型的な・・・】

小比類巻太信は13年に1人の天才である。
事実、彼がデビューした1997年からこの2010年の13年間、
彼以上の才能を携えた日本人K-1選手は現われていない。
特に彼が主戦場としている70Kg以下級において、他の日本人選手は、
陽射しに映しだされた彼の影すら踏んだ者はいないほどその素質は群を抜いている。

TBSは彼を「ミスターストイック」と呼び、努力型のキャラで売り出しているが、
実際は嫌になるくらい典型的な天才肌であり、「反逆のカリスマ」と謳われている魔裟斗
こそが代表的な努力型で「ミスターストイック」の名に相応しいキャラだということは、
格闘技ファンなら誰もが知るところだ。

サッカーで例えるなら、魔裟斗は三浦知良、彼は礒貝洋光といったところか。
礒貝は、日本蹴球史上、最も才能のあった選手といっても過言ではない。
才能において小野伸二が肉迫したが、それでも礒貝の携えた才能には及ぶことはなかった。
だが、礒貝はあまりにも出来不出来の差があった。
一方、三浦は礒貝のような才能は無く、試合中に我々に大きな驚きを与えることはほとんどない。
しかし、不断の努力によって、どの試合も一定の働きをみせるのである。

典型的な天才肌の選手は好不調の波が激しく、印象的なポカも少なくない。だが、それ以上に
ツボにハマった時の閃きは、努力型の人間が永遠に成せることのない煌めきでもある。
私が小比類巻に対して感じた最も大きな煌めきが、K-1 WORLD MAX 2005
?日本代表決定トーナメント?準決勝第1試合、小次郎戦であった。

34 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:32:04.95 ID:S6SOTiT10
>>33の続き

小次郎もまた天才型の選手だった。
NJKFで活躍していた頃は、力の劣る日本人や下り坂のタイ人との試合ばかりで、
当時NKBミドル級王者の中川裕也との一戦が実現しなかったことも含め、
その実力は疑問視されていた。だが、もしあの時、中川との対戦が行われていたにせよ、
小次郎は一蹴していただろう。中川のハイキックは迫力があったが、少人数で紅白戦を
繰り返していたNKBという環境で限定された些か説得力に欠ける迫力であった。
小次郎はマイク・ザンビディス戦での惨敗の印象が強く、K-1の戦績が2勝5敗のどこが天才
なんだと言われそうだが、この小比類巻との試合は才能を感じるに満ち足りる内容であった。
小次郎のワンサイドゲームだった。
1R2分23秒まではー。

身震いがした。
劣勢だった小比類巻は、左のテンカオのフェイントを仕掛けた。
この仕掛けに、小次郎は警戒し、一旦距離をとる。
僅かに狂ったリズムを立て直そうと、突き出た左足でトントンと速めのリズムを刻む。
だがムエタイのハミングにしては速すぎたのか、踏み込んで右ストレートを突っかけてしまう。
しかし、完全に息を読まれていたため、彼の左のテンカオのカウンターを喰らってしまう。
たまらず下がった小次郎に彼は追撃をかける。
右のストレートを相手に掛け、離れ際に左のハイを放った。右のストレートを掛けたとき、
反動で後方に行っているため、相手とは遠距離である。足の甲が小次郎の側顎を捉えた。
着地と同時にすぐさまオーソドックスに戻し、一つ、二つと歩を進め、今度は左のストレートを掛け
右のハイを放った。今度はテンプルだった。
流れが変わったー。

35 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:32:38.34 ID:S6SOTiT10
>>34の続き

新田明臣戦でみせた上段前蹴り、武田幸三戦の飛び膝も天才故の所業だったが、
なにより天才性を感じさせてくれたのが、この左ハイからの右ハイである。
あの閃きは誰にも真似出来ない。魔裟斗には間違っても出来ないコンビネーションだ。

小比類巻太信が、その才能を開持さえ出来れば、世界一は容易いことだ。
だが、才能の蓋を開けっ放しにすることは困難である。
なぜなら天才だからだ。

天才は蓋を開けっ放しには出来ない。
気まぐれですぐに開け閉めを繰り返してしまうのだ。

13年に1人の天才は、今年こそ蓋を開けっ放しにすることが出来るだろうか。

https://web.archive.org/web/20100511065121/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/66

36 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:34:04.44 ID:S6SOTiT10
【ガオラン・カウイチットは注文の多い料理店だった】

2002年5月11日(土)日本武道館。
記念すべき第一回世界トーナメントが開催された。

魔裟斗(日本代表)
ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ大陸代表)
アルバート・クラウス(ヨーロッパ・ロシア代表A)
シェイン・チャップマン(オセアニア代表)
小比類巻貴之(主催者推薦)
マリノ・デフローリン(ヨーロッパ・ロシア代表B)
ガオラン・カウイチット(タイ代表)
ジャン・ジャポー(中国代表)

各大陸で予選を実施して価値を高め、重みのある世界大会を演出した。
オセアニア予選にはマイク・ザンビディスやマイク・コープ、
アメリカ予選ではオーレ・ローセン等がエントリーしていたことは感慨深き事実だ。

今思うとキャッチフレーズが秀逸であり、創意工夫が感じられた。
「南海のベストキッド」=チャップマン。
「アンディ・フグの愛弟子」=デフローリン。
「手から稲妻を出す男」=ジャン。
「生ける伝説」=ガオラン。
現在キャッチフレーズのクオリティが下がっていることが残念でならない。
猛者共が集いし、打撃系格闘技のW杯。
目玉は何といってもタイのガオランだった。

37 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:35:26.36 ID:S6SOTiT10
>>36の続き

〈浮遊層の視聴者が、テレビを見た瞬間に、
「へえ。この外人が優勝候補なんだ。こいつを倒せば凄いんだ」
と認識させ、番組を見る理由を与える必要があるのだ。
最も良い例が、ガオラン・カウイチットだろう。
K-1 WORLD MAX~世界一決定戦~で、ガオランは圧倒的な優勝候補として紹介
されていた。「生ける伝説」「泰国ではガオランが優勝をする確率は2000%と報道」
「タイ人同士でMAX出場決定戦を行おうとしたがあまりの強さに相手が辞退した」
などなど「そんなに強いのか!」と思わせるフレーズがごぞりと並んだ。
つまり見ている側は、ガオランというタイ人が本命で、日本人の魔裟斗や小比類巻太信による
サプライズを期待してテレビを見ることが出来るのだ。〉

上記は1/26の記事に記載した一文を抜粋したものである。
この大会はとにかくガオランを持ち上げた。
ガオランの存在価値をギリギリまで高めた。
破裂寸前まで膨らまし、そして頂点を持って破裂させることが狙いだった。
破裂させたのはご存知、若きアルバート・クラウスである。

38 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:36:18.82 ID:S6SOTiT10
>>37の続き

アンディ・サワーの代役でヨーロッパ代表の決定戦を戦ったとのことだが、
そのルックスとファイトスタイルから、クラウスをサプライズに選任することは
既に決定していたのではないか。事実、ガオランとクラウスを知る者は、誰もガオランが
勝利するとは予想していなかった。
まず体格にハンデがあった。ガオランはライト級の骨格である。90年代後期に無敵を
誇っていた時はライトの時代である。この頃からタイ人には体格のハンデを課していたのだ。
そして、クラウスはK-1に近いルールを採用しているヨーロッパ式キックボクシングを日常的に
慣れ親しんでいた。ムエタイで肘と膝に揉まれていたガオランとは経験値がまるで違っていた。
K-1の特性を分析した際、パンチを苦手とし、顎が弱く、得意の肘を取り上げられたガオランが、
骨太で荒々しいボクシングスタイルのクラウスに到底勝てるわけがなかったのである。
狙いは当たった。
1Rでスローモーに倒れて行くガオランの姿はあまりに衝撃的だった。
無名のブランコ・シカティックが優勝したK-1 GPと全く同じ手法を採用したのだ。
使い古された手法だが、その効果は普遍的だった。

咬ませに使われたルンピニーの王。
任務を終えたガオランはそれ以来MAXの舞台には上がっていない。
咬んだクラウスもそれ以来優勝は無い。

https://web.archive.org/web/20101206122803/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/308

39 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:37:24.78 ID:S6SOTiT10
【ウルせえーーーーー!!!】

「外した方がいいかもしれない、桜庭さん外した方がいいかもしれない!」
解説の須藤元気が叫ぶ。
「外した方がいいですよね!?」
助けを乞うような須藤の問いかけに、同じく解説の高阪剛が答える。
「これ、これ一回外して逃げた方が・・・ガードに戻した方が・・・」
「逃げた方がいいです! 逃げた方が!」
回答の選択に窮している高阪を遮り、須藤は感情を爆発させた。

ハズシタホウガイイ? ニゲタホウガイイ?

40歳の男は、一度掴んだ相手の足を決して離そうとはしなかった。
逃げられぬ金網の中で、10歳も年下の男に殴られ続け、
脳はとっくに生命危機のシグナルを送っている。
解説も観客も、そして視聴者も、誰もが思った。
「・・・やはりいつものパターンか」
一度抱いた淡い期待は、レフェリーストップによって消えるだけとなった。
だが、40歳の男は決して諦めなかった。
格闘技を諦めなかった。

桜庭和志は崖っぷちだった。
「時代が時代だっただけで、桜庭は強くなかったのかもしれない」
昔を知るファンですら、桜庭の強さに疑念を抱くようになっていた。
それも仕方ない。
2005年にヒカルド・アローナに惨敗をして以来、12戦8勝3敗1ノーコンテスト、戦績は悪くないが、
8勝は全て格下が相手。PRIDEを離脱してから、強豪と呼べる相手と戦ったのは
メルヴィン・マヌーフと秋山成勲くらいなのだ。

40 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:38:48.67 ID:S6SOTiT10
>>39の続き

ファンはシラケていた。
グレイシーに挑み、シウバに立ち向かった勇猛な姿勢はどこにもない。
安定した給料稼ぎに満足している、ただのオヤジにしか見えなかった。
そしてその不満は、Mr.ハリウッドというミドルネームを持つ、総合格闘技初挑戦の
プロボクサーを秒殺したことで爆発した。
「桜庭、いい加減にしろよ!」

不満から13日後、DREAM.12への参戦が発表された。
中19日の強行日程である。
「どうせまた金魚だろ」
だが、発表された対戦相手を聞いてファンはどよめいた。
ゼルグ・“弁慶”・ガレシック?
ゼルグは、DREAMミドル級グランプリ2008でベスト4という真新しい実績を誇り、
85kg以下級で、間違いなく世界のトップである。
寝技に危うさがあるとはいえ、脳がすぐに悲鳴をあげる桜庭にとっては、あまりに危険な
ストライカーだ。
「今度こそ本当にサクは死ぬぞ!」
そんな声をあげるファンもいた。弱い相手とやっても不満、強い相手とやっても不満。
ファンの胸中は複雑だった。

「伝説の男の実力が、金網で明らかになる」
「実力差のある日本人対決やニューカマーとの対戦が組まれ・・・」
煽りVTRは、都落を許さない内容だった。
試合開始直前、桜庭は己の左右の胸を軽くはたいた。
何かいつもの桜庭とは違った。
あれほど熱望していた田村潔司との対戦のときですら、こんなにも「決意」を感じる
ことはなかった。

41 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:39:46.08 ID:S6SOTiT10
>>40の続き

試合開始ー。
ゼルグはタックルを警戒しながらも、プレッシャーをかける。
桜庭は、時計回りに廻っていく。
12時を示す頂点に達したときだった。
スッと桜庭の体から力が抜けた。
それにつられてゼルグも息を吐き出した。
次の瞬間ー。
呼吸をよんだ桜庭は、低速タックルでゼルグの足首を捉える。
だが、テイクダウンをしたものの、ゼルグは早速拳を桜庭の頭部へ打ち込む。
鮮やかな反転でアキレス腱に移行する桜庭。
ゼルグは痛みを露にし、苦しみから逃れるために桜庭の頭部を破壊する。
「動かないと! 効いちゃうから!」
須藤はマイクを通し、必死でアドバイスを送っている。
桜庭は決して掴んだ足を離さなかった。
格闘技を諦めなかった。
そしてー。
膝十字固めによって勝利をした桜庭は、珍しく感情を爆発させた。
無邪気に両手で顔を叩いて歓びを表した。
「やった、やった・・・」
須藤の声は震えていた。
総立ちの観客から拍手は鳴り止まなかった。

桜庭は時代が造った虚像ではなかった。
強い選手はいつの時代にいても強いのだ。
桜庭は本当に強い選手だったのだ。

42 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/18(水) 21:40:20.62 ID:S6SOTiT10
>>41の続き

2009年の中でベストバウドがこの試合である。
総合格闘技に限らず、2009に行われた格闘技の中でNo.1だ。
英雄への不満、疑心の伝説、老兵と新鋭、
戦前の評価、それらをまとめた煽りVTR、
開始直前の英雄の違和感、先制攻撃、淡い期待、
いつもの劣勢、叫ぶ解説、絶体絶命の伝説、
そして大逆転ー。
格闘技は試合前から、試合後まで。
全てが最高のドラマだった。
格闘技を見て、体が震え、そして涙が流れる、
最高に幸せなことに思う。

https://web.archive.org/web/20150120012137/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/24

43 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/19(木) 00:44:59.38 ID:h9+QIJQj0
懐かしいな。
この人たしかプロのライターになるってんでブログ辞めた記憶あるけどその後どうなったんだろ?

44 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/19(木) 04:47:18.15 ID:K2X63F5Z0
http://i.imgur.com/3pyNGOC.jpg
http://i.imgur.com/cBocO4x.jpg

45 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/19(木) 20:13:12.64 ID:OLnStLQe0
>>43
偽の仕事依頼で糠喜び
その後何の音沙汰も無し

46 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/19(木) 20:36:14.38 ID:OLnStLQe0
【その日、魔裟斗は破裂寸前なクラウスのお尻を突いた!】

K-1 WORLD MAX 世界一決定トーナメントの歩み(10/31の記事を参照)。
本日は2003年・第二回世界大会を綴る。

魔裟斗(日本代表)
マイク・ザンビディス(オセアニア代表)
サゲッダーオ・ギャットプートン(アジア代表)
マルフィオ・カノレッティ(南米代表)
武田幸三(主催者推薦)
ドゥエイン・ラドウィック(北米代表)
アルバート・クラウス(昨年王者)
アンディ・サワー(ヨーロッパ・ロシア代表)

7月5日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催。
本戦7試合中5試合がKO(TKO)決着という好大会となった。
魔裟斗とザンビディスとカノレッティ以外は全て推薦。
前年度より予選(決定戦)が減少した。
ザンビディスは日本代表決定トーナメントで「先行発売」してをり、
そこで前年度の王者をKOで下すという「販売成功」を成し遂げていた。
価値の高まった状態での参戦、しかも相手が魔裟斗。素晴らしい構成だったといえるだろう。
際立っていたのはカノレッティのキャラクター。
「南米の子連れ狼」とインパクトのあるキャッチフレーズ。
前年度の「手から稲妻を出す男」に続き秀逸な作品であった。

初年度で魔裟斗を優勝させなかったことで「次」に繋がったMAX。
小比類巻太信という国内限定のライバルからクラウスという世界基準のライバルへシフト。
話数は立ち止まること無く進んで行く。
前年同様、魔裟斗と正反対の日本人を配置することで(武田)観る者に選択を与える。
この処方は、まだ魔裟斗の本質が浸透していなかったためである。

47 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/19(木) 20:37:50.61 ID:OLnStLQe0
>>46の続き

飢えに餓えた努力の男は、ザンビディスとのドロー試合を強引に拾い、ラジャダムナンの王者を
一蹴した。魔裟斗のベストバウトの一つがこのサゲッダーオ戦だったに思う。
サムゴー・ギャットモンテープから急遽変更され、サゲッダーオのコンディションは最悪だった
ろうが、ガオラン・カウイチット、サムゴー、ブアカーオ・ポー・プラムック等のライト級の
骨格とは違い、ナチュラルなスーパーウェルターの体格である。
パンチも重く、今思うとK-1向きの相当な実力者であった。
魔裟斗の速いリズム、K-1のリズムに不慣れながら付いて行く動きは、さながらムエタイの
アレンジヴァージョンを観ているようで新鮮であった。付いて行くというよりは、自然に呼応して
潜在能力を引き上げられたとでも言うべきだろうか。見応えたっぷりの激戦を魔裟斗はKOで決着
を付けた。今思うと魔裟斗が残した美しいKOはこれが最後となった。

クラウスは嵐のごとき強さで決勝に勝ち上がる。圧倒的なKO劇を重ねたことで、その存在価値は
前年よりもさらに高まっていく。最高潮に膨らんだ「ヤバい奴」の表記。
後はこれを突いて破れば、突いた者が英雄になるだけだ。もちろん突く役は魔裟斗である。
二年をかけて行われた存在価値を膨らます作業、その終幕式。
魔裟斗は見事にこのプレゼンターを遂行した。
これにより魔裟斗物語第一章が完結したのだ。

この時のK-1の切り口は本当に素晴らしかった。
上記にも記載したが、一年目に予想外のライバル・新たな目標を設定し、主人公との差を明示する。
そして追いかけた主人公は二年目でついにライバルを追い越すことに成功する。
二年を費やした大掛かりな連載物語。
しかし、この時はまだ、あの褐色の悪魔が忍び寄ってくるとは思いもしなかったのだー。

https://web.archive.org/web/20101206124822/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/309

48 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 20:34:36.00 ID:hw2tWPNe0
【そんな時代が来た「TATSUJI」】

「え? またかよ・・・」
多くの格闘技ファンが思ったのではないだろうか。
TATSUJIの参戦である。

K-1 WORLD MAX 2010~-70kg Japan Tournament~の組み合わせが発表された。
8人中7人は、谷川EPが、去年のMAXファイナルの翌日に明言した通りの選手となった。
残る1人は、DJ.taikiや池本誠知というDREAMの選手を入れる意向を示していたが、
DJは体重が軽いし、池本では重いし、やはり収まらなかったようだ。
結局は、名前が挙がっていなかったTATSUJIに決まった。

TATSUJIはこれで5年連続の出場である。
確かに2年連続で準優勝の実績はあるが、ここ2年は1回戦で敗退している。
TATSUJIは選ばれるべきだったのか。

そんな時代が来たんだな。
思えば、TATSUJIの参戦は感慨深いものだった。
もし彼が、大学卒業後にプロボクシングの道に進んでいたとしても、
そこそこ活躍は出来ただろう。
アマチュアボクシングでそれなりの実績を作り、基礎技術は申し分ない。
もちろん、日本王者だとか、タイトル挑戦だとか、そこまでは不可能だろうが、
日本ランキングに顔を出すくらいは可能だったかもしれない。
所属するジムにとっても、貴重な戦力として、それなりの待遇で扱ってくれただろう。
まあ、プロでもそれなりには活動出来たのだ。

49 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 20:35:36.43 ID:hw2tWPNe0
>>48の続き

だが、大学卒業後の就職先は「K-1」だった。
彼は、K-1に出場するための計画書を作成する。
まずは、蹴りの習得に着手する。
22歳の若さに加え、プロで地固めをしていないことが幸いし、
柔軟に新たな分野を吸収していく。
そして、技術が固まると、K-1出場が目的であるため「キックボクシング」には参戦せず、
肘と首相撲を排除した「RISE」を選択する。
RISEで11試合経験を積み、R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '05を制して、
予定通りK-1への切符を手に入れる。

K-1 WORLD MAX 2006 ?日本代表決定トーナメント?のMVPは間違いなく彼だった。
彼を初めて見た人達は、「わけが違う」ボクシングテクニックに驚いた。
山本優弥、HAYATOはキックボクシングの世界ではパンチを得意としていた。
だが、「キックの中でボクシングが出来る」彼の前では、ただ慌てふためくだけだった。
その年、彼は「優遇制」をK-1から与えられ、成長コースに選出される。

しかし、RISE時代から囁かれていた、「非力問題」がすぐに表面化してくる。
彼は典型的なアマチュアボクサーだった。
蹴りを柔軟に吸収出来ても、主となる拳までは、変化させることは出来なかった。
解説の畑山隆則は「軽いんですよね」と吐き捨てた。豪腕を売りにしていたため、
「軽い」という言葉は禁句だったが、元世界王者は耐えられなかったのだろう。
判定に次ぐ判定、彼の戦いはアマチュアのままだった。

50 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 20:36:37.91 ID:hw2tWPNe0
>>49の続き

アマチュアである程度の実績を残し、プロを希望するボクサーは、
もちろんそのまま同じ競技に進路を求める。
とりあえず、プロボクシングで活動し、限界を感じれば、他競技を模索する。
都落、天下り先。それがK-1だった。
簡単に言えば、「ボクシングで通用しなくなったのでK-1に出るか」。
それがお決まりのコースだった。
だが、彼は違った。
彼の出現は一つの記念すべき契機だった。
有力なボクサーが、ボクシングに憧れを持たずに、K-1に憧れをもつ時代が来たのだ。
例え結果を積み上げたとしても、選考基準が曖昧な世界挑戦の切符を目指すより、
勝ち上がれば世界王者、という明確なシステムが構築しているK-1に身を置くことは、
若者たちの当然の選択といえる。
K-1は、華やかさ、ファイトマネー、全ての魅力がボクシングを上回る世界なのだ。

これも地上波放送があっての現象だ。
もし、K-1が地上波放送をされていなければ、TATSUJIはK-1に進路を求めただろうか?
恐らく、そのままプロボクシングに進み、日本ランキングに入るか、入らないかの世界で
戦っていただろう。
地上波放送は多くの若者に夢を抱かせる。

去年がラストチャンスかと思われたが、今年もチャンスを得た。
正真正銘、これが最期だろう。
己が作成した計画書には、K-1制覇と記されていたに違いない。
だが、彼は今、地上波放送を舞台に戦うプロ格闘技の難しさを痛感していることだろう。

K-1は甘くないのだ。
彼の最期の拳はどう答えるか。

https://web.archive.org/web/20100327144441/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/53

51 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:28:26.76 ID:hw2tWPNe0
【すべての格闘家たちよ! 長島☆自演乙☆雄一郎からプロとは何かを教えてもらえ!!】

前回の記述通り、
今回は3月に行われる(予定)のK-1 WORLD MAX 2010~日本代表決定トーナメント~
の出場「希望」選手を記載したい。
今年も去年から採用されている、抽選によって対戦カードが決まる可能性が高いが、
対戦カードと試合順も含めて希望させて頂く。

【日本代表決定トーナメント1回戦(1):K-1ルール/3分3R延長1R】
長島☆自演乙☆雄一郎×菊野克紀

まず第一試合。これは全試合中、最も大事な試合である。
チャンネル選定に悩んでいる視聴者を釘付けにさせるという、非常に大事な役割を担うため、
大会の目玉を惜しみなく持ってこなければならない。
もちろん、長島☆自演乙☆雄一郎である。
長島はテレビ放送のある舞台で戦う格闘家の鏡だ。
須藤元気から続く入場パフォーマンスを継承し、異なる分野の新規を獲得し、
そして試合も全てKO(TKO)で勝敗を決している。

去年のHAYATO戦、新人ながら入場から放送をされるという破格の扱いで迎え入れられたが、
それは当然の待遇である。
なにせ、長島は、K-1という命を削り戦う舞台で、コスプレをして(しかもアニメの女性キャラ?)
奇妙な踊りをしながら入場してくるのである。インパクト大、画期的、今までのK-1はもちろん、
格闘技の常識を覆した偉大なる先駆者だ。今回も、放送開始と同時にコスプレをして入場して
頂き、チャンネルをパチパチ廻している浮遊層に、
「なんだ? コイツは?」
と思わせて釘付けにして頂きたい。
「K-1? こんなコスプレをした奴が戦うの? このままで戦うの? 気になる・・・」
と興味を抱かせて、そのまま試合を見て頂こう。
顧客はこうして手に入れるのだ。

52 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:29:28.21 ID:hw2tWPNe0
>>51の続き

残念ながら私はアニメには興味がなく、コスプレの良さも「まだ」分からないのだが、
コスプレをした方たちが、K-1の会場に足を運んで頂けることは大変喜ばしいことに思う。
恐らく、長島がK-1から撤退したら、コスプレをして会場に来てくれた方、もしくはテレビを見て
くれた方のほとんどは、K-1を見ることをやめるだろう(長島目当てなのだから当然である)。
だが、長島を目的でK-1を見た100人の新規の1人でも、長島以外のK-1の試合を
面白いと興味を持って頂けて、次第にK-1そのものに魅力を感じて頂けるようになり、
そして長島がいなくてもK-1を常時見て頂けるようになったら・・・
日本格闘技界は頭が痛い方たちが多いのか、「面白い試合をすればファンが増える!」と鼻息荒く
揃って力説しているが、そんな寝言はもう40年近く続いているのでいい加減目を覚ましてくれ。
人は現実を見なければ生きていけない場面がある。
格闘技はつまらないという現実を。
つまらない格闘技だが、そこには確かな魅力が埋もれているのも事実だ。だから私は虜になって
いるのだから。その埋もれている魅力を発見させるには、工夫をしなければならないのだ。
一般層を惹き付ける目玉を利用して、遠回りをしながら、少しずつ格闘技の魅力を気づかせて
いく作業。だが、日本格闘技界は、谷川EPを除いて、努力をしない怠け者ばかりだ。
いつまで現実から目をそらして生きていくのだろうかー。

また、長島は決してコスプレだけの選手ではない。試合内容も最上級なのだ。
テレビ放送のある舞台で戦う格闘家のプロ価値は、勝っても負けてもKOという点に尽きる。
長島の去年の戦績は、1勝3敗。3敗は全てKO負け(TKO)である。
こういう負け方をする格闘家なら、現実的に捉えて、プロとしての価値は下がらない。
本人にとっては屈辱的だろうが、これも現実である。

53 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:30:12.47 ID:hw2tWPNe0
>>52の続き

対戦相手は、DREAMなどで活躍する総合格闘家の菊野克紀だ。
打撃に関しては極真空手をベースにしており、相手の肝臓を突き刺す「三日月蹴り」を武器
に持つ総合格闘家を代表するストライカーである。
私は、菊野にもプロ格闘家として長島と同等の賛辞を贈りたい。
昨年のエディ・アルバレスとの試合は、夢でもみているかのような世界観だった。
ピストルを持った白人と刀を持った侍との戦いをリアルで見せられているような、信じ難き
独特の世界観。菊野の試合には他の総合格闘家には存在しない緊張感が張り付いている。
それもこれも、一発で逆転をする三日月蹴りがあるからだろう。
あの構え、あの微笑み、佇まい、そして奇跡をもたらす三日月蹴り・・・菊野ほど幻想を抱かせる
格闘家はいないし、神秘的な選手はいない。日本格闘技界にとって重宝すべき存在である。

アルバレス戦を見る限り、空手出身者らしく、顔面への打撃の守備は上手くはない。
当て勘タップリの、日本拳法仕込みの長島の縦拳が菊野の顔面を捉える可能性は高い。
だが、菊野も三日月蹴りがある。三日月蹴りは、ストッピングの役目を持つムエタイの前蹴りと違い、
攻めの蹴りであるため、カウンターで捉えるのは少々勝手が違うかもしれない。
しかし、長島の飛び込んでの縦拳に、菊野が三日月蹴りをカウンターで肝臓に突き刺せたら・・・
長島の縦拳か、菊野の三日月蹴りかー。勝負は分からない。
日本拳法VS空手の側面も見せる、武道的な試合となるだろう。

長島は、魔裟斗なきMAXを孤軍奮闘で引っ張っている存在である。
他の格闘家の「ただ格闘技やっていればいい」という姿勢は非難に値する。
長島を見習え、プロとは何かを学べ。
視聴率が落ち込み、テレビ放送が打ち切られたら、困るのは自分じゃないのか? 
長島ほどMAXのことを考えている奴はいない。

https://web.archive.org/web/20110216041518/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/12

54 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:32:26.51 ID:hw2tWPNe0
【長島☆自演乙☆雄一郎ほどMAXのことを考えている奴はいないー他の選手は彼に敬意を払えー】

予想通りの展開だ。
色々噂は聴こえてくるが、公式にはK-1 WORLD MAX~日本代表決定トーナメント~
の開催発表がなされていない。
当然である。
魔裟斗がいない今、MAXなど「やる意味がない」のだから。

私がもし全権を委ねられたTVのプロデューサーという立場だったとしたら、
絶対にMAXを放送しない。
理由は単純明快、魔裟斗がいないから。
去年も本戦には不参加だったが、「優勝者には魔裟斗と戦う権利を得る」というコンセプトで、
何とか苦しい興行をテレビで映し切ることが出来た(詳細は1/10の記事を参照)。
だが、今年は違う。魔裟斗とは無関係な世界なのだ。
魔裟斗が絡むとしても、解説者か、花束やトロフィーの贈呈シーンで映るくらいだろう。
そんなちょっぴりしか魔裟斗は映らないのだから、放送することは無謀である。

魔裟斗贔屓だとか、FEGやTBSをファンは批判してきたが、
魔裟斗よりも魅力がある選手、もしくは魔裟斗に匹敵する魅力(もちろん世間に対して)
ある選手が出てくれば、FEGもTBSすぐに後押ししたはずだ。
いや、魔裟斗一人に頼っていることに、一番危機感を感じていたのは
間違いなくFEGとTBSである。彼らにしてみれば、
「いくらでも後押ししてあげるから、早く面白い奴出てきてくれよ!」
と叫んでいたに違いない。
魔裟斗しかいないから、仕方なく押し続け、頼り続けただけなのだ。

作家と格闘家は、作家とタレントほど密接な関係ではない。
やはりそこはスポーツなのだ。
スポーツ選手に限っては、基本は選手からのネタ提供待ちなのだ。
つまりこの落日の原因は選手にある。

55 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:33:46.97 ID:hw2tWPNe0
>>54の続き

とにかくつまらない。
とにかくネタを提供しない。非協力的なのだ。
テレビで放送される! という意識が足りない。
自分のことだけしか考えていない。
結果、職場を失うのは自分なのに。

悔やまれるのは、長島☆自演乙☆雄一郎だ(詳細は1/11の記事を参照)。
もし、彼が・・・もう2年早く世に出ていれば・・・
彼のMAXに対する貢献のスピードは尋常ではなかったが、いくら彼でも、
たった1年では、蒔いた知名度を定着させることは不可能である。
せめて、2年あれば、彼を柱にして放送するだけの体裁が整ったかもしれない。
それにしてもたった1年で凄まじい活躍である。
素晴らしい以外、言葉が出てこない。
お笑い芸人のダウンタウンが司会する他局のバラエティ番組にもゲストで出演していたのだが、
番組を目的で見た人の多くは、彼の名前も顔も知らなかっただろう。
だが、彼がそこで「K-1」の名前を口にすることで、視聴者は「このコスプレをした人がK-1選手? 
K-1って曙が出ていた格闘技の? こんな格好した人が格闘家? どんな戦い方するんだろう・・・」
と興味を抱き、その存在を知るのだ。そして、番組を見た幾人かが、抱いた興味を解放するため
に、彼が出場するMAXを観ることになるのだ。
これこそが「貢献」である。

彼は、たった1年でMAXのためにどれだけ多くの仕事をしてきたことか。
彼が、MAXに還元している間、彼の何年も前から参戦している選手は何をやっていたのか?
ボケーっと「ただ戦っているだけ」だったではないか。
誰もMAXのことなど考えていない。
魔裟斗と長島を除いて。誰一人。

56 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:34:22.58 ID:hw2tWPNe0
>>55の続き

MAXはテレビ放送を前提に作られた舞台なのだ。
そういうスポーツなのだ。
テレビに映るんだ。普通のことを言うな! 普通のことをするな!
工夫をしろ! MAXをテレビから消さないために。

K-1に出ている、もしくは出ようとしている格闘家は、
改めて、長島☆自演乙☆雄一郎から全てを学ぶべきだ。

このままでは本当にMAXが終わってしまう。

https://web.archive.org/web/20100404023451/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/51

57 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:37:39.43 ID:hw2tWPNe0
【HIROYAと財前宣之は手繰り寄せれば同じ綱なのか】

財前宣之というサッカー選手がいる。
17年前のJリーグが始まった1993年、彼は「天才少年」の名を欲しいままにしていた。
中田英寿でさえ彼の引き立て役だった。
現在。
彼はサッカー後進国、タイのムアントン・ユナイテッドというチームでプレーしている。
今年で34歳になる。

何が彼を狂わしたのか?
また本当に「狂わした」のか?

読売ユースで高校時代を過ごし、卒業後の1995年に当然にヴェルディ川崎(当時)のトップ
チームに昇格、同時にイタリア・セリエAの名門、ラツィオに留学。
1996年にはスペイン1部リーグのログロニェスへ移籍。
何というエリートコース。
だが、当時のログロニェスの監督は証言する。
「フロントは私の希望していないポジションの選手を連れて来た。財前は悪い選手ではないが、
スペイン1部リーグでプレーする実力はなかった」
ログロニェスでは1試合も出場することはなかった。
1997年、1998年とヴェルディでプレーするが、何とリーグ戦に1試合も出場出来ずに解雇通告。
移籍したクロアチアのチーム、リエカでも1試合も出場できずに帰国。
1999年、J2(二部リーグ)のベガルタ仙台へ移籍する。
その頃、かつて彼の脇役だった中田は、世界最高峰リーグの最高峰クラブ、ASローマへ
移籍しようとしていた。
たった六年でこれほどのコントラストを生み出すものなのか。
人生において、六年は長いのか、短いのか……。

58 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:38:27.64 ID:hw2tWPNe0
>>57の続き

三度の前十字靱帯断裂が彼を狂わしたと言われている。
「怪我がなければ」というフレーズが一つの仮説ではある。
だが、もし怪我をすることなく、1995年にラツィオへ留学せず、ヴェルディでプレーしていたと
して、当時国内最強チームのレギュラーを獲れただろうか?
ビスマルクを押しのけてトップ下を確保し、武田修宏やアルシンドを動かす姿が想像出来ない。
彼のサッカー人生とはなんなのか?
サッカー人生の大半を国内の二部リーグで過ごし、
W杯やオリンピックはおろか、ユース(-20)ですら戦っていない。
結局は、彼が手にしている功績、それは少年達が蹴り合うU-17の世界選手権で日本をベスト8に
導き、大会ベストイレブンに選出されたというだけだ。

「俺は体を作る前にいきなりヨーロッパへ行ってしまった。中田はJ1で実績を作ってから
ヨーロッパへ行った。出場機会のあるチームを選んだことも賢かった」

ラツィオ、ログロニェス、リエカ、ヴェルディ川崎……。
彼には実力がなかった。
彼の身の丈はJ2にあった。
彼がもし、U-17世界選手権の活躍後に、身の丈に合ったチームにレンタルして経験を積んで
いたとしたら、せめてJ1でレギュラーを張れる選手くらいにはなれたのではないだろうか。
そう。
何も「狂わして」いなかったのだ。
彼には才能がなかったのだ。

HIROYAは財前に一見通じるものを感じる。
天才少年と騒がれていたが、HIROYAには才能がない。
才能がない、つまり天才でもなんでもない。
凡人だ。
凡人であるため、早くも「才能がある」同年代から遅れをとり始めているのだ。
HIROYAは15歳でプロデビューを飾っている。
慎重に慎重を重ねた温室育ちのマッチメークで今日まで来ている。

59 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:39:17.66 ID:hw2tWPNe0
>>58の続き

2008年には現役高校生だけが権利を要する「K-1甲子園」にて優勝している。
しかし、「大人」の大会では何一つ実績を残していない。
デビューから三年半、既に18歳を迎えている。
財前がヴェルディでプレーすることを選択せず、ラツィオへ留学した年である。
HIROYAは何を選択するのか?
国内ではK-1に付随した格好のプロ打撃系興行が多く開催されている。
そこを選択の場とする発想はないのだろうか。
中田がベルマーレ平塚(当時)を選択したように。

34歳になったHIROYAが振り返るとき、結局、手にした功績は少年達が蹴り合うK-1甲子園で
優勝したということだけ、ということになるかもしれない。
一見通じている財前とHIROYA。
だが、手繰り寄せれば違う綱かもしれない。
財前は努力の人間だ。
才能は無いが不断の努力で今日まで生きてきた。
確かに幼き日は「自己を見つめる力」が足りなかった。
だが、折れることない精神力で、自己の現状を見つめる勇気を携え、今を生きる強さを持っていた。
世界中の太陽をかき集めるイタリアとスペインの日射しに拘ることなく、凍える東北の地で
努力を続けた。その姿こそが気高き、真の成功者の姿だ。
HIROYAはどうだろうか?
自己の現状を見つめているだろうか?
今を生きる強さはあるだろうか?

多ジャンルの先駆者から学び取る姿勢が今すぐ欲しい。
財前のように強く生きるか、もしくはー。

https://web.archive.org/web/20110213184925/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/287

60 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:41:29.96 ID:qehqYeAa0
その後、プロのライターになったのかな。
確信的な煽り気味の記事タイトルのせいでコメント欄が荒れまくってて大変そうだったけど。

61 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:42:50.78 ID:hw2tWPNe0
>>60
何の音沙汰も無いよね
プロのライターになれたんだろうか

62 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:43:27.95 ID:hw2tWPNe0
【セーム・シュルトと魔裟斗が対戦したら魔裟斗が勝つだろう】

セーム・シュルトが哀れにさえ思えた。
なぜあれほどまでに声援がないのか?
厳密に言うと彼にブーイングは飛ばない。
彼の対戦相手に声援が飛ぶのだ。
先に行われたK-1 WORLD GP 2010 FINAL。
主催者の主役はアリスター・オーフレイムであり、
観客・視聴者の主役はピーター・アーツであった。
アーネスト・ホーストと並ぶ最多となる四度のK-1 GP制覇。
現役GP王者にしてスーパーヘビー級王者。
絶対王者の彼になぜここまで寂寥感があるのだろうかー。

まず「キャラクターがない」といつもの様に提言したいところだがそれは止まる。
あのズバ抜けた身長、そして最凶巨神兵というニックネーム、そして近年は不人気
という事に怒りを露にしている姿と素材は揃っているのだ。
初期の頃は「ハロ?」という不気味な声が印象的な爬虫類を愛するキャラも存在した。
さらに多くの日本人が好む空手着もしっかりと着用している。
思っているほどキャラは薄くはないのだ。

そうなると多くの問題点はファイトスタイルに存在するという事になるが、
KO率は高い。昨年のGP決勝など三試合1R KOという結果も残している。
だがそれでも人気が出ない。
理由は単純明快である。
彼はパウンド・フォー・パウンドとはほど遠いからである。
パウンド・フォー・パウンドとは「全ての選手が同じ体重だったら誰が最強か」
というパラレルワールドのことである。
パウンド・フォー・パウンドを決める公式の計算式は存在しない。
私は、単純に異なる階級の者を一つの階級で対戦させることを仮想して、答えを弾き出したい
と思う。そして格闘技において体重ばかり重宝された結果が今のシュルトであり、佐藤嘉洋
であると考えているので、身長も同じだと仮定したい。
そう考え以下の仮想を施す。

63 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:44:20.31 ID:hw2tWPNe0
>>62の続き

K-1ルール・170cm、60kg契約
魔裟斗×セーム・シュルト。

結果はどうなるかお分かりだろうか?(相当の想像力を要するが)
シュルトの「左ジャブによる守備のセオリー」等同じリーチではまるで通用しないのだ。
前蹴りもあまりも幼稚。膝など顔までも届かない。
技術の差が露になり、魔裟斗の「純粋たる」テクニックに翻弄されて早々に終わるだろう。
または両者185cm、85kgと仮定してもよい。
結局は、リーチ(身長差)を活かさず戦った場合、技術と気持ちの差が勝負を分けるのだ。

観客・視聴者はいちいち「パウンド・フォー・パウンドだった場合……だからつまらないんだ」
等と今自分がつまらないと思っている理由を分析などしないだろう。
しかし「自然と」思っているのだ。
ファイトスタイルがつまらないという事は、パウンド・フォー・パウンドに相応しくない
ということなのだ。

観客・視聴者は「自然と」真の最強者を仮定して追い求めているのだろう。

https://web.archive.org/web/20121114140352/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/358

64 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:45:45.02 ID:qehqYeAa0
アクセス数は確かに多かったけど、当時からめちゃめちゃ叩かれてた記憶が
記事の書き方がターザン山本と似てるって言われてて笑った

65 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:47:38.53 ID:hw2tWPNe0
【あの夏は愛に溢れたグッドリッジのものだった】

5年前ー。2005年の夏は今年と同じく暑かった。
熱くさせたのは二年前までPRIDEの番人を務めていた男だった。
夏の主役は一年の主役。
2005年は間違いなくこの憎めない剛力王が主役だった。

ゲーリー・グッドリッジ。

PRIDEからの刺客として、武蔵、佐竹雅昭、マーク・ハントらとK-1で戦った。
マイク・ベルナルドからの勝利はK-1ファンの心を切り裂き、PRIDEファンの心を
豊かなものにさせた。アリスター・オーフレイムが席巻した「総合旋風」の先駆者
かもしれない。

「オレの親友のトムに対する、シャノンの態度や暴言に非常に怒っている。
この怒りを静めるためには、自分自身がK-1のリングに出るしかないかもしれない」

トム・エリクソンがシャノン・ブリッグスに敗れ、敵討ちのためにK-1に出場する
というシナリオを用い、引退して四ヶ月で見事に現役復帰。
シャノンとの豪腕対決は実現しなかったが、話題のTOAを倒し、ピーター・アーツに
善戦し、開幕戦に推薦で出場し、決勝戦のリザーブファイトでシリル・アビディと
この日一番の殴り合いを演じ、Dynamite!!にも出場。充実の初年度を終えた。

そして2005年。K-1はこの39歳のBig Daddyキャンペーンを展開する。
4月、ラスベガスで開催されたUSA GPでショーン・オヘア、スコット・ライティを
秒殺。決勝戦でグラウベ・フェイトーザに歴史に残るブラジリアン・キックを喰らい
KO負け。だが大会を盛り上げたのは勝っても負けてもKOのグッドリッジだった。
7月、ハワイで開催されたHAWAI GPに連続エントリー。
ウェスリィ“キャベツ”コレイラ、カーター・ウィリアムス、藤本祐介をオールKOで
くだし、見事に優勝・開幕戦出場を勝ち取る。
6試合を積み重ねての開幕戦。

66 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:48:26.93 ID:hw2tWPNe0
>>65の続き

勢いによる勝利が期待されたが、ジェロム・レ・バンナにアッサリとKO負け。
グッドリッジの残暑は終わった。

翌2006年も序盤こそKO勝ち負けを演出するも炎は鎮火。
駆り出される格好で開幕戦に出場し、しっかりと「KO負け」という仕事をこなす。
2007年にチェ・ホンマンのパンチで立ったままで失神し、表舞台から姿を消す。

以後は総合、立ち技と地方のどさ回り、咬ませ犬を期待されたピンチヒッター
などで生計を立てる日々。
壊れた格闘家の象徴、職人格闘家の代表、そんな言葉がよく似合う。

穴だらけのファイトスタイルは大きな人気を博した。
それは人間臭いからだろう。
人間は穴だらけ、完璧な人間など共感は出来ない。

妹のスージーと躍動したあの2005年の夏。
あの夏はまぎれもなく愛に溢れた剛力王のものだった。

https://web.archive.org/web/20100916103549/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/226

67 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:50:32.67 ID:hw2tWPNe0
【シャノン・ブリッグスに勝てるK-1選手はいたのか…!?】

昨日はゲーリー・グッドリッジについて記載した。
剛力王の幻の対戦相手、シャノン・ブリッグス。
もしこのプロボクシング・元WBO世界ヘビー級王者がK-1に継続参戦
していたらどうなっていただろうか…?

「これは桁違い…」
オーラという曖昧な表現は嫌いだが、使うほかない。
褐色の肌に映える白いTシャツ。
Tシャツを脱がずとも判明する「桁が違う肉体」
向かい合っているトム・エリクソンも太い。
だが、筋肉の質が、桁が違いすぎる。
Tシャツを脱いだとき、会場はどよめく。
「これがヘビー級ボクサーの肉体か…」

ブリッグスは、ジョージ・フォアマンの最後の相手、レノックス・ルイスへの挑戦などの
実績を引っさげ、2004年にK-1参戦した。
当時32歳。後にWBOの世界王者に輝くことを考えると、現役バリバリだったといえる。

ローを警戒することなくボクシングをしていたー。
間合いもなにもない。ただただいつものブリッグスだった。
ワンツーで踏み込み。あまりの速さにカウンターの足が出ないエリクソン。
やがて距離が縮まっていく。
左ボディストレートを喰らい、完全に呑まれる白鯨。
そして直後のワンツー。右をテンプルに喰らい沈む白鯨。
ブリッグスの返しの左フックは既に相手がいなかったー。

1分ほどの試合時間。
鮮烈すぎるデビュー戦を飾ったブリッグス。
間違いなくこの2004年の目玉になろうとしていた。
次戦の相手はグッドリッジに決定していた。

68 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:51:06.54 ID:hw2tWPNe0
>>67の続き

だが、突然のキャンセル。
同年の開幕戦にレミー・ボンヤスキーの相手として名前が挙がるも
実現せず。ブリッグスのK-1での試合はこのたった1試合となった。

ブリッグスが継続参戦していたらどうなっていただろうか?
エリクソンのそれほど上手ではないローキックをまともに5発受け、
顔をしかめていたのは確かである。ただローはパンチの重い相手にはときと
して有効ではない。ブリッグスの踏み込みはローを吹き飛ばす力強さと速さ
が備わっている。ローのカットなしで頂上まで…そんな幻想さえ抱いてしまう。

常に弛緩させ、緩急の急があまりに素晴らしいブリッグス。
効くパンチと省エネの動き。省エネだから常に効かせるパンチを打てるのだろう。
プロボクシングの世界でもトップクラスの破壊力を持っていた拳。
K-1でどこまで戦えたか、今でも夢想する。

現実的にはグッドリッジのローで撃沈してしまう姿が適切なのかもしれない。
だが、こうやって「もし…」
と幻想を抱いたり、夢想したりすることが格闘技の楽しみでもある。

今となってはわからないこと。
今でも楽しい。

https://web.archive.org/web/20100916101415/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/227

69 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:52:09.43 ID:qehqYeAa0
ひたすらコピペ続けてる人はとりあえず怖い
私怨でもあんのか?

70 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 21:53:17.14 ID:hw2tWPNe0
>>69
当時好きだったから、紹介したいだけだよ

71 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 22:01:25.95 ID:qehqYeAa0
当時のアクセス数がスポナビブログで1位はすごいと思うけど
特定の誰かや集団を下げたり攻撃してる表現がもう少しなんとかならんかな
とはいえ昔の有名ブログはボクヲタだのKヲタだのPヲタだのの煽りがあってナンボだったけど

72 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/20(金) 22:05:46.21 ID:hw2tWPNe0
色々批判はあって当然な内容ではあったな
でも、知識量と文章力は圧倒的だったと思う

73 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 13:18:44.51 ID:BToOGI9D0
>>60
コメント欄は実は対して荒れてない
スポナビブログは運営が異様に厳しくて言葉の激しいコメントは削除かそもそも反映されない

あと、ここの管理人は「自分の考え=持論」は否定されることは許されないって主張してたから
コメントに対する反論はしないスタンスだった
「持論」という錦の御旗を掲げて特定の個人・グループを「恥」「愚か」って言葉使ってるのはちょっとな

74 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:33:01.87 ID:Zvxe6RNH0
【ブランコ・シカティックはセーム・シュルトに勝てたのか!?】

「虎の眼だ! 虎の眼になれ!」
シルヴェスター・スタローン演じるロッキー・バルボア。
劇中の彼の眼は多彩な感情を用いる人間の眼ではなかった。
虎の眼。殺すことだけを考える獣の眼だった。
「ロッキーだ…この男はロッキー・バルボアだ」
演じることでしか表現できない眼を、目の前の男は持っていった。

ブランコ・シカティック。

K-1 GRAND PRIX '93。
チャンプア・ゲッソンリットの洗練された技術の前に、バックスピンなどの奇襲技で
突破口を見出し、踏み込んでの左フックで顎を打ち抜きKO勝利。
虎の眼をした男の「一咬み」だった。
佐竹雅昭、アーネスト・ホーストも「一咬み」で殺し、全試合KO勝利で初代K-1王者に
輝いたのは、当時世界的に無名だったクロアチア人だった。

さて、この殺虎が現K-1 GP王者のセーム・シュルトと対戦したらどうなっていただろうか?
シカティックがK-1王者に輝いたとき、既に38歳。
格闘家の全盛期は26~32歳とすると、彼の全盛期ももう少し前だったかもしれない。
だが、時代背景、世界情勢によるモチベーション、その他の要因を加味すると、
最も虎の眼をした瞬間は38歳で迎えた晴れ舞台だったのではないだろうか。
全盛期はK-1 GRAND PRIX '93だったのだ。

75 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:33:39.88 ID:Zvxe6RNH0
>>74の続き

シカティックとシュルトの対戦。
空想で二人を並べてみると、時代の進歩が如実に表れる。
212cm、130kg近くあるシュルトに、190cm弱、90kg弱の体格のシカティック。
第一回K-1 GPなどライトヘビー級トーナメントに近い大会だった。
時代がシカティックを優勝させた…時代の産物…そう考えるのが自然だろう。
しかし、シカティックより身長が低いレイ・セフォーのパンチがシュルトの
顔面にヒットしたのだ。シカティックの体躯でも理論上はシュルトの顔面を捕らえる
ことが可能だ。
チャンプアを「一咬み」した最短距離の踏み込み。あれがシュルトの顎を捕らえたらー。

不可能に近いことだが、奇跡の夢想は楽しいものだ。
奇跡とは予想を覆すということ。
あの日シカティックが予想を覆したことによって、今日のK-1は存在するのだから。

ちなみに「ガンの飛ばし合い」であの日のシカティックとシュルトが対峙したら、
シカティックの勝ち?は濃厚だ。

なにせ相手は虎である。

https://web.archive.org/web/20100916095848/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/228

76 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:36:36.15 ID:Zvxe6RNH0
【チャンプア・ゲッソンリットは魔裟斗を踏みつぶすことが出来たのか!?】

当時、全国のサッカー少年がカズこと三浦知良の「またぎフェイント」をマネしていた。
あの1993年の夏。
同夏、全国の格闘技青年が或るタイ人の「左ミドルから左ストレート」に憧れ、
サンドバックに打ち込んでいた。
「パン、パン!」
左ミドルを蹴る、僅かな時間差で左ストレートを放つ。ほぼ同時に打つといっても
よい。全国の指導者も一つの技術としてこのコンビネーションを青年達に教えていた。
17年経った今でも指導者はこう言う。
「これはチャンプアが使っていた…昔、K-1に出ていた、チャンプアが」

チャンプア・ゲッソンリット。

偉大なる第一回K-1 GPに参加した8人の中の1人である。
70kg強の体格でヘビー級の男達とムエタイの技術で対等に渡り合った勇者。
タイでは巨人でもK-1という舞台では小兵だった。
だが、タイ人らしからぬ一本気なファイトスタイルと誠実な精神は、確実に日本人
の心に伝わった。観客も馬鹿ではないのだ。人間を観る目があるのだ。
チャンプアはファンに愛された。

今見返すとこの超象の活動期間の短さと濃密さに驚かされる。
ブランコ・シカティック、ロブ・カーマン、アーネスト・ホースト、
アンディ・フグ戦などは全て初年度の1993年に実施されているのだ。
翌年は、金的で話題になった金泰泳戦、腸を断裂したマイケル・トンプソン戦が主要
試合のみ。1995年はK-3のイワン・ヒポリット戦のみ。
鮮やかな記憶はもっと長い期間だと思われたが、
白象が鼻を動かしたのは1993年のみだったのだー。

77 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:37:42.53 ID:Zvxe6RNH0
>>76の続き

さて…
この超象と「反逆のカリスマ」が対戦したらどうなっていただろうか?
チャンプアの全盛期が1993年の27歳。
魔裟斗の全盛期が2007年ブアカーオ・ポー・プラムック戦の28歳と仮定する。
舞台はK-1 WORLD MAX。
チャンプアは上げすぎるくらいの独特のアップライト。
縦のハミングから左ミドルを放つ。
「ミドルキックを受けたことがない」魔裟斗はまともに喰らう。
ブアカーオのような軽いものではない。ズシリと重い、
ホンモノのミドルの凄みを感じていた。
だが、魔裟斗は前へ出る。左のジャブがチャンプアの鼻ツラを捕らえる。
距離を詰め、パンチからローのコンビネーションでかく乱する。
このコンビネーションにチャンプアはついていけない。
だが、チャンプアも混戦には強い。集る蟻を吹き飛ばすように左ストレートを
放つ。空いているボディを攻めたい魔裟斗だが、彼にはボディを打つ技術がない。
攻める魔裟斗、引かないチャンプア。
スピードとパワーがぶつかり、テクニックが交錯するー。

続きはみなさんで夢想して頂きたく思う。
独特の構え、美しき左ミドル、そして左ストレート。
折れぬ心、立ち向かう勇気…
白象は今でも色褪せない。

https://web.archive.org/web/20140915005307/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/229

78 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:40:55.40 ID:Zvxe6RNH0
【トニー・バレントと千葉真一のエキシビジョンを!!!】

K-1のKはカンフーのK。
ブルース・ドラゴン・ジョーというカンフーの選手がK-1に参戦したとき、
多くの人間に多大なインパクトを残した。
だが、彼を上回るカンフーの使い手が約10年後に現れる。

トニー・バレント。

MAXの舞台で小比類巻太信と対戦。
試合前からたっぷりと異彩を放っていた。
「小比類巻はグレートなキックを持っているが、僕にはこれがある」
ブルース・リーが映画「死亡遊戯」で着用していた黄色のつなぎを披露し、
「当日はこれで戦う」
と勝手に宣言したという。
K-1側は「あれは脱がす」と牽制。

当然のように黄色のつなぎを着用して試合を迎える。
190cm近い長身、溢れんばかりのアフロヘア。
会場もテレビ前も異様なざわめきがこだまする。
開始と同時に地鳴りのような歓声、それはいきなりの「リー構え」に対するものだ。
バックスピンキックを放つも着地に失敗で転倒。
だがサイドキックが完璧に小比類巻を捕らえ、ロープまで飛ばし、半身の利点を披露。

トニーがオーソドックスからサウスポーにスイッチをする。
その瞬間、会場が「オーー!!!」と湧いた。
後にも先にも「スイッチ」をしただけで会場を湧かせたのはトニーだけだろう。

トニーは龍の如くスイッチを繰り返し、バックスピンキックを連発。
小比類巻にキックをキャッチされて倒されるも、両足をしっかりと小比類巻の
片足に巻き付けるという制御能力も魅せる。

79 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:41:59.25 ID:Zvxe6RNH0
>>78の続き

「部屋の中はブルース・リーの写真やポスターやグッズが張り巡らされている」
「五日間もブルース・リーから囲まれた生活から離れてしまい心がおかしくなる」
「外を歩くときもこの格好」
アナウンサーは試合そっちのけでエピソードを披露。解説の畑山隆則氏が思わず
吹き出す。谷川EPは「(リーに)乗り移ってますよね」と賛辞を贈る。

1R終了時、トニーは腰に手を当て廻りを見渡す余裕を魅せる。
さらにトニー陣営からは
「素晴らしいテクニックだった。今みたいにやっていけばお前なら簡単に倒せるよ」
と絶賛される。
だが2R、ローが効き始め、半身でがら空きの腹部にまともに右ミドルを喰らいダウン。
悶絶し、もうダメかと思われたがなんとか立ち上がる。
すると、再開された瞬間、この日一番と思われるステップで躍動し応戦を始める。
まるで不死身の龍のようにー。
しかし3R序盤、右ミドルで深く沈む。
トニーの冒険は終わったー。

一見おふざけに思えるが、試合後のコメントで彼のプロフェッショナルな姿勢を
確認することができる。
「全員キックパンツで同じように見えるので、トラックスーツと70年代をほうふつと
させる髪型で楽しんでもらおうと思った」
目立つための理由がしっかりとしている。
プロは目立ってなんぼ。差別化を図ってなんぼ。
トニーは地上波放送を舞台に戦う格闘家として素晴らしい仕事をしたといえるだろう。
ちなみにブルース・リーの動きをマネしたのでは? という問いかけには、
「マネしたわけではないが、動きに出る」
と素晴らしい返しを魅せる。

80 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:42:44.94 ID:Zvxe6RNH0
>>79の続き

その後、山本“KID”徳郁と総合格闘技ルールで対戦し、惨敗。
計量ではコーンヘッドだったが、当日には期待のアフロに戻っているという
裏切りをみせなかった。
試合後のコメントで注目の発言を残す。

「千葉真一の動きから編み出したスペシャルテクニックがあったのですが、
お見せできなくて残念です」

なんという男だ。

https://web.archive.org/web/20100920032100/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/230

81 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:45:52.39 ID:Zvxe6RNH0
【ピア・ゲネットがナニか罪を犯したというのか?】

テコンドーが強いのではなく、強い者がテコンドーをやっていた。
「モランボンカップ」という90年代中期に開催されていたITFテコンドーの大会。
その大会、ヘビー級のカテゴリで超人的な飛翔を魅せていた一人の黒人選手。

ピア・ゲネット。

バネ、バネ、バネ!
許されている範囲を目一杯活用し、板を廻り続ける。
活動範囲が他の選手と違いすぎる。
かと思えば獣のような瞬発力で一気に距離を詰めて踵を奮っていく。
両手を広げて相手を挑発し、存在そのものを呑み込む。
圧倒的な存在感、パフォーマンス、そして強さー。
モランボン、ITF、そういった括りではなく、テコンドーという総称において
このときの「テコンドーの主役」はゲネットだっただろう。

端正なルックスの度合いは、写真家の篠山紀信が惚れ込んで写真集を発売したことで
証明している。
そんな最高級の素材が1997年、K-1に電撃参戦を発表した。
舞台はいきなりの開幕戦。
相手はアンディ・フグ。
「踵落とし対決」が大きな話題を呼ぶ。
現役テコンドー世界王者の参戦ー。
テコンドーがK-1に向いていないということはこの時点で多くのものが認識
していた。
だが「ゲネットなら向いている」という認識も介在した。
あの超人的な身体能力なら…

82 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:46:30.57 ID:Zvxe6RNH0
>>81の続き

だが終わってみれば介在する前の予想通りの結果となった。
引きつった顔を浮かべ逃げ惑い、追いつめられヤケッパチのネリチャギを放った
瞬間、テコンドー関係者のため息が聴こえてきた。それはネリチャギというよりも
チアリーダーの足上げのようだった。
いくらITFがWTFに比べ「格闘路線」を謳っていても、K-1からみればしょせんは
安全第一の競技路線だった。
テコンドートップのゲネットが惨敗したことにより、ライトコンタクトのひ弱さ、
テコンドーのひ弱さ、テコンドーの実戦性の乏しさを再認識することになったのだ。

ゲネットのK-1は2戦2敗で終えている。
テコンドーに向いていただけ、いや、やはり格闘技に向いていたように思えてしまう。
いつまでもモランボンの映像が離れない。
あの超人的な飛翔が幻影を取り払ってくれない。

もし、ゲネットがWTF系でオリンピックに出ていたら。
もし、ゲネットがK-1に継続参戦していたら。

あの華麗なる褐鳥は今何処にいるのだろうか。

https://web.archive.org/web/20100920041925/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/231

83 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:48:45.72 ID:Zvxe6RNH0
【カラム・イブラヒムはヴァンダレイ・シウバより強いのか?】

正直信じられないことだった。
当時でも信じられないことだが、現代では到底不可能なことだっただろう。
オリンピックで金メダルを奪取した選手が、四ヶ月後に格闘技に参戦するなど。
正真正銘現役の五輪金メダリスト。

アテネオリンピックレスリンググレコローマンスタイル96kg級金メダリスト。
カラム・イブラヒム。

オリンピックイヤー2004年の大晦日・まさかのDynamite!!参戦ー。
25歳の年齢。使い古され、干涸び、絞りきった雑巾のような連中とは
わけが違う。圧倒的なパワーとスピードでアテネ五輪を制し、抱きついてきた巨漢の
コーチを試合後の疲れもみせずぶん投げ、さらには巨体にもかかわらずバク宙まで
魅せたまさに身体能力の怪物。
エジプトでは56年ぶりの金メダリストであり、メダル自体も20年ぶりであることから、
イブラヒムの偉業は誇張ではなく「エジプトの英雄」であった。

実業家であり、幾多の経営をこなし、全て成功している。
名誉も金も備わっている。
客観的に考えると戦う理由がないー。
ここにイブラヒムの価値がある。
「ただ戦うことが好き」
イブラヒムの語ったこの台詞は偽りなきものだろう。色んな選手が同様の台詞を吐くが、
本当の目的は金であり名誉であった。だがイブラヒムは違う。そんなものは全て持っている。
戦う理由は「好きだから」である。
ファンが「本当は格闘家はこうあってほしいな」という願望を満たすものだった。

藤田和之との総合格闘技ルールでのデビュー戦。
試合前の対峙。
闘志は魅せるも明らかに緊張しているイブラヒム。
既に「格闘技に」呑まれていたー。

84 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:49:43.54 ID:Zvxe6RNH0
>>83の続き

壮絶なKO負けでエジプトの英雄は散った。
瞬間的に人間離れした身体能力を感じさせたが、組み付くことさえ出来なった。
その後、HERO'S で秋山成勲との対戦が一度は発表されたが、実現ならず。
今のところ、イブラヒムの格闘技の試合はこの1試合のみである。
イブラヒムも既に今年で31歳ー。
全盛期は過ぎてしまった。
もし、もしもこのエジプトの怪物が継続参戦していたら…

またひとつ、大きなロマンがここにもある。

https://web.archive.org/web/20100920033258/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/232

85 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:52:57.53 ID:Zvxe6RNH0
【曙は誰と戦うべきだったのか?ー全盛期の横綱なら結果は違っていたー】

ファーストコンタクトは横綱の左ジャブだった。
すぐさまワンツー、そして両手での突っ張り。
小気味良く四つの攻撃を一連の動きで行った。
最後の両手での突っ張り、140kg強の肉体が後方に吹き飛んだー。

後方へ吹き飛ばれたボブ・サップは「信じられない…」といったまさに目を
丸くした。元NFL選手の自分が激突で負けることが、両の踵が一瞬宙に浮くことが
信じられなかったのだろう。そして大相撲の横綱が持つ力に驚愕したのだ…

あの両手で突っ張り、あの瞬間だけだった。
横綱を格闘技に持ち込んだのは。

2003年の大晦日・K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!のメインイベント。
ボブ・サップ×曙。
日本中が注目したというのは偽りなき言葉。
平均視聴率19・5%、瞬間最高視聴率は43・0%を記録した。
もちろんこの瞬間最高視聴率はサップ×曙の時である。
紅白歌合戦を打ち倒すという歴史的勝利を収めたのだ。
格闘技が国民的番組に勝ったのだ。

サップがパンチを放つ。
曙はジョージ・フォアマンを模倣した守備で凌ごうとし、逃れるために
組み付いてロープを壊さんばかりに押し出そうとする。
サップが組み付かれて後ろへ吹き飛んでいくという現実ー。
だが、早くも手口が封鎖されていく。
ローを使い始めたサップをものともせず前進はするも、攻め手という手口が
みつからないのだ。
そして弧を描いてパンチを打った曙と、最短距離でパンチを伸ばしたサップ、
近道の差で曙がダウン。

86 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:53:56.95 ID:Zvxe6RNH0
>>85の続き

立ち上がる曙だが、もはや限界を超えていた。
とどめのワンツーで、語り継がれるノックアウト姿を披露してしまう。

「力士の力、横綱の力は超人」
負けはしたものの、大相撲の力の凄さを最も体現した試合だったのではないだろうか。
ここでいう力とは「押す」という力である。
柔道が「投げる」レスリングが「倒す」力なら大相撲は「押す」力のスペシャリスト
なのではないだろうか。
もちろん大相撲にも投げや崩し、巧妙な技術が備わっている、そんなことは言うまで
もない。ただ「押す」ことに関して他の格闘技は追随出来ないのではないだろうか。
曙はサップを「押しまくった」。
その観点で大相撲の凄さをこの試合で再確認したのだ。

その後の曙はご覧の通り。
武蔵戦では反則、張慶軍戦ではただ徘徊し、リック・ルーファス戦ではレフェリーを
突き飛ばして徘徊し、覚悟の表情で臨んだレミー・ボンヤスキー戦では表側にひっくり返って
終わった。
5連敗。
デビューしてたった九ヶ月で、曙は横綱の持つ全てのものを汚しきった。

その後、角田信明との伝説の一戦で初勝利を挙げるも、チェ・ホンマンに三連敗でK-1
を去る。最後にK-1の試合を行ったのは四年前になる。

曙が膝を壊す前、二十代で参戦したら結果は違っていただろうか?
身体も絞り、その身体能力を存分に発揮していたらー。
善戦する、ましてや活躍する姿など想像出来ないかもしれない。
だが、横綱という響きが想像出来ないことを邪魔する。

87 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/21(土) 21:54:38.39 ID:Zvxe6RNH0
>>86の続き

夏休み特別企画ということで、一週間に渡って記載してきたこのシリーズも
ひとまず本日で最後。
アームレスラー、プロボクシング世界チャンピオン、初代K-1王者、
小柄なムエタイ戦士、カンフーマスター、テコンドー世界王者、
レスリング五輪金メダリスト、そして大相撲の横綱…

他ジャンルな格闘家達の異種への冒険。
共通するキーワードは「幻想」である。
幻想は謎を残し、包んだままにする。
それが格闘技の楽しみ方でもあるのだ。

https://web.archive.org/web/20100922092621/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/233

88 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 03:56:44.91 ID:aExFGhk20
【腕喰いトロマン調教】

「もう人間ではいられない」
トラウマ衝撃映像の連続!

トロマン調教大会 編
タフマン軍団がケツを並べる壮絶絵巻!
会場に響き渡る無数の喘ぎ声が デカマラ軍団を更に欲情させる!
腕入れたままザーメンシャワーを浴びる 恍惚地獄のラストがスゴい!

3P 編
フィスト兄貴の強欲アナルはブラックホール!
「腕で突いて!もっと突いて!」
ディルド3本では ガマン出来ない!
イッた後も亀頭を摺りアゲられ 潮噴き連続昇天!

89 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 17:01:50.55 ID:0Q2vs53B0
ボクヲタ「セカイガー」

フォロワー数

武尊 5万人
RENA 3万8千人

ロマチェンコ 2万4千人 えwwwww


ボクヲタ「武尊とRENAは芸能事務所に所属してる」

那須川天心(芸能事務所「無」所属)1万8千人

八重樫東(芸能事務所所属) 6千人 えwwwww

90 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:34:01.06 ID:pRdJGB3P0
【格闘技史上最低のカード! 頼むから石田光洋を使うな!!】

中村大介の悪夢が蘇った。
当時、この昔ながらのレガースを装着している男は、
チョン・ブギョン、アンディ・オロゴン、所英男と三連勝を飾っていた。
結果はもとより、内容が完璧だった。
どんな体勢(誇張ではなく文字通り)からでも相手に腕を絡ませて、腕ひしぎに
持ち込むこだわりは観ていて大いに胸を躍らせた。
中村は商品価値の高い選手であり、その価値は上昇していた。
しかしー。
あまりに美しき素晴らしい所との攻防、最高潮に達した商品価値を叩き潰す
ような相手が次戦に組まれたのだ。
石田光洋。
愕然とした。なぜよりにもよって石田なのだと。
試合はこれでもかという凡戦を演じ、挙げ句の果てには石田が勝利を収めた。
中村はこの試合以降、光の消えた試合が続いている。
急上昇だった商品価値を潰した石田だが、次にDREAMで試合をしたのは
一年以上経ってからである。
主役交代を実行しないのなら何のために中村を潰したのか?
全く不可解なマッチメークだった。

その悪夢が蘇ったのだ。
9月25日(土)DREAM.16。
石田光洋×西浦“ウィッキー”聡生。
ウィッキーは今、最も商品価値の高い選手の一人である(6/2の記事を参照)。
所というスターを破り、次戦の相手が注目されていた(奇しくも中村と同じ状況)。
そこへ石田である。
所を倒した相手の次戦の相手は有無を言わさず石田になる!そんな約束事でもあるかの
ようだ。

91 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:34:53.87 ID:pRdJGB3P0
>>90の続き

石田は競技性の象徴アマチュア精神の塊である(7/11の記事を参照)。
石田が悪いのではなく、石田を使う主催者が悪いのだ。
石田は石田の信念があるのだろう。だから使わなければよいだけだ。
唯一の救いは、五味隆典、廣田瑞人などのパンチャーにKOで敗れているという点だ。
ウィッキーもパンチャーである。
そこだけがこの最低なカードを成り立たせる要素なのだが……。

今、最も面白い男と、
今も昔もつまらない男。
ウィッキーが中村の二の舞にならないことを願う。
本当に願う。

https://web.archive.org/web/20140104100745/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/261

92 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:36:51.03 ID:pRdJGB3P0
>>91
進撃の巨人の作者も共感

http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/3585002.html

93 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:39:29.79 ID:pRdJGB3P0
【青木真也が廣田瑞人を相手にする理由がない!】

「9月に1試合挟んで、大みそかに青木選手とやりたいです。谷川さん、お願いします。
腕を治して、今度はパンチでKOするんで、是非お願いします」

SRC12の大会途中、廣田瑞人がリングサイドにいる谷川EPにこうアピールしたという。
自分が谷川EPの立場なら困惑してしまう。
なぜなら「再戦する理由」という「手土産」を貰ってないからだ。

昨年の大晦日、DREAMライト級王者の青木真也とSRCライト級王者の廣田による
総合格闘技王者対決が実施された。
試合は廣田が腕を折られて完敗。その後、青木に中指を突き立てられ、物議を醸した。
(青木が行った行為は正しい。この事については1/6の記事を参照)。

周りがざわめく中、廣田自身は、中指突き立て行為について非難はしなかった。
そんなことは付属であり、試合自体完敗だったことをよく理解しているし、付属を
言い訳にしては、惨めになるだけだと知っているからだろう。
それが廣田の誇りだ。

だが、プロとしての商品価値を考慮した場合、本当の想いを押し殺さなければならない。
「再戦する理由」を造り上げるべきだ。
青木がわざわざ「お土産」を残してくれたのだ。それを活用して、再戦の理由に造り上げ
てしまえ。
佐藤嘉洋のように、魔裟斗に敗れた後、判定について聞かれ、
「しょうがないですよね。まぁ、自分が弱かっただけ」
と判定に異議を唱えなかった選手が、「再戦する理由」という手土産一つ持たずに、
なぜか谷川EPに再戦をアピールするという苦笑するしかない行為をしてはいけない。
こんな「手土産」を持たずにアピールされても、主催者は困ってしまう。
「再戦する理由」を自ら放棄する、このプロセンスの無さは本当にキツい。

94 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:40:07.91 ID:pRdJGB3P0
>>93の続き

廣田がマズいのは今回のアピールの中でも自ら「惨敗」という言葉を使ってしまっている
ところだ。確かに惨敗も惨敗だったのだが「再戦する理由」を造るには、自ら惨敗と認めて
はいけない。ただ、試合内容で再戦をアピールするのは相当苦しいのも事実だ。
やはりここはあの中指突き立て行為を「再戦する理由」に造り上げ「手土産」に包装する
べきだろう。

「あの挑発行為は人間として許すわけにいかない。強ければ何をやってもいいのか?」
と、青木が行ったことを倫理の観点から徹底的に非難し、再戦の理由を無理やり
造り上げるのだ。

今度はちゃんとした「手土産」を持って、再戦をアピールして欲しいものだ。
格闘家、廣田瑞人は魅力ある選手なのだから。

https://web.archive.org/web/20121111204630/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/68

95 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:41:11.06 ID:pRdJGB3P0
【石井慧にブーイングを飛ばす愚かな連中】

石井慧が試合後に大きなブーイングを浴びていた。
これは初心者が飛ばしたものなのか?
それともコアなファン(競技志向)が飛ばしたものなのか?

初心者のファンならブーイングを飛ばすのは納得出来る。
なぜなら初心者にとっては退屈であり、素直な感想を口にする「権利」があるからだ。
だがもしこれがコアなファンなら許されるべき行為ではない。
普段から初心者に「観る側のレベルを上げろ」と唱え、くだらない優越感に浸っている連中だ。
そんな連中がこの試合にブーイングを飛ばしていいはずがないのだ。

石井はジェロム・レ・バンナを終始固めた。
コアなファンを自称するなら、固め続けた時間に歓びを見出したどうなのだ?
「一本・KOだけが格闘技じゃない!」と声高らかに競技志向を叫び、初心者を見下す連中。
競技志向とはいかにリスクを背負わないかに尽きる。
リスクとは一本・KOを狙う瞬間である。
石井はリスクを背負わず終始固めた。
競技志向の観点では何の間違いではないはずだ。
実際、石井は判定で勝っているではないか?
主催者は石井の固めに勝ちを付けたではないか?
総合格闘技は終始固めれば勝ち星を与えられるルールではないか?
コアなファンは競技志向を持って初心者を見下しているではないか?
だからこそコアなファンはこの試合にブーイングを飛ばしてはいけないのだ。
ブーイングを飛ばしていいのは初心者だけだ。

そう、結局は「おもしろい」「つまらない」と感じる瞬間に、
コアなファンも初心者のファンもそう大差はないということなのだ。

96 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:41:36.70 ID:pRdJGB3P0
>>95の続き

私は石井にブーイングを飛ばした。
適材適所を知ろうとしない愚かな金メダリストなど必要ない。

https://web.archive.org/web/20110311031121/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/377

97 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:46:02.14 ID:pRdJGB3P0
【青木真也に同情した、青木真也に共感した、青木真也と一緒に吐き捨てたいと思った】

青木真也に同情した。
青木真也に共感した。
青木真也と一緒に吐き捨てたいと思った。

「いや、帰れっていうからさ(笑)。「おまえ、つまんねえから帰れ!」っていう
ことなんじゃないの?(笑)。難しいですよね。グラップラー同士で打撃で勝負したら
つまんねえって言われるし、寝技で圧倒したらつまんねえって言われるし。
そんなもんって感じですね」

先日行われたDREAM.16。
青木は柔術家のマーカス・アウレリオを寝技で優位に立ち続けて判定で勝利した。
その戦い方は、ビトー・シャオリン・ヒベイロ戦を批判したコアなファンに向けた
皮肉めいたメッセージだった(1/21の記事を参照)。
しかしこの試合に不満を唱える「コアな」ファンがいるという。
さらに会場からは、青木が吐き捨てた上記のブーイングが飛んだというではないか。
一流のグラップラー相手に打撃でコントロールし、
一流のグラップラー相手に寝技でもコントロールし、
それでも批判は鳴り止まず。

「帰れ!」と叫んだのが初心者のファンなら許される。
なぜなら初心者にとっては退屈であり、素直な感想を口にする「権利」があるからだ。
だがもしこれがコアなファンなら許されるべき行為ではない。
普段から初心者に「観る側のレベルを上げろ」と唱え、くだらない優越感に浸っている連中だ。
青木が行った世界最高峰の技術をまさか「わからない」と言うのではあるまいな?
実際会場では青木がコントロールしている間は声援がほとんどなかったという。
コアなファンを自称するなら、一見動きがなくてもコントロール、キープしているとき
に感嘆の声をあげたらどうだ?
そう、結局は「おもしろい」「つまらない」と感じる瞬間に、コアなファンも初心者のファン
もそう大差はないということなのだ。

98 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:46:29.44 ID:pRdJGB3P0
>>97の続き

青木はゴールデンを棄てた。
様々な観点から地上波放送に相応しい人材ではない。
しかし、主催者は彼の試合を組む。
ゴールデンを棄てるという信念を持った今、青木がやるべきことは会場にいる
コアなファンに向けた戦いだけだったはず。
それはそれで挑発的で粋な心がけだと処理できる。
だが、コアなファンにも受け入れられなかった。
理解されなかった。
それは大きな失望だったことだろう。
「なんだコアなファンとか言いながら……そんなもんか」と。

ちなみに格闘技の継続・繁栄を願う主旨の当ブログにとっては、
青木は「地上波に不必要」な格闘家である。
このように一部のファンにしか技術を提供できない選手は、テレビ向けではなく、
緊急の継続を要する「今」には不適格だからだ。
「青木はやはりつまらない奴だ」と以前結論付けている(1/6の記事を参照)。

ただ、青木に同情しただけだ。

https://web.archive.org/web/20100930172839/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/275

99 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:47:57.92 ID:pRdJGB3P0
【青木真也は試合中にスパッツを履き替えろ!!】

昨日は青木真也について記載した(9/28の記事を参照)。
壊滅状態の昨今の格闘技、今やるべきことは応急処置・緊急を要する時期だと訴え、
青木は応急処置に不適格だと結論付けた。
では、どうすれば青木はテレビ向けに、一般視聴者に受け入れられるのだろうか?

まずはルックスだ。
プロとしてルックスのセルフプロデュースは重要なこと。
例えばテレビに映る芸能人がメイクをするのは当たり前。
テレビに映る、ということを重く受け止めなければならない。
青木は地味な顔立ちだ。思いきってパンク系のメイクを施したらどうだろうか?
目の周りをファンキーに塗りたぐり、舌を出すのが似合うロックなキャラクターにするのだ。
そのまま試合を行うことは不可能なので、試合直前にリング上で一気にメイクを落とす。
そのメイクを落としている姿、審判が「スムーズに落とせ!」と注意する姿も小さな笑いが
起こるのではないだろうか。それがお約束の光景になればよい。

スパッツは土地柄やご当地に合わせたりして、青木なりの工夫がみられるのだが、
テレビというものは「おや? これはなんだ?」と疑問を持った時間だけ長く引っ張れるもの。
青木はスパッツのカラーで引っ張ろうとしているが、カラーは
「ああ、黄緑色のスパッツなんだ。派手だね」と一瞬の感想で終わってしまう。
ここはスパッツに毎回、文字を書いて欲しい。
青木なりのメッセージである。
毎試合ごとの痛烈なメッセージ。客・視聴者への挑発文が理想だ。
動いているので、視聴者はなかなか読み取れない。
その分、たくさん青木の時間に触れることになるのだ。
そしてもし2Rまで行ったら、その場でスパッツを履き替える。
次のメッセージが書かれたスパッツを履くのだ。
それもお約束になってくれればよい。

100 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/22(日) 20:48:54.47 ID:pRdJGB3P0
>>99の続き

「パンクロックなメイクをする格闘家」
「スパッツにメッセージを書く格闘家」
「ラウンドごとにスパッツを履き替える格闘家」

それなりに色が付いてきた。

後はガンガン相手の腕をへし折り、必ず中指を突き立てて欲しい。
間違っても相手に敬意など払わないで欲しい。
そして試合後に中指を突き立てたことを謝罪しないで欲しい(1/6の記事を参照)。

「バッキバキと相手の腕をへし折る格闘家」
「試合後に必ず中指を突き立てるファンクな格闘家」

いよいよキャラが濃くなってきた。

テレビ云々を取っ払い、純競技視点のみでものをいえば、
青木は近年格闘技最高の傑作である。
新製品ほど有能というスポーツ界の掟に照らし合わせると、過去最高の日本人格闘家
の一人といえるかもしれない。
それくらい彼の「総合格闘技」という技術はずば抜けている。
その凄さを伝えるには、視聴者が「観なくて」はならない。
「観せる」ためには「魅せなければ」ならない。
余計なことだと思わずにセルフプロデュースを行って欲しい。
一人でも多くの人に格闘技の魅力を伝えたいという想いがあるのなら。

https://web.archive.org/web/20101002033251/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/276

101 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:19:45.94 ID:Y9QZ1jU/0
【ブアカーオ・ポー・プラムックならボクシング世界王者になれる】

褐色の悪魔の目つきが変わった。
二年ぶりに世界大会に出場した、当時K-1 MAX日本王者の愚行に対して目つきを一変させた。
そういうことやるんだ、と。
それ以降、ムエタイとK-1にある打撃系格闘技の歴史の差を「崩し」という行為を持って
思い知らされることになる。
「これじゃリンチじゃないか……」
そんな声が密かに聴こえ、後は黙り込むだけだった。
静かな空間の中、小比類巻貴之の投げ飛ばされる音だけが響いていた。

小比類巻貴之
マイク・ザンビディス
ブアカーオ・ポー・プラムック
ジョン・ウェイン・パー
魔裟斗
ジャダンバ・ナラントンガラグ
アルバート・クラウス
シャミール・ガイダルベコフ

この年から開幕戦が導入された。
MAXがいきなりの8名による決勝トーナメントを実施した期間は僅かに二年だった。
クラウスを全面的に支配したモンゴルのナラントンガラグが印象に残ったくらいで、
後は然したる印象の無い第一回開幕戦となった。

2004年7月7日(水)国立代々木第一体育館。
この年のテーマは「魔裟斗の連覇」であった。
商品価値が高まったばかりの選手を魔裟斗に宛てがうことがMAXの手法である。
前年ならマイク・ザンビディス、この年の開幕戦ではセルカン・イルマッッツ、
そしてナラントンガラグである。
魔裟斗の基礎技術の高さなら、こういった偏った技術を持った選手達をコントロール出来るで
あろうという確かな計算が働いているからだ。

102 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:20:59.75 ID:Y9QZ1jU/0
>>101の続き

しかしその計算の答えは不確かであった。
ナラントンガラグの拳の硬さと肉体の強さは基礎技術だけでは対抗出来きるものではなかった。
傷ついた王者は、準決勝でライバル・クラウスと四度目の対戦に臨む。
「たった一年でこれだけの差がついたのか」そう思わせる完勝劇であった。
しかしここでも魔裟斗は不運な傷を負い、ボロボロの状態で褐色の悪魔と対峙することになる。

ブアカーオの山場はフジ・チャルムサック戦とジョン・ウェイン戦だったに思う。
この年三月に新日本キックで行われた「K-1MAX出場決定戦」。
実質のアジア代表・タイ代表を決める戦いが行われ、パンチが強く、体格で上回るチャルムサック
との激戦をブアカーオは制し、見事に出場権を勝ち取る。
ジョン・ウェインとは延長戦まで及ぶ接戦を制した。
山場は超えた。
残る二人の日本人との戦いなど下るだけの楽な作業だった。

そして上記の小比類巻戦。
魔裟斗との激闘は〈8/29、30〉の記事に二日かけて掲載してあるので、目を通して頂けたら
と思う。

ブアカーオもガオラン・カウイチットと同様に体格のハンデを課せられたタイ人だった。
しかし、ブアカーオにはパンチがあった。
2006年からブアカーオはパンチが上手くなったというが、それは誤認である。
この2004年の段階で、ブアカーオのボクシングスキルは高い水準を誇っていた。
パンチを見切る目はパンチを知るからこそ出来る行為。
パンチの差がガオランとの差であった。
ブアカーオならヴァージル・カラコダが保持していたIBCの世界王者になれるのではないか。

こうして魔裟斗に新たなライバルが誕生し、物語に次回予告が与えられることになる。

https://web.archive.org/web/20110107055127/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/310

103 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:24:15.33 ID:Y9QZ1jU/0
【イチロー、中田英寿がなんぼのもんじゃい!! アンディ・サワーだって3億円プレーヤーじゃ!】

日付が変わった深夜、山本“KID”徳郁欠場のニュースが飛び込んできた。
年末の魔裟斗戦で最高潮に膨れ上がった神の子という名の商品価値、
相手とするのはこちらも高い商品価値を誇る武田幸三だった。
この年・2005年最初の凶は瞬く間にカレンダーに伝染していく。
開幕戦では、シェイン・チャップマン、アンディ・サワー等が復帰し、各予選王者を
交えた戦いは高いレベルにあった。しかし本戦7試合中5試合が判定決着。テレビ的な盛り上がり
を魅せることは出来なかった。この開幕戦でイム・チビン、ヴァージル・カラコダが
本戦デビューし、スーパーファイトであったが佐藤嘉洋もデビューを果たした。
ちなみにKIDがマイク・ザンビディスに失神KOを喰らったのもこの大会である。

魔裟斗
マイク・ザンビディス
小比類巻貴之
アンディ・サワー
アルバート・クラウス
ジョン・ウェイン・パー
ブアカーオ・ポー・プラムック
ジャダンバ・ナラントンガラグ

2005年7月20日(水)横浜アリーナ。
本戦には出場していなかったザンビディスが推薦に選出された。深みは増したが新鮮味がない
メンバーになってしまったことで、KIDを葬ったザンビディスを目玉に置いたのだ。
そして例の手法で(11/2の記事を参照)魔裟斗に宛てがった。膨れ上がった風船を突く作業、
目玉を食う美味しい役を今年も与えれたが、罰というには言葉が過ぎるが「何かが」自身に返って
きたのであろうか、魔裟斗は初戦で脚を骨折してしまった。
代役にリザーバーの安廣一哉が出場するも(安廣はこの年、小比類巻に惜敗したことで商品価値
が高かった)サワーに手も足も出ず。
日本王者の小比類巻はサワーに抱きつきことに執心し、レフェリーの梅木良則は「ブレ?イク」
と甲高い声を発するばかりで小比類巻に減点を課すことはなかった。魔裟斗と小比類巻を準決勝
で対戦させるという目論みは両者の転びにより外れた。

104 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:25:34.67 ID:Y9QZ1jU/0
>>103の続き

決勝戦が大幅なラウンドカットだったテレビ中継。外人同士の決勝、しかも再延長に及んだ
戦い等フルで流せるわけがなかった。この大会、本戦7試合中6試合が判定決着に終わった。

優勝したサワーは別次元であった。
もちろん決勝のブアカーオ戦も素晴らしかったが、開幕戦でマルフィオ“ザ・ウォーリヤー・
タイガー”カノレッティ戦で魅せたコンビネーションは金色よりも美しかった。
もはや芸術の域である。サワーの動きは3億円プレーヤーの価値がある。
しかし、テレビ中継ではハイライトで処理された。それは当然だ。
知名度もない外人同士、判定決着、ましてやKOが少なかった大会、フルで放送する理由が
見当たらない。
だが、このサワー×カノレッティのような、判定でも素晴らしい、格闘技の美しさをフルで
放送される世界が訪れることを願う。その為には、格闘技を観てもらわなければならない。
観て頂き、多くの方に関心を持って貰わなければ成熟度など求められるわけがないのだから。

https://web.archive.org/web/20110107055133/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/311

105 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:28:25.56 ID:Y9QZ1jU/0
【手塚治虫のライフワークは「火の鳥」、では魔裟斗のライフワークは→】

気づけば二強時代の真っ只中だった。
主催者に寵愛され続けた反逆のカリスマは、三強の一角という呼び名でカウントされる
ことはなかった。
アンディ・サワーにブアカーオ・ポー・プラムック。
彼らが互いにベルトを明け渡し合った期間は四年にも及んだ。ワンマッチには強い魔裟斗だが、
運と精神力、体力全てがタフでないと勝ち抜けないトーナメントでは、必ず「どれかが折れ」
てしまっていた。外国人と日本人の「血」の差が現れるようになる。日本人にはトーナメント
を勝ち抜くだけの血の強さが欠乏していた。

魔裟斗
小比類巻貴之
アンディ・サワー
ヴァージル・カラコダ
アルバート・クラウス
ドラゴ
ブアカーオ・ポー・プラムック
佐藤嘉洋

我龍真吾を8秒で葬り、商品価値が最大級に膨れ上がっていたレミギウス・モリカビュチス
を開幕戦で宛てがわれた。魔裟斗は突いて全てを得る作業をまたしても享受されたのだ(11/2の
記事を参照)。
開幕戦のハイライトはブアカーオとヴァージル・カラコダの一戦だろう。解説の畑山隆則も
皮肉を言うほどの判定でブアカーオを勝ち上げたが、結局は推薦でカラコダを決勝トーナメント
に上げることになる。最初からカラコダを上げ、ブアカーオを推薦で上げればよいだけの話だった。
また、カラコダ同様に花戸(白鳥)忍改めSHINOBU・ツグト・アマラの健闘も褒め称えたたえる
べきものだった。

106 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:29:12.90 ID:Y9QZ1jU/0
>>105の続き

2006年6月30日(金)横浜アリーナ。
本戦7試合中3試合がKOとそれほど多くはなかったが、だれてきたところにKOを挿入して
いたことと、決勝でKOを挿入したことで締まった内容となった。KOシーンの使い方
(タイミング)が最適だったのだ。魔裟斗と小比類巻によるライバル関係の終結、
今でもMAXベストゲームの呼び声が高い・サワーとカラコダの激闘、ドラゴのサプライズ、
ブアカーオのKO連発劇による絶対王者誕生の瞬間とドラマが盛りだくさんで、過去最高の大会に
推す人も少なくはない。


ブアカーオ・ポー・プラムック
魔裟斗
マイク・ザンビディス
アルトゥール・キシェンコ
佐藤嘉洋
アルバート・クラウス
アンディ・サワー
ドラゴ

世界王者対抗戦から世界最終選抜と名称と時期が変わった2007年。
魔裟斗はJ.Zカルバンと何事もなく淡々と試合を終える。
アジア王者のイ・スファンを一蹴したアルトゥール・キシェンコの強さだけが際立った以外は、
恒例となった判定試合連発の開幕戦となった。
2007年10月3日(水)日本武道館。
魔裟斗は、2004年に造られたブアカーオとのライバル物語を(11/2の記事を参照)
三年の休載を挟んでようやく完結させたが、新たにサワーという「ライフワーク」
になる最期のライバルを誕生させることとなった。

https://web.archive.org/web/20121026113839/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/312

107 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:31:24.82 ID:Y9QZ1jU/0
【魔裟斗は今も佐藤嘉洋を追いかけているー格闘技史上最も醜い判定を経てー】

K-1最大のミスは、あのとき魔裟斗を勝たせてしまったことだ。
あのときとは、もちろん2008年・佐藤嘉洋戦のことである。
魔裟斗は誇り高い男だ。
負けたまま、ましてや日本人に負けたまま引退するとでも思ったのだろうか?
負ければ彼は追いかける。
借りを返すまで追いかける。
追いかけている時間だけ彼の試合は続く。
K-1は自ら魔裟斗を「棄てた」のだ。
一時の根拠なき利益のために。

魔裟斗
佐藤嘉洋
アンディ・サワー
アルトゥール・キシェンコ

2008年10月1日(水)日本武道館。
この年から「魔裟斗システム」に変更し、8人によるワンデイトーナメントを「休止」した。
そして亀田問題に触発されたのか、オープンスコアリングシステムも導入する。
結果、これが仇となった。
魔裟斗×佐藤。
1R 10-10でドロー。
2R 10-9で魔裟斗。
3R 8-10で佐藤……になるはずなのだが、8-9で佐藤となる。
K-1は少々頭の回転を鈍らすことをした。
まず、上記にも記したがオープンスコアをしたことで、逃げ場がなくなり、自分の首を締める
こととなったのだ。2004年の魔裟斗×ブアカーオ・ポー・プラムック戦の本戦判定も、
世紀の大誤審と騒がれたが、この佐藤戦はそれの比ではない。佐藤はしっかりと何の疑いもない
ダウンを奪取したのだ。その後佐藤はグロッキー寸前まで逆襲を喰らったわけではない。そして
何よりルールブックの改正を試合中に行うなどあってはならないことだ。

108 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:32:21.19 ID:Y9QZ1jU/0
>>107の続き

格闘技史上、最も醜い大誤審(故意なので誤審という言葉は当てはまらないが)だったと
いえるだろう。

二強時代は永遠に続くと危惧していた(11/3の記事を参照)。
何が何でも魔裟斗を優勝させなければならないと判断した。
だがそれは大きな間違いだった。
優勝させればそこで魔裟斗は終わる。
佐藤に負ける、K-1の舞台で初めて日本人に負けるという屈辱を味わわせ、
佐藤にリベンジをするというストーリーを配布するべきだった。
K-1は貴重な「一章分」を放棄したのだ。

あの時、素直に魔裟斗を負けさせていれば、
今も魔裟斗は佐藤を追いかけていたかもしれない。

https://web.archive.org/web/20121026113843/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/313

109 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:35:13.95 ID:Y9QZ1jU/0
【「魔裟斗システム即解除!!」……あまりに露骨なのでやめたのさ!】

話はアンディ・サワーでまとまっていた。
ライフワークなのだ、当然だ(11/4の記事を参照)。
几帳面な魔裟斗が残した仕事は、サワーに勝ち逃げをすることだけだったのだ。

去年のこと。
魔裟斗が本戦辞退と年末での引退を表明。
魔裟斗抜きで迎えた初めての本戦。
優勝者には魔裟斗の引退試合の相手をさせて頂く「チケット」が手に入る。
王者を決めるのではなく、魔裟斗の相手を決めるトーナメントが始まった。

小比類巻太信が城戸康裕、山本優弥戦で相変わらずの天才性を魅せて(小比類巻の天才性に
ついては3/6の記事を参照)、4年ぶりに日本代表王者に輝く。
黎明期のライバルである小比類巻が世界大会を勝ち抜き、魔裟斗の相手となっても感慨深さが
あっただろう。だが、小比類巻は怪我で本戦を辞退してしまう。
成長期のライバル、アルバート・クラウスは準々決勝でジョルジオ・ペトロシアンに遊ばれて
消えてしまった。クラウスが相手でも郷愁を感じられた。
ちなみに佐藤嘉洋はあの問題の試合(11/5の記事を参照)後に不服申し立てをせず、
自ら再戦をする理由を放棄してしまったため、魔裟斗と戦う「理由」がなくなった。
佐藤が優勝して魔裟斗と対戦しても、佐藤がリベンジするためだけのテーマとなってしまう
ので魔裟斗の最後の相手には不適格だった。

山本優弥
ジョルジオ・ペトロシアン
アンディ・サワー
ブアカーオ・ポー・プラムック

2009年10月26日(月)横浜アリーナ。
前年度は「魔裟斗システム」を採用したが(11/5の記事を参照)、魔裟斗が居なくなった
とはいえ、翌年からいきなり本来の8名によるトーナメントに戻すのはあまりに露骨だと
判断したのか、この年も「魔裟斗システム」を運用した。

110 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:36:13.52 ID:Y9QZ1jU/0
>>109の続き

魔裟斗の相手は誰が相応しいのか。
世代交代、バトンタッチの意味合いで山本でも良かったのだが、相手が悪く準決勝でペトロシアン
に敗れてしまう。
ブアカーオともケリがついている。
ペトロシアンなど魔裟斗とは何の絡みもない。
やはりサワーだったのだ。
魔裟斗も主催者もサワーの優勝を祈ったが、ペトロシアンの壁はスマートに高かった。
こうしてペトロシアンの優勝が決まった。
その後、ペトロシアンが手にしたはずの「チケット」は予想通りサワーへ渡って行った
ことも念のために書き記しておこう。

2002年 アルバート・クラウス(10/31の記事を参照)
2003年 魔裟斗(11/1の記事を参照)
2004年 ブアカーオ・ポー・プラムック(11/2の記事を参照)
2005年 アンディ・サワー(11/3の記事を参照)
2006年 ブアカーオ・ポー・プラムック(11/4の記事を参照)
2007年 アンディ・サワー(11/4の記事を参照)
2008年 魔裟斗(11/5の記事を参照)
2009年 ジョルジオ・ペトロシアン
2010年

7日に渡って世界大会の歴史を振り返ってきた。
さて、今年はどんなドラマが待っているのか?
試合まであと二日だ。

https://web.archive.org/web/20121026040017/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/314

111 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:37:46.01 ID:Y9QZ1jU/0
【K-1 MAXは「おしくらまんじゅう」の世界大会だった!】

「特にペトロシアン対クラウス戦は好きです。ファンの方に伝わるか分からないので、
声を聞きたいなと思います」
上記は試合後の谷川EPのコメントである。
この「ファン」というのが「コアなファン」を指すのなら、声は聴くまでもないだろう。
「コアなファン」にとっては何一つ文句のない完璧な大会だった(技術&競技志向)。
優勝したジョルジオ・ペトロシアンはもはや神の息吹に手をかざしている。
彼がいたことで過去最高にレベルの高い大会になったといえるだろう。
だが、だからこそ過去最低の大会だった。

本戦7試合中6試合が判定。
総ダウン数4。
力が拮抗していること、レベルが高い者同士の攻防、ディフェンスの向上、
技術が洗練されていることが引き起こした結果。
しかし数字に起こせばそこは荒廃的な世界だ。

おしくらまんじゅうをとっているだけ。
おしくらまんじゅうの世界大会。
ロープが四方に張り巡らされていればそこに落ち場はなく、スリルはまるでない。
浮遊層にはどちらが場外に押し出されるわけでもない、代わり映えのないおしくらまんじゅう
を見せられている気分だったことだろう。

これからは〈7/24の記事〉に記載したように、63kgの大会のワンマッチとして70kgの試合
を組み込んでいけばよいだろう。
〈10/15の記事〉では緩やかに63kgに移行していくと記載したが、来年が例年通りの放送枠
を頂けるのであれば、もう70kgの日本トーナメントを廃止し、63kgの日本トーナメントを
実施するべきだ。70kgは日菜太が希望するように、ワンマッチで王者を制定していけば
よい。これからは63kgでMAX存続の道を模索することが自然な姿なのだ。

112 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:38:25.02 ID:Y9QZ1jU/0
>>111の続き

渡辺一久、西浦“ウィッキー”聡生、高谷裕之、上松大輔、
HIROYA、久保優太、才賀紀左衛門、西山誠人。
※大和哲也は予選免除。

この8人を並べて大会を開いてしまえ。
70kg、お疲れさま。

https://web.archive.org/web/20110119125242/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/317

113 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:43:27.59 ID:Y9QZ1jU/0
【快眠したければ佐藤の試合を観ることだ~視聴率7.6%の現実~】

「佐藤、残念だったね」
テレビ中継が終わった23時少し前のこと。電話に出た知人の第一声だった。
知人は私が格闘技を好きだということを知っている。同じ日本人である佐藤嘉洋に
当然に熱を入れていると思ったのか、まずは気遣いから入ったようだ。
知人は格闘技を全く知らない。
協力して貰ったのだ。素直な感想を拾集するために。
MAXを二時間観た素直な感想、そしてこの知人に次はあるのかを知るために。

「どうだった?」
私がざっくりと訊いた。
「魔裟斗が偉そうだった」
魔裟斗が解説していたと認識していたようだ。同時に魔裟斗という存在を知っていることに
少々驚きを覚えた。改めて一般人に知られている存在なのだと感慨深かった。
「柴田、石井に押さえ込まれてたね」
続いてなぜか柴田勝頼を主観とした感想を口にした。
「長島の入場は観た?」
「ゴメン、ちょっと遅れてしまって……でも長島の試合は2Rから観たよ」
残念だった。ただ確かに21時丁度にTBSに合わせるのも難しいのかもしれない。
「坊主の外人が凄かった?!」
「ザンビディス?」
「そうそう、多分」
実況がジョルジオ・ペトロシアン戦で攻撃が「当たるか、当たらないか」
「もう少しで当たりそうだ」という分かり易いフレーズを連呼していたため、
とても「乗った」というのだ。
「もう少し時間があれば当たっていたのにね」
知人の目からはそう映ったらしい。

「正直どうだった?」
気遣いを痛いほど感じていたので、狡いとは思いながらも促すように訊いた。

114 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:44:48.07 ID:Y9QZ1jU/0
>>113の続き

正直、という言葉に自分と同じ感想を抱いていると感じ取ったのだろう、
意図を汲み取り、知人は遠慮がちながらも唸るように言葉を絞り出した。
「……うーん」
「優勝したペトロシアンはどうだった?」
「ペトリ……ああ」
1秒弱前に「ペトロシアン」とハッキリ言ったにも関わらずその名前をスムーズに言う
ことが出来なかった。それほどまでに興味を抱けなかったのだろう。
「強いと思った?」
「……録ってあるからもう一回観て勉強し直してきます」
「いいよ、そこまでしなくて!」
私は制した。そしてついついムキになってペトロシアンの強さを説明した。
ムキになりながらも簡潔に説明したつもりだったが、知人は暇そうに相づちを打つだけだった。
早くこの話題終わってくれないかな、と。
「つまらなかったなあ。つまらない大会だった」
誘導に近いと感じながらも、最後の壁を取っ払うために私は感想を口にした。
すると許しが出たと判断したのか、知人から完全に遠慮が消えた。

「佐藤はどうだった?」
「……眠くなった」
「佐藤の強さ分かった?」
「……どの試合だか分からないけど、途中寝てた」

電話の最中、たびたび知人は欠伸をしていた。
本当に申し訳ないと思った。
貴重な時間を二時間も奪ってしまったのだ。
たっぷりとお礼を言って電話を切った。
この知人に格闘技の「次」はないだろう。
格闘技はこりごりだ、そんな印象を抱いて眠りにつかせてしまった。

115 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:45:35.96 ID:Y9QZ1jU/0
>>114の続き

平均視聴率はK-1史上最低の7.6%。
瞬間最高視聴率は石井×柴田の12.1%。

いよいよ来たか、
その言葉で締めくくる。

https://web.archive.org/web/20121026005822/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/318

116 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:47:45.35 ID:Y9QZ1jU/0
【長島☆自演乙☆雄一郎を批判する格闘技ファン・関係者は、きっとMAXを愛していないのだろう】

長島☆自演乙☆雄一郎の葛藤を察する。
プロフェッショナルで理知的な彼のことだ、もう整理はついただろうが、
試合直後は精神が蝕まれるほどの葛藤があったはずだ。
何が正しくて、どれが間違いなのか……?

2R、マイク・ザンビディスのボディは悲鳴をあげはじめていた。
確かな攻略は見えていた。
1Rあれだけ掴めなかった鉄の拳も2Rには宙を彷徨わせ、
逆に最短距離且つ息を外した縦拳が数度ヒットしていた。
前ラウンドと同じように前蹴りでボディを狙い、踏み込んでテンカオを合わせ、
リード程度にパンチを放っていけば、最終ラウンドをコントロールすることは可能だった
はずだ。ザンビディスの疲労具合によっては、2Rと同等の内容でも10-9を長島に
点ける可能性もあった。そして何より判定で終えることが可能だった。

しかし長島は打ち合った。
前に出た。
結果、カウンターを取られ敗れた。

戦前、打ち合うことを宣言していた。
K-1の特性を理解してをり、それに応えようとしていた。
だから長島は最後、背負うリスクを考慮せず、逆転勝利を目指すという冒険に出たのだ。
ファンを大切にしすぎる彼らしい選択だった。
しかしさぞかし怖かったことだろう。
相手はあのザンビディスなのだ。
1Rに目の球と心がひっくり返り、2Rに我を忘れ(あえてそう書こう)、3Rに我に返った。

我に返ったことが試合後の長島を苦しめたのかもしれない。
なぜ3R、我に返ってファンの期待に応えてしまったのか?
本当にこれでいいのだろうか?
2Rの常套手段を続けていれば打ち合うよりも可能性があった。

117 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:48:34.37 ID:Y9QZ1jU/0
>>116の続き

何より惨めな負けをしないでも済んだ。
これがK-1だというけれど、本当にこれが正しいのだろうか……
判定で勝ち続けて判定で敗れて準優勝した佐藤嘉洋の方が正しい選択をしたことになるのか?
様々な想いが渦巻いていたことは勝手に想像出来る。

長島の選択は正しい。はっきりと改めて書き記そう。
信念を曲げる必要はない。
テレビ放送を前提に作られた格闘技、それがK-1なのだ。
今回は技術が向上し、リスクを減らし、互いに隙を少なくした美しい大会だった。
しかし結果はご覧の通り。
競技志向に走って技術が上がってもその「母体」「舞台」が消滅すれば意味がない。
披露する場所が消えては元も子もない。
3月の日本代表トーナメントは長島を始めとする各選手達の悲壮な覚悟が画面から滲み
出ていた。圧倒的な世界観はチャンネルを廻すことを数秒遅らせてしまうのだ。
「熱」というものは抽象的だが確実に視聴者に伝わるものなのだ。

そこで(自分の職場=MAX)戦う意志がある限り、
自分のために戦うということは、MAXのために戦うということと同義なのだ。

だから積極的に熱を生み出そうとした長島の行いは正しかったのだ。
視聴率7.6%の現実をみせられて尚更そう思うのだ。

長島の健闘には頭が下がる。
彼の手法を批判するMAXファン・関係者は、きっとMAXを愛していないのだろう。
長島がいたから今年のMAXは本当に面白かった。
心から感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとう。

https://web.archive.org/web/20110116090558/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/319

118 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:50:28.96 ID:Y9QZ1jU/0
【「本物の試合をすれば世間は分かってくれる!」←そんなわけないでしょ!!】

「本物の試合をすれば世間は分かってくれる!」
「格闘技熱を取り戻すには本物の試合をすることだ!」

と根拠なき理由をかざしていた格闘家・格闘関係者・ファン。
彼らのいう「本物」の意味が「技術的に高い攻防を持った試合」と推定した場合、
今回のK-1 MAXは間違いなく過去最高の「本物」だったといえる。
結果は視聴率7.6%。
彼らは今何を思うのだろうか?

競技志向に傾倒したい気持ちは痛いほど汲み取れるが、時期尚早だ。
今は格闘技を人々の目に置いておくことだけに集中する時期なのだ。
競技志向で成り立つ現実ならそれに越したことはない。
多くの人間が理解出来、熱狂し、迎え入れてくれているのなら喜ばしいことだ。
だが、現実は違う。
競技志向に傾倒した結果、その舞台・母体が消滅したら元も子もない。
本末転倒だ。
舞台・母体が消滅して、如何にして本物を届けるのか?
本物の試合を提供したいという夢があるのなら、今は現実を受け入れて遠回りをする時期
なのだ。

「格闘技はつまらない(1/20の記事を参照)」
格闘技のためを想うのなら、この考えを忘れてはいけないのだ。

https://web.archive.org/web/20101217043448/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/320

119 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:51:49.59 ID:Y9QZ1jU/0
【ああ無念……K-1 MAXが戦力外通告!今後はトライアウト参加が濃厚か!?】

MAXはTBSの戦力として来期の構想に入っているのだろうか?

この八年間、魔裟斗や須藤元気の努力によって契約延長を勝ち取ってきたが、
恐らく今度こそは契約満了だろう。
長島☆自演乙☆雄一郎の「練習態度」は素晴らしいが、他の日本人選手の「練習態度」が
あまりに悪すぎた。魔裟斗という存在に甘えに甘え、一向にキャラクターを構築しない。
ダラダラと身の入らない「練習を垂れ流した」日々。
その結果がもうすぐ出ようとしている。

選手達はそこにあるのが当然だと思っていたのだろう。
MAXは永遠にあるもの=永遠に放送されるもの、と。
水戸黄門やサザエさんと同じ類だと勘違いしていたのかもしれない。
戯けたことを。
格闘技だ。しょせんは「つまらない」格闘技だ。
これこそ思い上がりも甚だしい。
愚かの最たる思考。

ジムの中に入れば裸の王様だろう。
お前はスゴイ、最高だ、強い、憧れです。
だが、格闘技という括りの中では王様でも、一歩外に出れば我々と変わらぬ一般人。
格闘技という世界の中でチヤホヤされて、世間からもチヤホヤされていると勘違いして
しまったのだろう。
魔裟斗はそれを危惧していた。
常に客観視する能力に長けていた。
他ジャンルと比較し、そして悔しがった。彼の物差しは他の格闘技なんかではなかった。
格闘技、格闘家など眼中になかった。彼がライバル心を剥き出しにしたのはつまりは世間だった。
その狩りつくような思考が今日までMAXを支えたのだ。

120 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/23(月) 20:52:29.29 ID:Y9QZ1jU/0
>>119の続き

戦うべき舞台はテレビの中。
テレビの中、チャンネルの裏側には勝手したる芸能人達。
視聴者と戦うということは、チャンネルの裏側の芸能人達と戦うということ。
どれほどのハンデがあることか。
キャラクターとは面白さ。
面白くない、つまらない奴(キャラクター)をなぜわざわざ視聴者が観るというのか?
チャンネルを廻せば「面白い奴」がたくさん映っている環境だというのに。

キャラクター造りを否定するのなら、
テレビ放送が前提の格闘技に最初から出場しなければよいだけだ。

https://web.archive.org/web/20101218172037/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/321

121 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:32:08.72 ID:Ri7jMat00
【その試合の視聴率は92.3%だった】

亀田大毅の2度目の世界戦が迫っている。
日にちが狭まる度に、私の悲しみは深くなっていく。
伝統のフライ級が消えていく悲しみに。

その試合を放送したフジテレビの視聴率は92.3%だった。
世界フライ級タイトルマッチ。
パスカル・ペレス×矢尾板貞雄。
「金の問題じゃない」
およそ50万円ほどのファイトマネーなど問題ではなかった。
ようやく掴んだ夢の舞台なのだ。あまりに険しすぎた夢の舞台・・・

矢尾板は、学費と生活費を稼ぐために、中学になると朝と夕に新聞配達をはじめ、
そこの店主の紹介で、国光拳という弱小ジムへ入門する。
中村信一会長は「噛ませては強くならず」を実践し、デビューから矢尾板に難敵を与え
続けた。野口恭、世界2位の三迫仁志、階級上のレオ・エスピノサなどと戦い、
勝ち負けを繰り返し、着実に力をつけさせていった。
デビューから二年半後に、日本フライ級王者を獲得し、東洋王者も獲得する。
そして、34戦目で、ようやく世界王者のペレスとの対戦に漕ぎ着ける。
だが、ペレスの名物マネージャー、ラサロ・コシイによって、ノンタイトル戦に持ち込まれて
しまう。試合は、51戦50勝1分34KOの名王者が、矢尾板のフットワークに踊らされ続け、
完敗を喫した。次は本当のタイトルマッチー。
だがこの後、コシイは世界1位の矢尾板から逃げ続けた。中村会長と矢尾板は執念で追い続け、
ようやく正式に世界戦を実現させる。
ペレスは白井義男を倒している、矢尾板も降り掛かる強豪達を退けている。
正真正銘、フライ級という階級で1番と2番の男が戦うときがきたのだ。

2Rまでは矢尾板のボクシングだった。
作戦通り、フットワークで主導権を握り続けた。
だが、2Rの左フックでペレスからダウンを奪い、熱狂に包まれて矢尾板とセコンドは
我を失った。

122 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:33:02.93 ID:Ri7jMat00
>>121の続き

フットワークからインファイトに引きずり込まれ、ペレスのペースになっていく。
そして13R、矢尾板のボディにアッパーを叩き込まれ、試合は終了した。

矢尾板はさらに実力の向上を図る。
タイに渡って勝ち負けを経験する。次いでベネズエラに渡り、同国王者の
ネルソン・エストラーダに勝利。さらにブラジルに渡り、なんとあの「黄金のバンタム」
エデル・ジョフレとも対戦。国内復帰後は、階級上の選手と対戦を選び、ハンデを課して
強さを増していく。その中には坂本春夫との対戦も含まれているというのは驚き以外
何者でもない。そして世界バンタム級1位のジョー・メデルとの「1位同士の夢のカード」
は、僅差で階級上のメデルの勝利となった。

そうこう腕を磨いている間に、時代はポーン・キングピッチになっていた。
ようやくタイの英雄を捉えたとき、矢尾板の体は悲鳴をあげていた。
進行する神経痛、それに伴う練習の質の低下、ジレンマを怒りに変える中村会長。
矢尾板と中村会長に何があったのかは当人同士のみが知ることである。

矢尾板は世界戦の権利をファイティング原田に譲り、グローブを置いた。
自滅、という表現はあまりに酷かもしれない。
だが、強豪達と真っ向から戦い、世界戦を待った選手と、
噛ませと戦い、世界戦を得た選手と、
どちらが「価値がある」選手なのか。

世界戦を得るために強敵を倒し続け、
己を鍛え続けた者だけが、世界戦の権利を得る。
そんな時代が終わったことを悲しく思う。

https://web.archive.org/web/20100317041853/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/36

123 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:34:33.06 ID:Ri7jMat00
【その昔、TBSといえばこの選手だった】

TBSで2月7日、WBA世界フライ級タイトルマッチが放送される。
フライの頂点を挑んだ者の、苦笑と悲しみに満ちた溜め息が聴こえてくる。
その昔、TBSといえばこの男だった。

フジテレビは、世界フライ級王者であり、「剃刀パンチ」の海老原博幸。
そしてTBSは、高山勝義である。
共に32連勝の記録を持つ、ハードヒッターだ。
この海老原の負傷により、急遽、世界3位の高山に白羽の矢が立った。

WBA世界フライ級タイトルマッチ。
オラシオ・アカバロ×高山勝義。
試合開始と同時、アカバロはマウスピースをはめて、背を向けている。
もう開始のゴングは鳴ったはずだー。
戸惑っている高山に、セコンドは叫んだ。
「行け!」
試合は始まっているのだ。
命をかける試合が!
ようやく振り向いたアカバロに、高山は左をぶち込んだ・・・

高山は勝ち気な少年だった。
幼い頃から、小さな体をものともせず、相撲、柔道と負け知らず。
勝ち気は続く。
中学卒業後のこと。就職先の店先でエンジンをふかす車が気に食わず、
店を飛びだして車の主に文句を言った。
車の主が、新日本木村ジムの木村七郎会長だった。
その度胸と正義感に木村はすっかり惚れきった。

高山は東日本新人王、全日本新人王と獲得。
現役の日本フライ級王者の斎藤清作、同バンタム級王者の芳賀勝男をも下し、
韓国フライ級王者の姜 煕秀を二度も退ける。

124 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:35:50.11 ID:Ri7jMat00
>>123の続き

さらに42戦無敗、世界フライ級4位のベビー・ロロナまでもKOで呑み込む。

こうして、高山は王者ポーン・キングピッチへの挑戦権を手に入れる。
だが、一度は日本にやって来たポーンだが、試合直前に帰国してしまい、
対戦相手をサルバトーレ・ブルーニに変更してしまう。
タイトルはブルー二に移る。高山はブルーニと戦う権利を得るが、
立場の弱さからノンタイトルで話がまとめられてしまう。
ブルーニは噛ませを摘んで戦う王者だった。難敵を倒してきた高山に、
そんな名前だけの王者など敵ではなかった。
圧勝で現役世界王者を下した。高山が勝利した場合、次戦は正式にタイトルマッチ
を行うという約束だった。だが、そんな約束はブルーニは守るわけがなかった。

2度チャンスは流れ、3度目でようやく掴んだ世界戦。
高山は、90戦以上戦い、一度もダウンをしたことがないアカバロを追いつめた。
だが、アカバロはブルーニとは異なり、歴戦の勇者だった。
アルゼンチンの貧民街で育ち、学校に行く代わりにゴミを拾い、
サーカス団に滑り込んで、己の体を使って喰い繋ぐ人生を送ってきた。
ようやく射り込んできた人生の光を守るためには、先制の左をぶち込まれても、
倒れるわけにはいかなかったのだ。
アカバロは最初の高山のパンチで意識を失っていたという。
しかし、アカバロは無意識にパンチを返し、息を吹き返す。
ラウンドを重ねるごと、形勢は逆転していく。
高山にも意地があった。ここで倒さなければ次はない・・・
アカバロの勝利が告げられ、予想通り高山の次が来ることはなかった。

負けても簡単に訪れる世界戦に何の意味があるのだろうか?
夢のように険しい道程だからこそ、
ボクシングの世界戦は尊いのだ。
だから、観衆は熱狂したのだ。

125 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:36:29.52 ID:Ri7jMat00
>>124

https://web.archive.org/web/20100212113027/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/37

126 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:37:39.73 ID:Ri7jMat00
【その男は「失明しても試合がしたい」と・・・】

いよいよ明日、WBA世界フライ級タイトルマッチが行われる。
また、彼らの未熟な試合が全国で放送されるのかと思うと、私の心は寂しさに包まれる。
フライの夢を志半ばに持ち去られた男は、今何を思うのか・・・

それは世界戦を四ヶ月後に控えた日の事だった。
田辺清の右目に黒い蝶々が横切ったのだ。
蝶の羽根で右目の半分以上が覆われてしまった。
トレーナーのエディ・タウンゼントにそのことを告げられず、黙って病院へ向かった。
「僕の病気はなんですか?」
「網膜剥離です」

ローマ五輪。田辺は準決勝でソ連のシフコと戦った。
圧勝だった。
だが、ポイント制のアマチュアの概念を無視するかのように、勝者を欧州の人間とした。
当時の五輪は、欧州贔屓が当然といった風潮だったが、この試合に限っては何と観客が
黙っていなかった。
「日本人の勝ちだ!」
田辺は銅メダルを獲得した。日本ボクシング界にとって、五輪で初めてのメダルである。

五輪出場後は、ボクシングから足を洗い、一般企業に就職した。
だが、抑えたはずのボクシングへの想いは、半年も持たずに燃え上がった。
14連勝で日本フライ級タイトルを獲得。
その後も日本タイトルを防衛し、韓国フライ級王者の姜 煕秀などを下し、
22連勝無敗を誇り、世界2位にランクインされる。
そしてWBA世界フライ級王者、オラシオ・アカバロとの一戦を迎える。

診察結果を伝え聞いたエディは、黙ることで無念を表した。
ボクシングのすべてを知るエディは、網膜剥離という絶望を知りすぎていた。
だが、田辺は諦めなかった。

127 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:38:31.79 ID:Ri7jMat00
>>126の続き

当然、手術を志願した。
三時間を越える大手術。麻酔が切れて激痛が襲うも、田辺は強靭な精神力で耐えた。
だが、本当の勝負は手術が終わってからだった。
少しでも衝撃を感じると、網膜が裂けてしまうのだ。それは咳やクシャミすら許されなかった。
半月以上頭部を固定され「何もしてはいけない」日々を過ごす。
漆黒の世界で田辺は戦った。
アカバロと戦うために、世界王者になるためにー。
無情にもタイトルマッチの権利は剥奪されてしまったが、田辺は諦めようとはしなかった。
「だったら片目でも戦う!」

視力は戻らず、田辺は片目を失った。
田辺は無敗のまま引退した。
エディは悲しそうに言った。
「田辺、失明してもアカバロと戦いたい・・・そう言ったね。見えなくても、エディさん、
僕はやるよ・・・と」
エディは自身が育てた世界王者を読み上げるとき、必ず田辺の名前を入れるという。

矢尾板貞雄、高山勝義、田辺清・・・
フライ級の頂点を目指したが、とうとう辿り着けなかった男達。
彼らが共通して体現したことは「世界戦の尊さ」に思う。

尊い世界戦、彼らが夢みた世界フライ級タイトルマッチが明日行われる。
相変わらず私の気持ちは曇るばかりだ。

https://web.archive.org/web/20120714034531/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/38

128 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:43:55.67 ID:Ri7jMat00
【世界で一番強いボクサーになった亀田大毅】

亀田大毅がWBA世界フライ級王者に輝いた。
判定は妥当だろう。
減点を加味しなくとも、亀田の勝ちは間違いない。
亀田は、自覚している通り、まるきり才能がない。
努力だけで拳を操っているボクサーだ。
試合中に、能力以上の「事件」がまったく起ることのないタイプだ。
出来る全てのことをやったのだ。彼自身は本当によくやった。
問題はタイの男だ。

一体、デンカオセーン・カオウィチットというボクサーは何者なのか?
パンチ力を強調しているが、やめてくれと言いたい。
パンチもなければ、目もない。脚もなければ、才能もない。
ないないずくしの最低王者だ。

亀田は弱い。
その亀田をKOで倒すことが王者の仕事のはずだ。
世界王者なら、亀田程度の選手をKOで仕留めるのは当然の業務だ。
それが、KOはおろか、ダウンさえ奪えないとは、もう言葉を捻り出すのも苦しい。
亀田は確かにタフで頑丈だ。並の選手なら、亀田を仕留めきるのは困難かもしれない。
だが、世界王者である。ボクシングの世界王者である。
一体、あのタイ人はなんなのか?

このデンカオセーンにしろ、坂田健史、WBCの内藤大助、そして亀田興毅。
一体、フライ級はいつから子供の遊び場になったのだ?
子供が砂遊びをして、泥で造られたベルトを腰に巻いて盛り上がっている光景は異常だ。

129 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:44:34.33 ID:Ri7jMat00
>>128の続き

亀田大毅は、ポーン・キングピッチ、ファイティング原田、海老原博幸、オラシオ・アカバロ、
大場政夫、花形進、レパード玉熊が巻いたWBAフライ級のベルトを巻くことになった。
これが何を意味するのか、私はあえて言わない。

勇利アルバチャコフでフライは止まったままだ。
そろそろ動き出して欲しい。

https://web.archive.org/web/20120510211727/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/39

130 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:47:29.28 ID:Ri7jMat00
【亀田大毅の記者会見について】

昨日のWBA世界フライ級タイトルマッチ。
殴り書きのままで申し訳ないが、
私なりの採点を公開する。

亀田大毅ーデンカオセーン・カオウィチット
@10-9 亀田の左フックがテンプルにクリーンヒット。
A9-10 アッパーの差か。マストでなければ間違いなくドロー。
B9-10 子供の喧嘩。ボディへのアッパーのヒット数の差で。
C10-9 亀田の右ストレートが捉える。
D10-9 亀田の左フックが顎にヒット。
E9-10(-1)デンカオセーンのアッパーに力がこもる。
F10-9 デンカオセーンは目が悪いのかフック、ストレートを顔に貰う。
G9-10 亀田は終盤まとめるが、荒さを加味しなければデンカオセーンか。
H10-9 打ち合いは共にテンプルにヒット。僅かに亀田か。
I10-9 亀田の右フック、ストレート、左ボディが確実なポイントに。
J10-9(-1)亀田の左フックのカウンター。右ストレートもヒット。
K10-9 デンカオセーンは圧力はあるが、正確性は亀田。
計116-110

「不思議な感じ。俺でもチャンピオンになれるんやなあ」
亀田大毅が記者会見でこう語ったとのこと。
もちろん、意味としては「努力すれば夢が叶う」ということだろう。
だが、私にはヒヤッとするセリフに聞こえてしまった。

確かに今回の世界戦は「不思議な感じ」だろう。
本人の実力とは無関係に、いつの間にか世界ランキングに入り、
難なく世界戦を組まれ、敗れてもなお、陣営がクレームを提出
しただけですぐに再戦が組まれたのだから、確かに「不思議」だ。

131 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:48:16.99 ID:Ri7jMat00
>>130の続き

「俺でもチャンピオンになれるんやなあ」
繰り返すが、彼の本意は別にあるし、そこに悪意も計算も無い。
純粋たる喜びを表した発言である。
しかし、亀田のこの発言に今のボクシング界の全てが集約されている。
「亀田のように弱いボクサー(俺)でも、チャンピオンになれる(んやなあ)」
ということだ。
やり方次第では、並のボクサーを簡単に世界戦に送り込むことができ、
組み易し時期を計らえば、ベルトを獲らせることは可能だと・・・
皮肉にも、解釈によっては、亀田自身がそれを半ば認めるような発言をしてしまったのだ。

だから、私はヒヤッとしたのだ。
それと同時に、全てを理解している亀田に少し同情したのだ。

https://web.archive.org/web/20120712184454/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/40

132 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:49:10.55 ID:Ri7jMat00
【亀田大毅を責めてはいけない】

亀田大毅本人を責めてはいけない。
彼はマリオネットである。
批判すべきは糸を操る蓮中だ。

世界戦が決まったと告げられたら、選手はそれに従うだけだ。
「亀田本人が辞退すべきだ」という意見があったが、それは大いに失礼な行為だ。
多くのボクサーは世界戦を熱望している。実力はあっても組まれずに消えていく
ボクサーがほとんどだ。経緯はどうあれ、世界戦を組まれた者は、彼らの分まで
全力で世界戦に取り組むべきなのだ。組まれた世界戦を辞退するなど、贅沢で
独り善がりな行為だ。

今回、亀田はしっかりと自分の仕事をした。
1Rから12Rまで、一瞬も気を緩めることなく、業務を全うした。
持てる全ての力を出し切った。
確かに、何度も首を傾げたり、不満げな表情を浮かべたり、心情的には嫌悪
すべき行動はあったが、それも想像を超越するプレッシャーと勝利への執着心が
引き起こした行動ということで、処理出来なくはない。それに所詮は亀田なのである。
リング上で常に紳士であった魔裟斗とは比べてはいけないのだ。

弱いボクサーが世界王者のベルトを巻いている。
ベルトを巻いている人間を批判するのではなく、
ベルトを巻かせた人間を批判しなければならない。
弱いボクサーにベルトを巻かせなければ、何も問題は起きないのだ。

133 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/24(火) 20:49:53.74 ID:Ri7jMat00
>>132の続き

畑山隆則のように、自分の意思でボクシングを始めた人間は、
決して操られることなく、己で糸を断ち切れるだろう。
だが、亀田は違う。
亀田はこれからも永遠にマリオネットだろう。
わけもわからず操られ、状況を把握出来ぬままリングに立ち続ける。

そして、殴り殴られ、人生が進んでいくのだろう。

https://web.archive.org/web/20100212104204/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/41

134 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:39:32.54 ID:syelqPEU0
【アントニオ猪木が現役復帰をすれば済む話だったのだ】

2010年のDynamite!!は9.8%の視聴率を記録した。
前年の16.7%から数字は大幅に減少した。
しかしそれでも民放では二位。
トップにはならなかったものの、順位だけを眺めれば及第点の結果である。
だが絶望的な数字を突きつけられた事には変わりはない。
なぜこのような絶望感を味わう事になったのか?

1、アントニオ猪木によるオープニング
2、アリスター・オーフレイム×トッド・ダフィー
3、青木真也×長島☆自演乙☆雄一郎
4、所英男×渡辺一久
5、京太郎×ゲガール・ムサシ
6、アンディ・オロゴン×古木克明
7、ジェロム・レ・バンナ×石井慧
8、ミノワマン×泉浩
9、ビビアーノ・フェルナンデス×高谷裕之
10、猪木によるパフォーマンス
11、その他の試合のダイジェスト

上記が二時間半を費やした地上波放送の構成である。
去年のDynamite!!には目玉が無かった。
目玉料理がないので、器具でカヴァー。
圧倒的な知名度を誇る猪木を「高価なフライパン」としてアピールするしかなかった。
そのため、猪木に前半と後半、つまり出囃子と締めを担わせた。
結果、猪木の一人勝ちだった。
猪木が培ってきた魅せるノウハウに誰も追随出来なかった。
格闘技の象徴はいつまで経っても猪木なのだろう。

出演者中最高の知名度を誇る猪木にオープニングを任せるのは当然だ。
短期決戦が必須条件となる第一試合にアリスターを持って来たのも必然か。

135 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:40:21.00 ID:syelqPEU0
>>134の続き

しかし、外人同士の試合を第一試合に持ってくるのはリスクを伴う。
視聴者は外人同士の試合に興味を示さないからだ。
しかも時期は大晦日。紅白は日本人で埋め尽くされているというのに、
わざわざ外人同士が織りなすテレビ画面を一家揃って眺めるわけがない。
今更ながらだが、アリスターの相手は日本人であるミノワマンを当てれば
よかったに思う。
ミノワマンは無差別級王者に該当するスーパーハルクトーナメントの覇者である。
肩書き的にDREAMヘビー級暫定王者を決める闘いに相応しい相手、
いや、ミノワマンなら「暫定」は不要だったはずだ。
テレビ的にマッチするこの試合を第一試合に運んでも良かったのではないか。

折り返し地点であり、重要な分岐点でもある22時跨ぎには
石井ではなく、古木を使用して来た。
古木→石井の流れに全てをかけたのだろう。
もっと言えば石井→柔道五輪の映像(泉)という連続技も使用した。
三連続の決め球で勝負に出ることが、このどうしようもないラインナップで出来る
限界の戦術か。

結局は目玉不足が最期まで響いた。
誰もが痛感しているシンプルな理由。
だからこそ、一歩踏み込んだ設定を施せばよかったのだ。

そう。
アントニオ猪木の現役復帰だ。

※明日へ続く。

https://web.archive.org/web/20121026113635/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/383

136 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:42:35.55 ID:syelqPEU0
【K-1や総合格闘技はプロレスなのだ】

本日は公約通り昨日の続き。
従ってここから先は昨日の記事を必読願う。

アントニオ猪木は三度のバリツーズ(に準ずる形態)を行っている。
後の試合は全てプロレスだと人は言う。
「お前がそう来るなら、俺もそうするよ」
猪木が語る一つのプロレスの定義。
プロレスは仕掛け合うもの。
互いにしか分からない暗黙の了解を平気で破る背信行為。
その結果、沸き起こるリング上の憎しみ。
異常事態(プロレスでは日常だが)を察知して観客は盛り上がる。
そうして熱が構築されていく。
演劇の様に如何に台本通り進行して行くか、という事ではないのだ。

そう考えるとプロレスとバリツーズは最初から明確な境界線は存在しなかったの
かもしれない。

そこで最近よく耳にする言葉に繋がる。
「プロレスと一緒にしている」
「プロレスではないのだから」
当ブログが、K-1や総合格闘技といった地上波放送を前提に戦っているプロ格闘技選手
に対して、キャラクターや試合内容に苦言を呈する度に返って来る言葉群である。
これらは果たして適切な言葉なのか。

その答えを大掛かりな皮肉を持って実践したのがアントニオ猪木である。
それは自身が行った三度のバリツーズの代表格の試合、

1976年のモハメド・アリ戦である。

137 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:42:58.69 ID:syelqPEU0
>>136

https://web.archive.org/web/20121026113643/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/384

138 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:43:58.78 ID:syelqPEU0
【総合格闘家よ!エメリヤーエンコ・ヒョードルよりもアントニオ猪木を参考にしろ!!】

本日も公約通り昨日の続き。
此処から先は昨日の記事を必読願う。

1976年6月26日の刻。
ボクシングの象徴、ではない。
スポーツの象徴、にも収まらず。
人間の象徴。
それが当時のモハメド・アリである。
そのアリと「只の東洋人」であったアントニオ猪木が「プロレス」を行った。
アリは当然プロレスをやる気で目的。
しかし、すぐに戸惑う。
「これは私が知っているプロレスではない!」

プロレス蔑視への皮肉。
八百長に嘲笑いを求めて快感に浸るクダラナイ連中。
そんなちっぽけな存在は今も昔も変わらない。
猪木はそんなちっぽけな連中をあえて相手にしてしまう。
「さあ、今から皮肉をするぞ。いいか? 皮肉だぞ」
猪木が唱えるプロレス定義の一つ。
「お前がそう来るなら、俺もそうするよ」
それを猪木が“別の表現”で試みた。
「これで面白くなるんだろ?」

結果はご存知の通り。
アリが押し付けたルールが問題なのではない。
「お前がそう来るなら、俺もそうするよ」
それを“別の表現”で試みた事が原因なのだ。

139 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:45:07.21 ID:syelqPEU0
>>138の続き

猪木はプロレスをしていた。
間違いなくあれはプロレスである。
なぜなら、
「お前がそう来るなら、俺もそうするよ」
それを実践していたからだ。
アリが押し付けたルールに対して、
「お前がそう来るなら、俺もそうするよ」
その通り、猪木は「そうした」。
つまり、
寝転んだ。
アリがそう来たから、猪木もそうした。
これはプロレスである。
ただいつもとは“別の表現”を試み、観客に馴染まなかっただけである。

そして今、猪木はニヤッと笑っている。
「ほら、結局戻ってきたろ?」

※明日へ続く。

https://web.archive.org/web/20121026035551/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/387

140 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:47:09.75 ID:syelqPEU0
【アントニオ猪木と亀田興毅の対戦はどうなのだ】

本日も公約通り昨日の続き。
此処から先は昨日の記事を必読願う。

去年のDynamaite!!。
目玉不足を解消するために、猪木と亀田三兄弟を蒔いたというのならば、
さらに一歩踏み込んだ設定を施せばよかった。
アントニオ猪木の現役復帰である。
そして単純に、
現WBA世界バンタム級王者・亀田興毅と対戦させればよかったのだ。
34年ぶり、モハメド・アリ戦のコピーを世間に放って欲しかった。

「ほら、結局戻ってきたろ?」
戻ってくるのはプロレスという事になるのだ。
ヴォルク・ハンすら通り越し、初代タイガーマスクへ遡り。
さらに人々が一番「格闘技(プロレス)」に熱狂していた時代へ戻る。
そうなると結局は、
「お前がそう来るなら、俺もそうするよ」
それをアリ戦で“別の表現”を試みた猪木に落ち着くというわけだ。
猪木が魅せたアリ戦の大掛かりなジョーク。
毒々しいアンチテーゼ。
真剣勝負をねだったのは観客・視聴者のはずなのに、それを否定したのも観客・視聴者だと。
そう。
猪木は知っていた。
格闘技などつまらないということを。

141 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:47:57.52 ID:syelqPEU0
>>140の続き

それでは格闘技は先祖返りに身を任せるしかないのか?
いやいや。
猪木がアリ戦で“別の表現”を試みたように、
格闘技も“別の表現で”プロレスを行えばいいだけなのだ。
その“別の表現”は決して猪木×アリ戦のような表現になってはいけない。
観客を熱狂させる“別の表現”を見つけ出せばいいのだ。

キャラクターをしっかりと構築する姿勢。
多くのメディアに進出し、他ジャンルの顧客を持ち帰る姿勢。
そして。
真剣勝負の舞台で互いにKO・一本を狙い合う姿勢。

真剣勝負の舞台で互いにKO・一本を狙う合う姿勢。
これは猪木×アリでも初代タイガーマスクでも、ヴォルク・ハンでも出来ない事。
それを分かって欲しい。

自分たちの存在価値は何なのか?
なぜいつまで経っても猪木に勝てないのか?
それらをしっかりと考えるべきだろう。

https://web.archive.org/web/20121026035556/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/388

142 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:51:31.23 ID:syelqPEU0
【選手達へ……コアなファンの戯言に耳を傾ける必要はない!】

DREAM.16、試合後に吐き捨てた青木真也の嘆き(9/28の記事を参照)。
改めて知りたい、深く知っておきたいという想いに包まれる。
コアなファンとやらは一体どんな試合を求めているのか?
如何なる試合なら満たされるというのか?

青木×ビトー・“シャオリン”ヒベイロを批判し、
青木×マーカス・アウレリオさえも槍玉に挙げる。
大雑把な内容を良しとせず、大振りな動きで盛り上がるファンを見下すコアなファン。
つまりコアなファンとは「技術&競技志向」に傾倒しているということだ。
それでは貴方達の望むであろう細部に拘った、心が満たされる試合と思しき、
菊田早苗と瀧本誠の一戦は最高の夜になったのではないか。
この試合、菊田は完璧な内容で瀧本を包み込んだ。その一つ一つの技術にコアなファンは
感嘆の声を挙げたことだろう……
だがその声は聴こえなかった。聴こえるはずが聴こえなかった。

コアなファンは本当は気づいているのだ。
「おもしろいと感じる瞬間」「つまらないと感じる瞬間」にコアなファンも初心者のファン
もないということを。
「初心者と一緒にされたくない!」という「見栄」「誇り」から来る、ただの駄々をこねた
偏屈な行動なのだ。

だから選手達は、コアなファンの言うことなど揚げ足取りに過ぎないのだから、耳を傾ける
必要はない。
コアなファンのために戦った青木、その青木を満場一致で迎えることが出来ないような連中
なのだから。

https://web.archive.org/web/20101104112305/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/278

143 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:55:07.09 ID:syelqPEU0
【最終処分に出されたDynamite!!】

Dynamite!!は今回で最後だ。
残っても困るから、それなら安くしてでも売ってしまおう、最終処分というやつだ。
魔裟斗の引退試合、石井 慧のデビュー戦、DREAM×戦極の対抗戦。
二、三年前なら、出し惜しみをして、丁寧に切り分けし、各興行に小出ししていたカードである。
だが、時代は変わった。小出しなどしている余裕はない。暖めていた目玉品を、一気に放出しなければ、
今を生き抜くことなど出来ない。
日本格闘技界は、もうすぐ長い冬を迎えようとしている。

思えば格闘技ファンは、Dynamaite!!を侮蔑することに歓びを得てきた。
侮蔑の原点は2003年の大晦日。
須藤 元気×バタービーンを皮切りに、侮蔑の永遠の象徴、曙×ボブ・サップに至るまで、
全てのラインナップが低レベルに終始した。
それでもこの大会は、後に訪れる惨劇を思えば、許容の範囲内の出来だったに思う。
人類史上最強王決定戦の名目通り、各ジャンルの王者を集結させ、
異種格闘技戦を徹底して行わせたコンセプトは、そこそこ高価なおもちゃ箱だった。
二試合組まれた新日本プロレスとK-1とのMMAルールは、
互いに本職ではなかったため、異種格闘技戦としての緊迫感を与えられた。
特に、当時、IWGP現役王者だった中邑 真輪と、K-1史上最も才能に恵まれた男、
アレクセイ・イグナショフとの一戦は、試合自体は見るに耐えなかったものの、
オープニングセレモニーでただ一人、覚悟に似た睨みを一点に効かす中邑の表情と、
試合後の憮然とした表情に、一つの物語として楽しむことが出来た。
プロボクシング元IBF世界ヘビー級王者のフランソワ・“ザ・ホワイトバッファロー”ボタ、
極真空手第7回全世界空手道選手権大会優勝のフランシスコ・フィリョ、
K-1 WORLD GP 97,99,2000,2002王者のアーネスト・ホーストという、
打撃系世界王者達によるK-1ルールの試合は、対戦相手の奮闘により、
どれも苦渋に満ちた内容となった。この世界王者三選手による三連戦は、
今年話題を集めた、他ジャンルの選手によるK-1ルールが引き起こすサプライズの先駆けだった。

144 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 20:55:59.14 ID:syelqPEU0
>>143の続き

翌年に控えたアテネ五輪のレスリングフリースタイル96Kg級の代表選手として有力候補であった、
中尾 芳広とバルセロナ五輪柔道95Kg超級金メダリストのダヴィド・ハハレイシヴィリの試合は、
純粋な異種格闘技戦であったが、フリースタイルのアマチュアレスラーが絡む異種格闘技戦は
心底くだらないものであると、再確認させられる内容であり、今大会中、最も醜い試合であった。

この大会は空前の高視聴率を獲得し、日本格闘技界は世間に己の存在を気づかせた。
次に行うことは、格闘技術の面白さを伝導するというコンセプトに移ることである。
だが、その「次」は五年間訪れることはなかった。

https://web.archive.org/web/20100103080052/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/1

145 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:02:26.00 ID:syelqPEU0
【お前らはシンプルが好きなんだろ?】

INOKI BOM-BA-YE 2001→14.9%
INOKI BOM-BA-YE 2002→16.7%
K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!→19.5%
K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!→20.1%

まさに右肩上がりだった。
格闘技みたいなつまらないコンテンツが、TBSにとってもはや欠かせない戦力になっていたのだ。

INOKI BOM-BA-YE 2001は、アントニオ猪木のパフォーマンスや、安田忠夫とジェロム・レ・バンナ
によるプロレスに頼ってメニューを作っており、格闘技コンテンツとは言い難いものであった。
だが、翌年のBOM-BA-YEでは早くも格闘技コンテンツの原型を造り出し、現在のDynamite!!
の土台を築く。そして、2003年の大晦日にDynamite!!という格闘技が大売れし、
2004年の安定した売れ行きを見て、ようやく「格闘技は売れる」という確証を得る。
TBSは、4年かけて構築した売り方のノウハウに絶対の自信を持っており、
2005年もそのノウハウを当てはめるだけだった。

2005年に用意したメニューは3種類だった。
@KOゲームの確保。
この役割は、同局の人気バラエティに度々出演していたことで、ようやく一般層に名前と顔を
覚えられはじめた魔裟斗に与える。
A知名度がある者同士を同じ額縁へ収める作業。
額縁に収まるのは、旬は過ぎたとはいえ、確実に一定の働きを計算できるボブ・サップと、
スポーツ系のバラエティに顔を出しはじめ、トークの上手さと、覚えやすい名前も手伝い、
一般層には魔裟斗以上のネームバリューを誇っていた武蔵が当てられた。
B番組の目玉。
目玉はもちろんボビー・オロゴン×曙だ。素人と横綱が戦うというあまりに分かりやすい
キャッチ。今までのノウハウの結晶とも呼べる完璧カードである。
さらにサイドメニューには、その派手な入場で客の流れをよそへ向かわせない力を持つ
須藤元気を用意し、だめ押しで歌手の矢沢永吉までメニューに加える徹底ぶりをみせる。

146 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:03:29.76 ID:syelqPEU0
>>145の続き

盤石。死角無し、である。
ライバルである「PRIDE男祭り2005頂-ITADAKI-」は俳優の金子賢という至高の目玉と、
吉田秀彦×小川直也が同じ額縁に収まるという、強力な二手を用意したが、
並べた高級品の数でDynamite!!の勝利は揺るぎないものと思われた。
だがしかしー。

K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!→14.8%
PRIDE男祭り2005頂-ITADAKI-→17.0%

PRIDEに負けたことも問題だが、一番大きな悲劇は、右肩上がりだったDynamite!!の
視聴率が、急激に下がったことである。
世間はバカではなかった。いや、正直だった。

「曙やサップ、ボビーも去年見た。格闘技ってつまらないから、そうするともう見る必要ないじゃん」

2003年、2004年と新規の固定客を獲得する作業を怠ったツケが見事に廻ってきたのだ。
2004年は、宇野薫×チャンデット・ソーヴァンタレー、武蔵×ショーン・オヘア、
秋山成勲×フランソワ・“ザ・ホワイトバッファロー”ボタを排除して、
ブアカーオ・ポー・プラムックとガオグライ・ゲーンノラシンという泰国の芸術を投入するべきだった。
宇野の相手は、ヨアキム・ハンセンなど強豪を与えて、MMAの魅力をアピールするべきだった。
だが、テレビは視聴率がすべて。
2003年は大ヒットを記録したのだ。ならば翌年もそのノウハウを当てはめる作業が合理的である。
だから、2004年もそれに従った。結果も出た。
すると2005年もそのノウハウを「当てはめなければ」ならなかった。
負けるまでは勝ってきた手法を続けるのがテレビの世界だ。
2005年の惨敗を受け、戦略の変更を許されたのだ。

だが、TBSにしてみればこう言いたかったことだろう。

147 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:04:08.48 ID:syelqPEU0
>>146の続き

「お前らはシンプルが好きなんだろ?」

https://web.archive.org/web/20100103194811/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/3

148 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:06:10.29 ID:syelqPEU0
【石井 慧とホジャー・グレイシーの試合が】

2006年のDynamite!!は、ライバルであるPRIDEの自滅によって、格闘技中継を独占した。
また、放送時間もこれまでの2時間半強から、5時間強に拡大して、勝負に出たのだ。
過去の名勝負などを放送するという、外れのない仕掛けを行った結果、19.9%という好視聴率を
叩きだすことに成功する。
また、穴埋め作業に使われたとはいえ、金泰泳とバダ・ハリの試合を放送したことは、日本格闘技界
にとって大きな歓びであった。チェ・ホンマン×ボビー・オロゴンが目的の幾人かが、彼らの試合
を目にしたという事実が、日本格闘技界にとって貴重な種を蒔いたことになるのだ。

2007年は、K-1甲子園をスタートさせ、立川隆史、ベルナール・アッカなどを新参を投入するも、
目玉が何もなかったことが響き、視聴率は14.7%と下落した。
ボブ・サップ×ボビー・オロゴンは、3年前のカードであるし、船木誠勝はDr.コトー診療所を放送
していたフジテレビでなら輝ける人材だった。中でも、ズール×ミノワマンは、Dynamite!!史上、
最も最低な試合だったといえる。あんな試合を放送するから、「やっぱ格闘技はつまらない」と
再認識されてしまうのだ。三崎和雄×秋山成勲、エミリヤーエンコ・ヒョードル×チェ・ホンマン
というハイレベルな試合が放送されていたのだが、目玉亡き放送では、誰も見てさえくれない。
非常に残念な興行であった。

2008年は、格闘技ファンにとっては最大級の賛辞を贈りたい興行であったが、多くの人達に
とっては、見るべきもののない、チャンネルを合わせる必要がない放送であった。
視聴率はさらに下がり、なんと12.9%となった。
今大会も目玉がなかったのだ。悔やまれるのは、石井 慧である。
2008年の下半期、石井の知名度は日本アスリートの中でNo.1であった。
是非、ヒクソン・グレイシーとの打撃無しのジャケットマッチが見たかった。

149 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:07:24.62 ID:syelqPEU0
>>148の続き

石井が勝つにせよ、負けるにせよ、寝技の美しさや厳しさを世間に知ってもらう絶好の機会だった。
ホジャー・グレイシーが相手でも良かった。ホジャーは端正な顔立ちをしているし、多くの新規を
呼び込むことが出来ただろう。もし、石井の参戦が実現していたら、2003年の曙以上の話題になって
いたかもしれない。参戦はタイミングが命であることは、1年後にようやく参戦した北京五輪柔道
男子100kg超級金メダリストの扱いを見て頂ければ一目瞭然だろう。
アルトゥール・キシェンコ×佐藤嘉洋、桜井“マッハ”速人×柴田勝頼、
ミルコ・クロコップ×チェ・ホンマン、そして、田村潔司×桜庭和志といった、
「やっぱ格闘技ってつまらない」と思わせてしまう、くだらない試合は多々あったものの
(ちなみに柴田勝頼のファーストアクションは絶賛。つまらなくしたのはマッハ)
川尻達也×武田幸三、アリスター・オーフレイム×バダ・ハリ、ゲガール・ムサシ×武蔵のK-1ルール
の三連戦は「格闘技ってめちゃめちゃ面白いじゃん!」と思わせる内容であった。劣勢と言われている
者が勝つ、それもKOで勝つ。パーフェクトである。
そして中村大介×所英男だ。間違いなく、Dynamite!!史上、最も素晴らしかった試合である。
何度見ても面白い。こんな試合が多ければ、MMAは廃れることはない。そして、胸を張って新規の
お客さんに紹介出来る。
「どう? 格闘技って面白いでしょ?」

だからこそ、残念なのだ。この大会に目玉があったら、石井が参戦していたら・・・
放送時間も2時間強で、PRIDE男祭り2005 頂-ITADAKI-並のオープニングセレモニー、
ミルコ・クロコップ×美濃輪育久並の水準の高い煽りVTRを各試合前に用意し、
石井 慧×ホジャー・グレイシーをメインに、川尻達也×武田幸三、アリスター・オーフレイム×バダ・ハリ、
ゲガール・ムサシ×武蔵のK-1試合、中村大介×所英男、青木真也×エディ・アルバレス、
メルヴィン・マヌーフ×マーク・ハントのMMA試合を凝縮して放送していたとしたら・・・
「石井を見るために見たけど、格闘技って凄い面白いな!」

150 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:08:10.24 ID:syelqPEU0
>>149の続き

これこそが、お目当ての商品を待つ間の、ほんの僅かな時間、
そこが日本格闘技界にとって最も大切な時間であり、
しいては、日本格闘技界が最も必要な作業という意味なのだ。

2003年に己の存在を世間に気づかせた後に、
格闘技術の面白さを伝導するという、2008年のようなコンセプトに移っていれば、
2009年の大晦日に投げ売りしなくてすんだのかもしれない。
冬の時代はもうすぐだ。

https://web.archive.org/web/20100106020027/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/4

151 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:09:18.13 ID:syelqPEU0
【ボビー・オロゴン×五味隆典】

Dynamite!!は次の1年間のための見本市である。
普段、格闘技など見ることのない人達を、常連客にすることの出来る絶好の機会なのだ。
多くの人達のお目当ては、当然、話題の商品のみである。
話題の商品を見るために、見たくもない商品を少し眺めなければならない。
仕方なく。
お目当ての商品を待つ間の、ほんの僅かな時間、
そこが日本格闘技界にとって最も大切な時間なのだ。

2004年のお目当ての商品は「最強の素人」ボビー・オロゴンだった。
TBSのバラエティ番組が年間通して育ててきた、最高級品の代物である。
多くの人達にとって、値段の付け方は簡単である。
露出度の多さ。これが値段の付け方の全てだ。
ボビー・オロゴンは、Dynamite!!という売り場に出されるまで、どれだけ露出をしてきたことか。
それも最強のメディアであるテレビ放送で、かつ、家族が揃う日曜日、極めつけはゴールデンタイム
ときてる。値段を見るのが恐ろしいくらいの最高級品である。

さて、Dynamite!!の裏番組、フジテレビでは「PRIDE男祭りーSADAMEー」が放映されていた。
そこでは、五味隆典という第5代修斗ウェルター級王者の肩書きを持つ日本人が、
あの初代UFC世界ライト級王者のジェンス・パルヴァー相手に、終始ボクシングで挑み、
そのままスタンドでKOを奪うという偉業を成し遂げていたのだ。
2004年の夏、プロボクシングの試合を控えていたパルヴァーと接する中、
その洗練されたボクシングテクニックに驚愕したのをよく覚えている。
プロボクシング元IBF世界スーパーミドル級王者のチャルズ・ブルラーの左ストレートよりも、
パルヴァーの左ストレートの方が、私の手の平は痛みが引き起こす拒否反応を示していたのだ。
重心と角度を最低限変えるに留まり、ボクシングをバリツーズで披露出来る格闘家など
パルヴァー以外に見つけることは不可能だった。格闘の天才である。
だが、その天才を、日本人の五味隆典は、スタンドで、それもボクシングで圧倒した。
信じ難き光景だった。
大場政夫がオーランド・アモレスに勝利した瞬間に匹敵する、日本中が高揚するべく出来事と
いってもよいはずだ。

152 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/25(水) 21:10:28.15 ID:syelqPEU0
>>151の続き

だが、多くの人達にとっては、そんなことはどうでもいい。
五味? 誰? 知らない。なんか白人と試合しているみたいだけど、チャンネル変えよう。
多くの人達にとって、五味隆典は素通りする商品である。
なぜか? 有名人じゃないから。

五味隆典の試合など、誰も見ない。
お目当てのボビー・オロゴンの試合が終われば、チャンネルはたちまち紅白の世界だ。
だがもし、同じチャンネルで、ボビー・オロゴンの試合の前に、
五味隆典×ジェンス・パルヴァーの試合が行われていたとしたら、
話題の商品を見るために、見たくもない商品を、少し眺めていたとしたら、
それを目にした何人かは、五味隆典の優雅な動きと、その名前を覚えて、
小さな興奮を引きずったまま、本来のお目当てを観賞するのではないだろうか。

お目当ての商品を待つ間の、ほんの僅かな時間、
そこが日本格闘技界にとって最も大切な時間であり、
その繰り返しが、日本格闘技界が最も必要な作業なのだ。

だが、現場はそんな少しの余裕さえもないくらい切迫していたのだった・・・

https://web.archive.org/web/20100104110019/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/2

153 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 20:57:55.83 ID:7XItHoSs0
【DREAMは読み切り漫画のようだ】

本日は只の嘆き。
解決策を示さず冷酷に嘆く。

総合格闘技の今について。
総合格闘技はよくやっている。
特にDREAMは数試合の地上波放送というノルマを課された状態で、
よく荒波を漕ぎきっている。

それはまるで一回一回が勝負の読み切り漫画のようだ。

だがやはりPRIDEのような連載漫画にはならない。
ストーリーが続かない。
プツップツッと音を立てて途切れてしまう。
今を生きることで精一杯なので仕方ないのだが……

DREAMとSRC。
ライバル関係を築くのが狙いのはずが、ライバル関係になっていない。
ファン同士がまるで揉めていない。
主催者が煽ったところでファンはちっとも踊らない。
それはそうだ。
元は栄光のPRIDEなのだから。

https://web.archive.org/web/20100912025640/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/255

154 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 20:58:48.58 ID:7XItHoSs0
【PRIDEよりもHERO'Sの復活を!】

DREAMは読み切り漫画のようだ(9/8の記事を参照)。
連載漫画だったPRIDEとは異なる。
そしてHERO'Sは常に巻頭カラーだった。

PRIDEが潰れるのは勝手だ。
自業自得。
だがなぜHERO'Sまで消滅しなければいけなかったのだ。
そこには政治的理由がタップリあるのだろうが、今でも納得出来ない出来事だ。

HERO'Sは残すべきだった。
DREAMはPRIDEの残骸、PRIDEの亡霊、PRIDEのソックリさんに過ぎない。
中途半端にPRIDE色を出していることで、逆にファンが乗れないのだ。
そしてSRC。
DREAMとSRC、元を辿ればPRIDEである。
PRIDEファン同士がぶつかり合うことがどうしてできようか?
DREAMとSRCは、PRIDEとHERO'Sのような関係にはなれないのだ。

「HERO'Sに旧PRIDE選手が参戦する」
そういった形式を取るべきだったのだ。
PRIDEファンはHERO'Sをぶっ潰すために燃えに燃えただろう。
「HERO'SなんかPRIDEに比べればガキの遊び。それを証明する」
乗り込んで来る側と、迎え撃つ側。
殺伐とした熱狂。

熱狂。
狂った熱さがDREAMとSRCにはない。

https://web.archive.org/web/20100912073117/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/256

155 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 20:59:33.24 ID:7XItHoSs0
【五味隆典がHERO'Sに参戦していたら? ブラックマンバに負けていたか!?】

あの日あのとき、DREAMなど立ち上げず、
HERO'SにPRIDE勢が参戦するべきだった(9/9の記事を参照)。
あの日あのときー2008年3月15日にDREAM.1〜ライト級グランプリ2008開幕戦
が開催されず、HERO'S 2008~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦?
が開催されていたら……

「骨格を残しながら」
蹴球元日本代表監督の加茂周氏が就任会見で発した言葉である。
これをHERO'S 2008~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦?に当てはめる。
骨格とはもちろんHERO'S勢。
J.Zカルバン、宇野薫、ブラックマンバ、ビトー“シャオリン”ヒベイロ、
アンドレ・ジダ、所英男の6人を残す。
新たなHERO'Sとしてチョン・ブギョン(エディ・アルバレス)を参戦させ、
そして。
残りの1人、PRIDEの象徴・五味隆典を投入する。

五味がHERO'Sに参戦する!
周りはHERO'Sの匂いをタップリ纏った選手のみ。
燃えに燃えるPRIDEファン。

ブラックマンバ×五味隆典。

五味とマンバは川尻達也とマンバという明らかなミステイクより、
確実にエキサイティングな試合になるだろう。
マンバはHERO'Sでも強豪ではない。しかしリーチと打撃力がある。
五味が苦手とするタイプの一人だ。
PRIDEファンはそれを危惧する。
「HERO'Sでも弱小のマンバに負けでもしたら……」
その眠れぬ不安が楽しみと興奮のカセとなるのだ。

156 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:02:12.43 ID:7XItHoSs0
>>155の続き

マンバを突破すればより強い打撃のジダが待っている、
同胞の宇野が受けて待つ、HERO'Sの象徴・所英男も居る。
トラウマである柔術家のシャオリンさえ笑っている。
そしてさらにその先にはKING OF HERO’S・J.Zがそびえ立つ。

五味がもし敗退したらー。
いきなりの王者による参戦はリスクが大きいのではないか、
負ければ即=PRIDEの敗北になってしまうのではないか。
いいや。
次のドラマへバトンを渡せばいいだけだ。
五味と絡んでいなければその価値は幻影を纏ったままだ。
PRIDE後期の主役・五味と絡んでいない傷が付いていないあの男、
青木真也をHERO'Sに参戦させればよいのだ。

https://web.archive.org/web/20100913013323/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/257

157 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:05:21.95 ID:7XItHoSs0
【KING OF HERO’Sを倒したとき、PRIDEの新たな独立がみえてくるのだ】

DREAMとSRCはファン同士が揉めていないので熱が生まれていない、
その理由は元は栄光のPRIDEだから(9/8の記事を参照)。
DREAMなど立ち上げず、HERO'SにPRIDE選手を参戦させるべきだった。
攻め込む側と迎え撃つ側が織りなす殺伐とした熱狂を生み出すために(9/9の記事を参照)。
PRIDE勢を一気に参戦させてしまっては、DREAMの失敗と同じ末路を辿ることになる。
HERO'Sという骨格を残しながら、少しずつ参戦させていけばいよい(9/10の記事を参照)。

ではその骨格・HERO'Sにはどんな選手がいたのか?

◆63kg
山本“KID”徳郁
ビビアーノ・フェルナンデス

◆70kg(ミドル級)
アイヴァン・メンジバー
アルトゥール・ウマハノフ
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ
アンドレ・ジダ
アンディ・オロゴン
イアン・シャファー
宇野薫
勝村周一朗
J.Zカルバン
高谷裕之
所英男
永田克彦
ハニ・ヤヒーラ
ビトー・シャオリン・ヒベイロ
ブラックマンバ
宮田和幸

158 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:06:27.68 ID:7XItHoSs0
>>157の続き

レミギウス・モリカビュチス

◆85kg(ライトヘビー級)
秋山成勲
石澤常光
ケスタティス・スミルノヴァス
桜庭和志
柴田勝頼
ベルナール・アッカ
メルヴィン・マヌーフ

◆ヘビー級

アラン・カラエフ
アントニオ・シウバ
キム・ミンス
ゲーリー・グッドリッジ
ザ・プレデター
サム・グレコ
ジェロム・レ・バンナ
ジミー・アンブリッツ
セーム・シュルト
中尾芳広
ピーター・アーツ
ボビー・オロゴン
ボブ・サップ
マイティ・モー
レイ・セフォー

159 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:07:18.97 ID:7XItHoSs0
>>158の続き

こうやって並べると、HERO'Sが70kgに比重を置いていることが伺える。
イベントはこの70kgを中心に作っていく方針は変わらないだろう。
63kgとライトヘビーはKIDと秋山のための階級だったといえる。
最後まで王座認定をしなかったヘビー級はコミカルな方向性を保っていた。
また、K-1選手の憩いの場として扱われた側面も持つ。

夢想。
五味隆典が参戦したHERO'S 2008 ?ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦?
(9/10の記事を参照)。
「相性の差で」五味はよもやの不覚をとった。
そして五味以外の相手は慣れ親しんだHERO'S畑なので、自由自在に耕して
見事カルバンが三連覇を達成した。
絶対王者となったカルバン。憎悪渦巻くPRIDEファン。
この憎悪誰に晴らしてもらうべきか?
川尻達也は五味に負けて傷物になっている。
王者に負けた者を参戦させるのは不可思議な構図だ。
ならば王者に負けていない、王者と対戦の無い、幻影纏った新品を投入すればよい。
青木真也。

翌2009年。
70kgには五味が継続参戦し、青木がJ.Z以外のHERO'S勢を片っ端から刈っていった。
中村大介、菊野克紀、エディ・アルバレスなどのニューカマーが育ち、
北岡悟、廣田瑞人などもHERO'Sで誕生していた。
所英男、高谷裕之、宮田和幸などは63kgへフェードアウトしていく。
徐々に徐々に、HERO'Sという骨格に真新しい血と脂の乗り切った肉が錬り付けられていく。
そして迎えたトーナメント。

160 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:08:15.75 ID:7XItHoSs0
>>159の続き

HERO'S 2009 ?ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦?
五味隆典、青木真也、宇野薫、JZ.カルバン
中村大介、北岡悟、廣田瑞人、菊野克紀

HERO'Sの匂いはたった一年で薄れていた。
こうして世界最高峰のトーナメントが開幕するのだ。
カルバンだ。
KING OF HERO’Sを倒したとき、PRIDEの新たな独立がみえてくるのだ。
そしてー。
HERO'S もようやくその役目を終えるのだ……。

https://web.archive.org/web/20101113022153/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/258

161 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:09:28.98 ID:7XItHoSs0
【PRIDEはHERO'Sにキスをしていたのだ】

DREAMとSRCはファン同士が揉めていないので熱が生まれていない、
その理由は元は栄光のPRIDEだから(9/8の記事を参照)。
DREAMなど立ち上げず、HERO'SにPRIDE選手を参戦させるべきだった。
攻め込む側と迎え撃つ側が織りなす殺伐とした熱狂を生み出すために(9/9の記事を参照)。
PRIDE勢を一気に参戦させてしまっては、DREAMの失敗と同じ末路を辿ることになる。
HERO'Sという骨格を残しながら、少しずつ参戦させていけばいよい(9/10の記事を参照)。
KING OF HERO’Sを倒したとき、PRIDEの新たな独立がみえてくるのだ。
そしてー。
HERO'S もようやくその役目を終えるのだ……(9/11の記事を参照)。

HERO'S 2009 ?ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦? 。
五味隆典と菊野克紀が真剣で斬り合い、中村大介と宇野薫が回転し、
北岡悟とJ.Zカルバンの肉体がぶつかり、青木真也が廣田瑞人の腕を折った。

そして決勝戦。
見事、旧PRIDE勢が三連覇の絶対王者・KING OF HERO’Sを撃破した。
こうしてHERO'Sはその役目を終えたのだ……。

二年引っ張れたのだ。
二年、格闘技の熱を稼ぐことが可能だった。
HERO'SにPRIDE勢が少しずつ参戦し、相性の差でHERO’Sに敗れ、
次の者がリベンジする。そして最後は頂上まで辿り着く。
頂上に立った者が五味なのか青木なのかは分からない。
しかし、最終回を迎えるまで濃厚な連続ドラマ・連載だったことは確かだろう。
2008、2009の二年間は70kgに絞って行う。
HERO'SにPRIDE勢を流れ込ませる行為とは別に、北岡、廣田、中村、菊野などの
ニューカマーを売り出していく作業も進める。
所英男、高谷裕之、宮田和幸などが山本“KID”徳郁の待っている63kgへ
フェードアウトしていく(9/11の記事を参照)。
63kgのスーパーファイトも作っていき、魔王を中心とした85kgも織り交ぜていく。

162 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 21:12:10.21 ID:7XItHoSs0
>>161の続き

少しずつ、少しずつ、次に繋がるように、ドラマを運んでいく。
最終回の「KING OF HERO’Sの巻」には最高潮の高揚を持って迎えるのだー。

2009年を持って、KING OF HERO’Sの終焉を持って、HERO'Sは幕を閉じてもよい。
なぜならHERO'Sを続けてもPRIDEファンはもう乗れないからだ。
「HERO'S王者の○○」という肩書きを持ったまま応援など出来ないだろう。
あくまで「HERO'Sを潰す!」ことで燃えていたわけで、侵略する歓び、返り討ちに
される悔しさなどの作用で盛り上がっていたわけなので、定住してはファンの居場所
はなくなってしまう。
HERO'Sを続けるなら、70kgではなく63kgに特化して継続させていくしかないだろう。
なにせ70kgは象徴が敗れているのだから。
HERO'Sが役目を終えるのならこのタイミングがベストだった。
PRIDEが潰れ、HERO'Sに助けられ、二年の時を経てようやくPRIDEが独立するとき
がきたのだ。

「HERO'S、おもしろかったですよ」
宇野薫はそう語ったことがある。
その意味がよく分かる。
HERO'Sは本当に良いイベントだったと思う。
テレビ格闘技と揶揄されようが、分かり易さを徹底的に追及した。
ルール、マッチメイク、演出、ビジュアル、まさにヒーローチックだった。
骨太のPRIDEを浮き彫りにさせるための軟派な存在。
黄色を基調としたポップでオシャレなコーディネートも目を見張った。

PRIDEが狂った熱さを持ったとき、
それはHERO'Sが誕生した2005年だったのではないか。

https://web.archive.org/web/20101018013628/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/259

163 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/26(木) 23:13:47.87 ID:d6snQDV70
コメントしたらわりと丁寧に返してくれた記憶がある
この人は今何してんの?

164 :喧嘩王 ◆jcJKhjDW36 :2017/01/27(金) 08:37:37.74 ID:8beOYdvmO
かかとおとしみたいなバカ信者とは違ったのに惜しい人を亡くしたわ

165 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:03:39.76 ID:bmXi/1jJ0
>>163
ブログ更新終了後、何の音沙汰も無し

166 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:11:33.60 ID:bmXi/1jJ0
>>164
お前が嫌いな自演乙を大絶賛してたけどな

167 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:25:36.02 ID:bmXi/1jJ0
【「プロは結果が全て」と言う格闘家は臆病者だ】

「プロは結果が全てですから」
よくこういう台詞をいう(地上波放送を舞台に戦うプロ)選手がいる。
これは実に卑劣な逃げ口である。
そう言ってしまえば、つまらない試合をしても許されるからだ。
臆病者の予防線である。

「結果」という解釈も異なるが、彼らのいう「結果」が白黒表に記録
されることのみを表しているのならば、やはりそれは間違いだ。

「プロは結果が全て」という台詞がカッコいいんだろう。
こういう台詞を使いたいのだろう。
だが、本当は違う。

「アマは結果が全て。プロは経過が全て」
これが真実である。

https://web.archive.org/web/20100930225522/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/215

168 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:27:51.94 ID:bmXi/1jJ0
【パンチで「オーッ!!」と叫ぶのに、なぜローキックでは我を忘れて叫ばないのか?】

連日続くK-1 WORLD MAX 2010 決勝トーナメントの大反省会。
こうやって怒りを露にしている時代が幸せだったなと思いたくはないものだ。

〈コアなファンは初心者を見下すのを即刻辞めるべきだ。
自分達が恥をかくだけだ。
面白いと思うことに、コアも初心者もない。
つまらないと思うことに、コアも初心者もない。〉

上記は1/21の記事の末文である。
今一度この言葉を伝えたい。
コアなファン(熱烈なファン・熟練者)の役目は、初心者のファンに自分が知り得ている
格闘技の面白さを伝達することだと考える。だから熱烈なファンの存在が悪いとは主張していない。
「初心者はひっこんでろ!」という横柄なファンこそが格闘技の癌だと主張しているのだ。

ローキックで「オーイ!オーイ!」と声をあげるコアなファン達。
ローが打撃格闘技の有用ある技術の象徴だからだろう。
「自分は知っている!」ことをここぞとばかりアピールするために声をあげる。
しかし、それならばなぜ「オーッ!!!」と我を忘れて叫ばないのだろうか?
その技術が最高だと(興奮を誘う)思っているのなら、なぜ「オーッ!!!」と
感嘆の大声を「自然と」張り上げないのだろうか?
例え雑でもパンチが交錯すると多くの人間は自然と「オーッ!!!」と声を張り上げる。
大声が漏れるとでも言おうか、コアなファンと呼ばれる人種もこの瞬間に
「雑な動きだな。ただ交錯しただけじゃないか。真の動きはローにあり」
と分析して微動だにしないということがあるのだろうか。
大声は張らずとも小さな感嘆の声が漏れるだろう。それが人間だ。

169 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:28:33.41 ID:bmXi/1jJ0
>>168の続き

つまり
パンチでは「オーッ!!!」
ローでは「オーイ!」
パンチの交錯では自然と声が喉から込み上げるが、
ローは意識しないと声を出せないのだ。

「……本当は通ぶってるけど面白いと思ってるんだよ」
これが彼らの心の奥底、いや案外手前にある本音。

https://web.archive.org/web/20121026040032/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/327

170 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:30:44.13 ID:bmXi/1jJ0
【マニー・パッキャオを3人目の「案内役」に認定しよう】

プロボクシングWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、
マニー・パッキャオ×ジョシュア・クロッティの一戦が行われた。
クロッティは手首にキスをしたまま試合を終え、パッキャオの完勝であった。

「ボクシングってつまらない」
「ボクシングってどこが面白いの?」
「技術とか・・・そんな難しいこといいから、どこが面白いのか教えてよ!」

ボクシングに興味がない人間に、ボクシングの魅力を気づかせる。
「ボクシングって面白い!」
そう言わせることが、私の快感である。

今まで、2人のVTRを見せるだけで良かった。
1人は、マイク・タイソン。
もう1人がナジーム・ハメド。

この2人のVTRを見せれば、ほとんどの人間が熱狂した。
「ボクシングって面白いじゃん!!」
間違っても英国の大砲だとか、黄金の中量級だとか、ザ・リアルディールだとか、
そんなものをいきなり彼らに見せてはいけない。
何かを紹介するとき、常にビギナーの気持ちにならないといけないのだ。
だから、上記の2人だけで間に合っていたし、また、他にはいなかったのだ。

171 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:31:30.41 ID:bmXi/1jJ0
>>170の続き

だが、3人目がようやく見つかった。
これなら、彼らに見せても大丈夫だろう。

マニー・パッキャオ。

次回から、「ボクシングに興味がない」という人間に、マイク・タイソン、ナジーム・ハメド、
そしてマニー・パッキャオのVTRを渡すことにしよう。

https://web.archive.org/web/20100315143251/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/74

172 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:34:05.57 ID:bmXi/1jJ0
【ボクシングこそがキング・オブ・スポーツだ!】

UFCが、プロボクシング元IBF世界ミドル、スーパーミドル、クルーザー級王者の
ジェームズ・トニーとの契約を結んだ。

トニーは常に気怠そうなボクサーだった。
だが、勝負の匂いを嗅ぎ分けることに秀でており、瞬間的に急所を捉える動きは
まさに天才だった。
そんな「気怠き天才」が広報としてではなく、選手としてUFCに出場するという。

以前、ロイ・ジョーンズJrがアンデウソン・シウバとUFCで戦うという話があったとき、
ダナ・ホワイトはこれを見事な台詞を持って拒否を示した。
「ロイは最高のボクサー」とボクシングに敬意を示し、
「そういう試合をすれば金儲けは可能だ。だがそれはMMAを傷つけることにもなる。
K-1やPRIDEじゃあるまいし、そんなことはしない」
ボクシングとMMA、双方の尊厳を両立させる台詞には感心させられたものだ。

だが、そんな感心ある台詞は一年も経たずに覆された。
優美な台詞を言っている余裕がなくなったのだろう。
対外的にも「本音」を公表するしかなくなってしまった。
「格闘技はボクシングに頼らなければやっていけないんですよ」

モハメド・アリ、トレバー・バービック、ロベルト・デュラン、ビンス・フィリップス・・・
名前を出したらきりがない、新興格闘技に「協力してあげる」ボクシング世界王者達。
格闘技(プロレスを含む)は、ボクシングに土下座ばかりしている。
ボクシングの存在の大きさと、いつまで経っても独り立ち出来ないその他の格闘技。
嘆かわしい限りだが、これが「力の差」というやつなのだ。

キック「ボクシング」、シュート「ボクシング」アルティメット「ボクシング」・・・
名称まで「ボクシング」に頼る格闘技達。

173 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:34:43.47 ID:bmXi/1jJ0
>>172の続き

UFCには少し期待したが、
結局、ボクシングがいつまで経ってもキング・オブ・スポーツなのだろう。

https://web.archive.org/web/20111117055552/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/69

174 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:37:21.30 ID:bmXi/1jJ0
【「これがK-1です!」←どれが!?】

プロボクシングIBFミドル、スーパーミドル、クルーザー級を制した三階級王者・
ジェームズ・トニーが、プロMMAUFC世界ライトヘビー級王者、ヘビー級王者の
二階級を制したランディ・クートゥアにMMAルールで敗れた。

舞台はその世界では最高峰と名高いUFC。
トニーのプロMMAデビュー戦はセミファイナルに組まれた。
開始、トニーはいつものトニーだった(トニーについては3/9の記事を参照)。
弛緩している当て感優れた者独特の腐敗した匂いだ。
だがクートゥアの片足を切れず、そのままグランドに這わされ続け、最後はタップで
終了。1Rで戦いを終えた。

イベントとしては最高だった。
だが競技としては最低だった。
クートゥアとトニーどちらが強いのか?
その答えはまだ出ていない(8/25、26の記事を参照)。

魔裟斗がMAXの舞台でプロボクサーのヴィンス・フィリップスを迎え撃った
ことがあった。魔裟斗は当時世界王者、ヴィンスはK-1デビュー戦だった。
試合序盤からこれでもかというほど魔裟斗はローを蹴り浴びせた。
当然のKO勝利を奪ったリング上で魔裟斗はこう叫んだ。
「これがK-1です!」
これがK-1? どれがK-1?
「世界王者がその競技の素人を相手にして蹴り倒す競技です!」
翻訳するとそうなるだろう。
魔裟斗は全国にそう叫んでしまったのだ。
魔裟斗にしてみれば競技性を意識し、使用出来る技を最適に選択し、攻撃を加える
ことでK-1という競技をアピールしたつもりなのだろう。

175 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:37:58.67 ID:bmXi/1jJ0
>>174の続き

だが、これは根本から間違っている。
そのことに魔裟斗は気づいていない。
現役世界王者が素人と対戦する時点で競技ではなく余興なのだ。
競技ではない、興行なのである。
サッカースペイン代表が、アメリカンフットボールの世界王者チームのサッカーデビュー戦
の相手と公式戦を行うわけがないだろう。行うとしたらチャリティーマッチだ。
最初から余興なのだから如何に盛り上げるかを考えなくてはならないのだ。

クートゥアにしても魔裟斗にしてもなぜか勘違いして競技をしてしまった。
だからいつまで経っても中途半端なのである。

https://web.archive.org/web/20101007234457/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/248

176 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:40:34.45 ID:r6DUGrJw0
>>171ハメドは面白いけどその三人の中じゃ格が2枚落ちる

177 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:45:40.59 ID:bmXi/1jJ0
>>176
ボクシングの魅力に気付いてもらうのが目的だから、
そこはハッキリ言ってどうでもいいんじゃないだろうか

178 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:48:15.33 ID:bmXi/1jJ0
【亀田興毅は日本のデラホーヤだ】

亀田興毅は10階級制覇をするべきだ。
日本人初の3階級制覇などケチ臭いことは言わず、
オスカー・デ・ラ・ホーヤが持つ6階級制覇の記録を塗り替えるべきだ。
何もWBAやWBCに固執せず、WAAやWBBなどのベルトを獲ればいい。
亀田には記録を作って頂きたい。

ボクシングの「世界王者」を「認定する団体」は20以上存在している。
17前後ある階級にそれぞれ世界王者を制定し、さらには暫定王者、スーパー王者、
はたまた休暇王者などを含めると、「ボクシングの世界王者」は350人以上存在している。
例えば、フライ級のボクシング世界王者を名乗る人物は、25人は存在していることになる。
亀田と内藤大助の世界フライ級タイトルマッチも、プロボクシングという競技のフライ級という
階級の世界王者と呼ばれている25人の中の1人決める選手権、という長い綴りになる。

以前、K-1に参戦したマイケル・レルマもヴァージル・カラコダもボクシングの「世界王者」
である。間違いなく「世界王者」である。
これに対して、ボクシングファンからは「捏造」という声が挙がったが、その理由が何とも可笑しい。
「ボクシングの世界ではWBA、WBC、IBF、WBOの主要四団体が・・・」
なにかにつけて主要四団体を主張して、権威の問題と叫ぶが、プロボクシングの認定団体が
世界王者と認定すれば、肩書きはボクシングの世界王者だ。
マイク・ベルナルドもマイク・タイソンも同じ「ボクシング世界ヘビー級王者」である。

179 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:48:44.16 ID:bmXi/1jJ0
>>178の続き

主要四団体の一つ、WBC世界フライ級タイトルマッチ。
内藤大助×亀田興毅。
なるほど、あれがボクシングの世界では世界王者と崇められる試合か。
さすがさすが主要四団体、権威ある試合だ。
これなら再戦も楽しみだ。


もう何もかもいい加減にしろ。

https://web.archive.org/web/20100202105111/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/31

180 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:50:54.44 ID:bmXi/1jJ0
【渡辺一久と大和哲也・ボクシングルールで対戦】

もし私、AlexGirlがDynamite!!をプロデュースしたら?
昨日は第0試合「はなわの長男×ヘーシンクの曾孫?」を発表した。
本日から8日間連続で試合を1試合ずつ発表して行きたい。
格闘技興行は打撃・総合問わず全8試合がベストだと考えている。
4試合を行い休憩を挟む。8試合を越えると抵抗感や疲労感で試合がボヤけてしまう。
テレビ的にも過去の例から判断すると7~8試合が多い。
Dynamite!!も8試合で収めるべきだ。

AlexGirl的Dynamite!!、今年のテーマは「挑戦」。
では第1試合を発表する。

〈K-BOXルール・スーパーライト級試合〉
渡辺一久×大和哲也。

いよいよK-1からボクシングを派生させるときが来たのだ。
K-1からボクシングイベントを派生させる理由については〈8/27、28の記事〉を必読願いたい。
その第一弾、先行リリースとして
「プロボクシング元日本フェザー級王者vs初代K-1ライト級王者」を世に送り出すのだ。
Dynamite!!は来年一年の見本市である。
常々暖めていた新格闘技イベント「K-BOX」を発動させるに最高の舞台なのだ。
もう完全にJBC、いやボクシング界への挑戦状(喧嘩を売る行為)である。
ボクシング世界王者のベルトなど工夫次第でいくらでも「獲らせる」事が出来る
(1/30、2/3の記事を参照)。
完全な皮肉である。どうしようもない「ベルト戦争」に対する皮肉。
その「ベルト戦争」にFEGも参戦してしまえというわけだ。
WBA、WBC、IBF、WBO、WBB、WAA、IBO、FEG……。
冠にFEGをそのまま付けてWBAらと同じ硝子ケースに並べてもなんら違和感がない。
FEG世界フライ級王者!

181 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:51:46.28 ID:r6DUGrJw0
>>177
それもそうだな

182 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:51:54.42 ID:bmXi/1jJ0
>>180の続き

FEGだとあまりに露骨なABC団体の名称なので、ここは「K-BOX」というイベント名を発案する。
そもそもボクシングの世界王者など独自に制定したもの勝ちの世界なので、イベントを創って
世界王者を制定すれば「虚偽罪」にはならないのだ。どんどんボクシング世界王者を誕生させて
しまえばよい。
「そんなの価値がない!」と騒ぐ連中には「あなた方が崇拝するメジャー四団体の一つ、
WBAのフライ級のベルトは今誰が保持していますか?」と言ってあげればよい。
「マニー・パッキャオを殺すのはK-BOX世界王者だ!」「敵はパッキャオにあり!」
と雲の上のスターに乗っかってもよい。JBCが制定する日本王者を挑発してもよし。
なんなら早速この渡辺と大和の試合を「K-BOX世界スーパーライト級タイトルマッチ」
に認定してしまっても面白い。
なを、他のボクシング団体と皮肉で争うため、階級の名称は大方のボクシング団体に倣うもの
とする(今回の渡辺×大和は63kg。ボクシングではスーパーライトの内に該当する)。

暴走ボクシング王者と豪腕ペンキ職人が拳のみでぶつかり合う。
この図式、勝って当然なのは渡辺。奇跡を起こす側が大和である。
大和には体格差の有利があるが、技術・経験の差は歴然。
テーマである「挑戦」する側は大和であり、視聴者の感情移入を大和に向けて貰うことが狙いだ。
日本トーナメントを制した左フック三連発三KOの大和か。
伸びのある右ストレートを放つ渡辺か。
渡辺がボクシングをしたら渡辺の勝ちだろう。
しかし渡辺が「K-BOX」をしたら試合は面白くなる。
大和がしっかりとガードを堅め、単発ながら打ち終わりに左フック、ボディを打ち込めば
荒を選んだ渡辺を捉えるかもしれないのだ。
要は試合の鍵は当然に渡辺が握っているというわけである。

183 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:53:37.59 ID:bmXi/1jJ0
>>182の続き

そして不毛な争いに一つの答えを出す刻でもあるのだ。
「キックのパンチ」と「ボクシング」は似て非なるもの。打ち方がまるで違う。
キックの試合前に、ジムで行うボクシングスパーほど無意味なものはない。
逆説的に証明して来たのがK-1に参戦してきた数多のプロボクサー達である。
そして今度はK-1側がそれを証明する刻なのだ、いやそうはさせないのか。
不毛な争い、キックのパンチはボクシングのパンチではない、無関係だとほとんどの人間が
知っている事実だが、その事実を引っくり返すから夢があるのだ。
前田宏行がほんの一瞬そうしたように。

https://web.archive.org/web/20121026113913/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/334

184 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:58:49.92 ID:bmXi/1jJ0
【朝青龍のボクシング転向について】

朝青龍問題が大詰めを迎えようとしている。
処罰によっては、角界から決別する可能性もある。
いよいよ、選択の一つとして格闘技界への参入が現実味を帯びてきた。

参戦すれば、格闘技界は活気づく。
問題を起こしたことで、商品価値が高騰しているからだ。
「じっくりトレーニングをしてから・・・」
などとバカなことを言って、参戦のタイミングが遅れれば、
その価値は半減以下になることは、石井慧でお分かりだろう。
朝青龍にとっても、格闘技界にとっても、参戦をするのならば
今しかないのだ。

ただし、ネックは金だ。
現役横綱に支払う金額は、曙の比では無いだろう。
最低でも契約金+3試合契約+etc、
1試合5億前後だとしても、合計で20億は必要となる。
朝青龍にしてみれば、それだけの金を貰わないと、参戦する理由が
ないのだ。
横綱から見れば、K-1、DREAM、果てはSRCってなんなんだ? という話である。
FCバルセロナのリオネル・メッシが、Jリーグでプレーするようなものだ。

「朝青龍、K-1参戦!」
K-1に参戦すれば、報道の見出しは当然こうなる。
K-1は曙が参戦したことで、老若男女にそこそこ馴染みのある名称になったと考えられるので、
見出しにしてもそれほど違和感はないだろう。
だが、問題はMMAである。
朝青龍がMMAに参戦する場合、現行の考えならば選択は2つに絞られる。
DREAMとSRCだ。
「朝青龍がDREAMに参戦? 夢に参戦? 意味が・・・」
一般視聴者からすれば、全く理解不能な言語である。

185 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 20:59:56.31 ID:bmXi/1jJ0
>>184の続き

朝青龍もテレビスタッフも馬鹿ではないので、見出しにならないDREAMやSRCに参戦させる
ことはない。もし参戦するにしても、Dynamite!!のように、K-1の冠が付いたMMAイベント
になるだろう。

やはり、朝青龍がMMAをやるとすれば、テレビ局全面協力のもと、
新しいイベントを立ち上げるのが自然だろう。
格闘技は視聴率の戦力にならないと、続々別れを切り出しているテレビ局だが、
朝青龍を使えて、何かをやれるということであれば、一つくらいは番組を作ってくれるはずだ。
もし放送がTBSならば、HERO'Sが訳が分からず、DREAMに変わっていたように、
何事もなかったかのように、新しいイベントの名称になっているだろう。
お荷物DREAMから手を引ける絶好の機会にもなる。朝青龍をメインとした
MMAのイベントを3つ(契約分)ほど放送して、完全にMMAから撤退すればよいのだ。

ただ、相手がいない。
朝青龍に匹敵する、盛り上がる相手がいない。
これが北京五輪直後の石井だったら、空前絶後の試合になったのだが、
今の石井ではその価値は無い。
MMAの世界では一番強いとされているエメリヤーエンコ・ヒョードルなど、一般人は
誰も知らないし、せっかくの朝青龍の初陣に、そんな無名のロシア人を選出するなど
有り得ない話だ。
契約数が3だとすると、結局は曙、石井、ボブ・サップの3本勝負に落ちつくのだろうか。

大相撲には及ばないが、日本でその地位が確立されている格闘技といえば、
やはり拳闘である。
先日、JBCは日本ヘビー級を復活させた。
ここは、テレビ局全面協力のもと、朝青龍をヘビー級ボクサーとしてデビューさせて
みようじゃないか。朝青龍ならば、すぐに日本王者になれるだろうし、日本のジムに所属
する外国人選手として、リック吉村のように防衛を重ねられるだろう。

186 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 21:00:57.94 ID:bmXi/1jJ0
>>185の続き

K-1だとかDREAMだとか、聞き慣れない言葉よりも、ボクシングという単語の
方が日本人にとっては語感が良い。

「朝青龍、ボクシングに転向!」
日本中がすぐにピンとくる見出しである。

https://web.archive.org/web/20100205080551/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/34

187 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 21:02:34.12 ID:bmXi/1jJ0
【ボクサーがボクシングをコケにするその理由】

「何でボクサーがボクシングをコケにするようなことを言うんだ?」
昨日の記事をみて、あるボクシングの「親方」が私に激昂した。

コケにするもなにも、現代のボクシングはめちゃくちゃではないか。
リック吉村のように21度防衛しても、世界戦に挑戦出来ない名選手も
いれば、亀田大毅のように、まるで実力がなくても2回も世界に挑戦出来る
ボクサーもいる。井岡一翔に至っては、何と4戦目で世界戦という話さえ出ている。
一律なき拳闘界。

亀田興毅が、WBAとWBCという「権威」あると言われているベルトを獲った
ことが全てを証明している。
ボクシングの世界王者のベルトなんて、工夫次第でいくらでも「獲らせる」事が出来る。

プロテストなど、筆記以外は主観である。資格試験のようにマークシートではない。
プロボクサー朝青龍など簡単に作成出来る。
腐り切ったボクシング界を突破することなど容易なことだ。
適当に噛ませを2~3人摘ませた後、JBCを無視して、空位になっているABC団体の
ヘビー級王者決定戦を行えばいいだけの話だ。
相手は0勝5敗5KO負け辺りのボクサーでいいじゃないか。
目出たく「ボクシング世界ヘビー級王者 朝青龍」の誕生である。

「ボクシングを舐めるな! 通用すると思ってるのか?」
親方は私にこう感情をぶつけてきた。
考え方が狭いのだ。
発想が貧弱なのだ。
「通用する相手を選べばいいだけじゃないですか。亀田大毅のように」
全ての試合に「噛ませ」を使えばいいだけの話だ。
朝青龍が「通用する」相手を選別するまでの話だ。
「通用」する相手が見つからなければ、「通用する」相手を作ればいいだけの話だ。
それがボクシングの常とう手段ではないか。

188 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/27(金) 21:03:33.07 ID:bmXi/1jJ0
>>187の続き

すると、親方は可笑しいことを言い出した。

「いや、大毅は基礎が出来ている」

親方はこれでもかというくらい亀田大毅を批判していた。
そのほとんどがマッチメークに関してだ。
その親方がボクシングを擁護するあまり、
基礎が出来ていれば、実力が不十分でも世界戦をやっていいと、
自分がしてきた批判を引っくり返すことを言ったのだ。

もう笑い話である。

https://web.archive.org/web/20100204155911/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/35

189 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:38:40.92 ID:CNkmDouJ0
【西島洋介を批判する人間はきっと心が寂しいのだろう……】

2010 Dynamite!!?挑戦?
Produce by AlexGirl
(11/26の記事を参照)。

本日は第8試合(メインイベント)を発表する。

〈K-1ルール・無差別級試合〉
ジェロム・レ・バンナ×西島洋介。

「もういいよ……」
そんな声が聴こえてくる試合がある。
打たれて
倒れて
それでも立ち上がって立ち向かう。
だから観客は、視聴者は思わず言葉を唇から零すのだ。
もういいよ……伝わったから、よく戦ったからさ……。

ピーター・アーツはK-1で許される攻撃を全ての角度から放ってきた。
総攻撃。
西島は防御を考えずに全ての被弾を受け入れ、
頑に拳闘を信じる心をフックに飛び乗せる。
1R終了時、足踏みを大きく鳴らして悔しさを表した。

その瞬間を見逃さなかった。
アーツの脚がロープに引っ掛かったところを突っ込んだのだ。
隙を見逃さない勝負勘。拳闘が持つ「一瞬」を思い起こさせる。
しかし、アーツ得意の首相撲からのハイでついに拳闘人はダウンを喫する。
「決まった」
アーツはすぐにクルリと背を向けてセコンドの元へ向かう。
「え?」

190 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:39:18.19 ID:CNkmDouJ0
>>189の続き

アーツが振り向いたときには西島はもう立っていたのだー。
何事もないように立ち上がり、コーナーを叩いて悔しがっていた。
観客、視聴者がザワツキ始める。

しかし、アーツは歴戦の勇士。異星人相手の動揺など瞬間的なものだ。
すぐさま猛追撃を開始し、殺しにかかる。
だがこの日本人の気迫は欧州人を上回っていた。
ボコボコにされてる最中「来いよ、やれよ!」と仕草を魅せ、
さらに胸を叩いて攻撃を促し、鋭いフックと右ストレートで応戦したのだ。
観客はこの日一番の盛り上がりで応える。
何たる華。
何たる濃密さ。
終了直前、アーツのローで倒れそうなところを、タックルでダウンを拒む。
勝負への執着心、倒れてなるものか。
「なんなだよ、コイツ……」
アーツは気圧され、自分の脚にへばりつく西島を振り払うことをしなかった。
「くそ!」
西島は自分に負けまいとコーナーにヘッドバットを繰り返した。

それは自然発生な行為だったのだろう。
互いに最終ラウンド前に抱き合ったのだ。
開始早々、西島はアーツの左ハイで文字通り後方へ吹っ飛ばされる。
終わったー。
だが、何とそのまま後転して立ち上がったのだ。
リングを走り回り、まるで効いてない。
「早くやろうぜ!」
「……」
唖然と西島をみつめるアーツ、そして助けを乞うようにセコンドに視線を送る。
「この日本人……」

191 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:40:13.46 ID:CNkmDouJ0
>>190の続き

そのスポーツを知らなくても、視聴者は一つだけ分かることがある。
それはスポーツ全体に共通すること。
気持ち。
気持ちである。熱い気持ち。
こんな青臭い抽象的な言葉だが、それは確かに存在し、視聴者の目を通して心に届ける。
熱い気持ち、諦めない気持ち、闘うことの尊さ……。
格闘技が発信するメッセージはそれらのことなのだ。

西島の試合はメッセージが詰まっている。

https://web.archive.org/web/20121026113610/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/342

192 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:49:52.75 ID:CNkmDouJ0
【ボクサー最強論が再燃してきそうだ】

〈「キックの間合いで放つパンチ」は一つの技術として確立しており、
「ボクシングのパンチ」とは似て非なるものなのだ。
もしボクサーが「ボクシングのパンチ」を「キックの間合いで放つパンチ」
に当て込むことが出来たなら…
それはボクサーのK-1における悲願でもある。
ボクシングをするように、気軽にストレートを当てたいー。〉

それを体現しようとしている男がいる。
ゲガール・ムサシだ。
ムサシが今年もDynamite!!にやってくる。
それも二年ぶりのK-1ルールを引っ提げて。

2008年の大晦日、武蔵と戦ったK-1デビュー戦。
そこで魅せたパフォーマンスは、きわめてボクサーのK-1における悲願に近いものであった。
「さて、やりますか」
試合開始直前、ムサシの視線は相手でも自分の心でもなく、会場のモニターを観ていた。
弛緩。緊張などまるでない。まるで散歩にでも行く様な感覚。
とことこ詰めて、この競技に蹴りや膝が存在しないかの様にパンチを打ち込んで行く。
そう、彼は蹴り付き格闘技で「ボクシング」をしていたのだ。
緩急。相手が弱るとみるやすかさず「急」にチェンジし、一気に仕留めにいく勝負勘。
「止めろ! 止めろ!」
魔裟斗が放送席から叫ぶ。
「遅いよ! 遅い!」
怒りを露にする魔裟斗。武蔵はボクシングという砲撃を浴びて無惨な姿になっていた。
「あー、終わった」
またしても緩に戻り、気怠そうな姿で佇むムサシ。
完璧内容。そして衝撃。興奮ー。

193 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:50:28.02 ID:CNkmDouJ0
>>192の続き

落ち目だったとはいえ、高い守備能力を誇る武蔵の間合いを潰した技術には目を見張る。
クレバーかつ好戦的。K-1ルールにて最も面白い試合を提供してくれる選手の一人だ。
武蔵戦以後、継続参戦を願ったがそれは叶わなかった。それだけ今のK-1には条件面で
魅力がないということだろう。しかし、ようやく目にすることが出来るK-1二戦目。
期待せずにはいられない。

相手は昨日の記事の主人公・京太郎(12/17の記事を参照)だ。
京太郎の空間支配能力はこの緩急のセンス人を包み込むだろうか。

勝敗は分からない。

しかし、ボクシングという技術の恐ろしさを、
またしても目の当たりにする気がするのだ。

https://web.archive.org/web/20121026113951/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/356

194 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:56:20.48 ID:CNkmDouJ0
【MMAと総合格闘技は別モノだと証明された日】

STRIKE FORCEライト級タイトルマッチ。
ギルバート・メレンデス×青木真也。
全米生中継(全世界生中継)で行われた注目の一戦、
日本の青木は多くのブーイングを浴びて敗れ去った。

ここで証明されたことは、青木が弱かったということではない。
MMAと総合格闘技は別モノだということが改めて証明されたのだ。

青木は青木だった。
あれが青木だろう。
総合格闘家としての青木だろう。
MMAと総合格闘技は別の競技だ(言葉の意は同じだが)。
戦場の形状も異なれば、使用できる技や服装も違う。
ルール一つでも異なればそれは別競技である。

以前、当ブログで「キックボクシングとK-1は別モノか?」
というテーマを取り扱い、「似て非なるもの」つまりは別モノ
だと結論付けて大論争を巻き起こしたことがあった(1/18,19の記事を参照)。
MMAと総合格闘技=K-1とキックボクシング。
関係性はそのまま当てはまる。

なにより、ファンが証明している。
青木が敗れた後、多くのファンから、
「タイプ的に川尻なら…!」「マッハなら」果てには「永田なら」
などという声が挙がっていた。
単純に「総合格闘技より上の舞台がMMA」というのならば、
こういった、タイプ云々の仮想は出てこないはずである。
タイプを口にした時点で、別競技だと認めていることになる。

195 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:57:14.02 ID:CNkmDouJ0
>>194の続き

青木とメレンデスがDREAM(総合格闘技)で再戦すればどうなるか?
答えは見えている気がするのだ。

だが、ヴァンダレイ・シウバが醜態を晒し、ミルコ・クロコップが逃げ出し、
五味隆典が敗れ、最後の砦、青木真也までもが完敗を喫した現実。
別競技だと訴えようが、ファンや関係者の捉え方は無情である。
「自分がやってきた極めて近い競技で惨敗した」
という事実には違いないのだから。

五味、青木、彼らがやるべきことは簡単だ。
総合格闘家としてではなく、
MMAファイターとして、ケージに上がるのだ。

最後に。
「上の舞台」という呼び方は恥ずかしいし、
多くの人間に迷惑がかかるのでやめて頂きたい。
総合格闘技が「下の舞台」と認める脳味噌が少ない発言だけは
本当に勘弁願いたいものだ。

https://web.archive.org/web/20100421040825/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/109

196 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 20:59:49.52 ID:CNkmDouJ0
【五味隆典が米国との「陣地取り」に敗れた日】

五味隆典が負けた。
何とも形容し難い敗戦だった。
「完敗」や「惜敗」ではしっくり当てはまらない。
無理やり当て込むのなら、
陣地取りに敗れたとでもいうべきなのか。

五味はいつもの五味だった。
序盤からスイッチを繰り返し、両手でジャブを払い、相手の前腕の上へ滑り込ませるように
己の腕を伸ばして切って攻撃を与える。動きは悪くない。いつも通りの五味だ。
だが数発のジャブを貰うと、突然、対戦相手であるケニー・フロリアンに「軸」を譲って
しまったのだ。
それまで、五味とケニーは対等に対峙していた。
だが、数発の右ジャブで、五味は「軸」をケニーに譲り、自分は廻ることを選んだのだ。
つまり陣地をケニーに獲られたのだ。

2Rに入り、失った陣地を取り戻そうと、開始から圧力をかける五味。
だが、またしても右ジャブを一発貰うと、途端に陣地を譲ってしまう。
五味も慣れぬ右ジャブを連打してそのまま右を振りかぶるも、見当違いの距離へ飛んで行く。
ケニーは五味が陣地を取り戻そうとするたびに、忘れかけていた首相撲やキックを駆使し、
自陣への進攻をぱたりと止める。

最終ラウンド、五味はいきなり陣地を奪おうと振りかぶる。ケニーはこの勢いをみるや
またしても忘れかけていたタックルを駆使し、さらに首相撲に持ち込み、燃え上がろうとした
火の玉をあっさりと消火する。
だが、4分18秒、五味が五味らしい伸びのあるストレートを放つ。
当たらなかった。だがケニーは五味に軸を譲り、陣地を明け渡した。
さらに4分10秒、またしても五味らしい右ストレートを今度は腹に突き刺す。
五味が陣地を支配した。

197 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 21:00:26.77 ID:CNkmDouJ0
>>196の続き

3分56秒、強力な左フックでついにケニーの腰を折らせる。
火の玉ボーイはこのまま米国を呑み込むかと思ったが、やはり自由の国はそう容易く呑み込める
広さではなかったようだ。
猛火の進攻を鎮火するべく、左フックの4秒後にケニーはタックル。あっさりテイクダウンを奪取。
その後はご存知の通りー。

川尻達也から終始、陣地を奪い続けたあの光景を観ることは出来なかった。
五味は相手の指先に己の指先を触れさせ、相手に後退させ、陣地を奪っていくことで
勝ち星を重ねてきた。それが五味スタイルだ。

今回、五味は五味であり、五味のまま敗戦をしたのだ。
この点がショックなことだった。
だが、私は五味を応援する。
多くの興奮を提供してくれた火の玉ボーイを見捨てるわけにはいかないのだ。

頑張れ五味。

https://web.archive.org/web/20100404044727/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/93

198 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 21:01:45.14 ID:CNkmDouJ0
【鳴かず飛ばずの日々を超えた五味隆典】

五味隆典がタイソン・グリフィンから秒殺勝利をおさめた。
UFC初勝利。
五味の強さを、日本の強さを、火の玉の熱さを全米に知らしめた。

五味が負けたらこう記載するつもりだった。
「五味隆典はもう古いのか?」

総合格闘技は、ミルコ・クロコップに象徴されるスタンド全盛時代。
レッスルボックスではなく、ボックスレッスル。
五味のスタイルは、ミルコでもヴァンダレイ・シウバでもビクトー・ベウフォート
でもない、「五味STYLE」だった。
最先端の商品は売れに売れ、ハウフ・グレイシー、ジェンス・パルヴァー、
ルイス・アゼレード、川尻達也、桜井"マッハ"速人などを呑み込んだ。
最先端の、時代のトップの動きでー。

だが、マーカス・アウレリオ戦でみせた綻びから、時代は商品の見直しを始める。
ニック・ディアス、北岡悟、ケニー・フロリアンと次々と新商品が台頭し、
「五味STYLE」は過去のものになっていった。
あの日々は、今の日々に比べると大したものではなかったのではないか?
五味は大した選手じゃなかったのではないかー。

だが、五味はそんな疑念を己の拳で吹き飛ばした。
荒々しくも新しさを保つ金網の米国人を始末した。

時代は生きている限り続くものだ。
では生きていくにはどうしたらよいか?
答えは簡単。
その火の玉を燃やし続ければよいだけだ。

https://web.archive.org/web/20101010094635/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/219

199 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 21:08:12.48 ID:CNkmDouJ0
【中田英寿でも出来ないこと】

「格闘技を始めたいんですけど」
周りから社交辞令でよく言われる。だが、私は社交辞令では返さず、決まって同じ答えを口にする。
「それなら柔術がオススメですよ」

格闘技に興味がない多くの人と接することが、日本格闘技界にとって重宝すべきサンプルだ。
私は、一般層の間で最も知名度が高い格闘競技を知りたかった。
「知っている格闘技ってありますか?」
おかしな文脈だが、競技名を引き出すには仕方がない。
丁度、50人に質問をした。そのうち40人は女性である。
とにかく業務上付き合いのある人に、世間話の延長を見つけては、手当たり次第質問をした。
すると、最も多かった答えがK-1であり、次にボクシング、プロレスと続いたのだ。
内訳は次の通りである。

@K-1 24票
Aボクシング 19票
Bプロレス 5票
CPRIDE 1票
 キックボクシング 〃

K-1は10代?60代まで満遍なく分布していた。10人の男性のうち9人がK-1と答えていた。
ボクシングは10代と20代が大半だった。亀田や内藤の影響だろうか。全員が女性である。
プロレスは30代、40代の女性に占められる。PRIDEと答えたのは男性だ。
キックボクシングと答えたのは50代の女性だった。沢村世代には印象が残っているようだ。
だが、五つの回答のうち、趣旨に則った答えはたった一つだけである。
ちゃんと、競技名を答えたのはボクシングだけなのだ。
つまり、多くの人にとって最も有名な格闘競技といえば、ボクシングなのだ。

「ボクシングなんかどうですかね?」
柔術を勧めても、多くの人がボクシングを逆に提案してくる。
だが、私は絶対にボクシングを勧めない。

200 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 21:09:14.31 ID:CNkmDouJ0
>>199の続き

なぜなら、多くの人が上達を実感できないからである。
上達を実感できないと、やっていても楽しくない。
なぜ上達出来ないのか? その人に才能がないからである。
打撃系格闘技全般に共通することだが、打撃は才能がないと上達をしない。
夢も希望もない、冷めた言い方だが、打撃だけは才能の世界なのだ。
持って生まれた才能に磨きをかけるのが努力であり、努力で才能は開花しない。

だが、ブラジリアン柔術は違う。
努力をすればするだけ、上達が実感出来る競技なのだ。
だから、やっていても楽しい。
寝技は基礎をしっかり学び、そして反復すれば、誰でも習得が可能なのだ。
理数系が得意であったり、こつこつ努力をすることが好きな方は向いているといえる。
体の大きさや、運動神経のハンデも、理論的な技術体系がカバーしてくれる。
だから、私は柔術を勧めるのだ。

石井 慧はサッカーでいえば中田英寿タイプの人間である。
理論的に物事を考え、そして合理的に実践する。思い浮かべた絵に満足することを嫌い、
実際に描くためには、どんな努力も厭わない。成功者の王道のような性格だ。
柔道もそうして実践し、あの栄光の結果に繋がった。
だが、今度の世界は、努力だけではどうにもならない打撃を含む世界である。
打撃の才能は当て勘に集約される。当て勘の代名詞、サーマート・パヤクァルンを筆頭に、
ナジーム・ハメド、ランバー・ソムデートM16などを見て頂ければよく分かるだろう。
残念ながら、吉田秀彦戦の石井には、その当て勘を感じることは出来なかった。
だが、当て勘が無いという烙印を押すには、躊躇することが一つあるのだ。
秋山成勲のような天性の当て勘を持った選手はいるが、吉田秀彦も瀧本誠も泉浩も
基本的に柔道家は当て勘に乏しい。だが、彼らはみんなデビュー戦から気が強かった。

201 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/28(土) 21:09:50.38 ID:CNkmDouJ0
>>200の続き

石井は気が弱かった。
石井から緊張が解け、気の強さが解き放たれたとき、
北京五輪柔道男子100kg超級金メダリストの本当の当て勘が判明するのだ。

もう逃げ場はない。

https://web.archive.org/web/20100111042022/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/8

202 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:34:54.69 ID:F+uWMHS80
【青木真也のMAX日本代表トーナメント参戦は】

K-1 WORLD MAX 2011 -70kg Japan Tournamentが、
例年通り春先に開催されたと「仮定」して話を進める。
本日から出場「希望」選手を記載していきたい。
今年も抽選によって対戦カードが決まる可能性が高いが、
対戦カードと試合順も含めて希望させて頂く。

【日本代表決定トーナメント1回戦(1):K-1ルール/3分3R延長1R】
長島☆自演乙☆雄一郎×青木真也

昨年、当ブログでは同大会で長島と菊野克紀の対戦を熱望した(2010.1/11の記事を参照)。
今、それが現実になる可能性が高く、念願叶い喜ばしい限りだが、此処はあえて武力を振う。
青木を使うのだ。
そして長島との再戦を速やかに組むべきだ。

昨年の大晦日の敗戦により、現在、青木は最も商品価値の高い格闘家の一人となった
(2011.1/1の記事を参照)。
総合ルールで長島に完敗したため、総合ルールで長島との再戦を組むのは不可能に近い。
長島にとって旨味がまるでないからだ。
だが、K-1ルールでの再戦なら長島にも旨味がある。
@長島はK-1ルールで青木を仕留めきれななかった→リベンジ。
A本戦一回戦の相手として考えるとダメージを負わない可能性が高い。
B話題性。
以上の三点が長島の対青木の旨味である。

青木は大晦日同様の仕事をしてくれればよい。
間違っても「キックボクシング」などやってはいけない。
誰もそんなものは求めていない。
ロープを使え、ドロップキックを使え、タックル、クリンチ、
我々をイライラさせろ。

203 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:36:03.04 ID:F+uWMHS80
>>202の続き

理想の展開は、長身から放たれる青木の真っ直ぐな左ストレートが
長島を捉えて先制のダウンを奪取する光景だ。
アンディ・オロゴンが小比類巻太信からダウンを奪った様なサプライズ感が欲しい。
MAX史上最凶ヒールの誕生だ。

鉄は熱いうちに打て。
今しか出来ないカードを組むのだ。
怒り、憎しみ、そして開放感。

不快感も快感も与えてくれる青木を長島に宛てがうのは今しかない。

https://web.archive.org/web/20121025224920/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/399

204 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:38:29.15 ID:F+uWMHS80
【K-1選手は前田宏行のパンチに怯えた子犬のようになっていた】

前項に引き続き(2011.1/22の記事を参照)、
K-1 WORLD MAX 2011 -70kg Japan Tournament 出場「希望」選手を記載する。

【日本代表決定トーナメント1回戦(3):K-1ルール/3分3R延長1R】
日菜太×前田宏行

日菜太の左ミドルはHAYATOの比ではない。
前田はまた腕を折られる可能性がある。
それでも前田は前に出る事をやめない。
強大な蹴りの先にある、勝ち気な湘南の若造の顔面を拳で探し抜くためにー。

私は男前田が帰って来る様な気がしてならないのだ。
グローブをはめて、四方をロープで括られたあの世界に。
大切な人が沈みかけの舟に乗っている。
それを前にして人は二つに行動に分かれる。
見捨てる人間と、助ける人間と。
前田は自ら沈みかけの舟に乗り込む様な気がしてならないのだ。

近年、私が最も格闘技に感動した試合。
それは桜庭和志がゼルグ・ガレシックに逆転勝ちした試合でも、
長島☆自演乙☆雄一郎が中島弘貴を倒して日本一に輝いた試合でもなく、
西島洋介がピーター・アーツに魂をぶつけた試合でもない。
前田がTATSUJIをKOで葬ったあの試合なのだ。

K-1 WORLD MAX 2008 ~日本代表決定トーナメント~。
佐藤嘉洋が抜け、それまで二年連続で準優勝していたTATSUJIは
当然の優勝候補と見なされていた。
そのTATSUJIと一回戦で対戦したのが前田だった。
題目は「ボクシング対決」。
前田はプロボクシング日本三階級王者の偽りなき実力者。

205 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:39:22.71 ID:F+uWMHS80
>>204の続き

しかし、K-1参戦の経緯はそれまでのボクサーと同じだった。
引退後のバカンス。そう思われても仕方がない経緯。
ボクサーとしては格下であるヴァージル・カラコダのジャブをまともに喰らい、
一流半のキックボクサーでもあるカラコダのローに何も出来なかった。
やはりプロボクシングで膨らんでしまった選手はK-1では通用しないのかー。

「これがプロのパンチか……」
TATSUJIは怯えた子犬のような瞳になっていた。
アマチュア時代、あれだけの打たれ強さを誇った男はたった一撃で吹き飛んだ。
アマとプロの差。
これがプロの左フック。
プロの「現場」で揉まれた職人的な左フックの重み。
机上で学んできたアマの左フックとは目標地点への「勘」が異なった。
そしてすかさず仕留めにかかる勝負勘。
コンパクトで重厚な右アッパー。
勝負はあった。

「咲かせてみせた前田桜ー!」
アナウンサーが絶叫する。
36歳のボロボロのボクサーが若き優勝候補を1Rで葬った。
プロボクサーの凄み、年齢を克服する美しさ、格闘技の素晴らしさー。

今でもこの試合を超える感動的な試合はない。

https://web.archive.org/web/20140915040534/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/403

206 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:41:00.41 ID:F+uWMHS80
【多くの人間に認められない格闘家は負け犬だ】

「ポイントだけを取って勝つという闘い方ではこれからはだめ。
一般の人たちに『格闘技ってすげえな』って思わせる試合をしてほしい」

上記はDynamite!! 2010の翌日に発せられた谷川EPのコメントである。
一時は競技化路線を口にしていたが、結局は「それ」に落ち着いたようだ。
そんな事は最初から分かっていたはずだ。
テレビ放送を前提に作られた格闘技イベント。
元を辿れば格闘技という名の「つまらない」素材。
浮遊層を惹き付けずにテレビ型スポーツイベントの維持など不可能なのだ。
谷川EPは改めて当たり前の事を口にしただけなのだ。

浮遊層を惹き付ける男、
『格闘技ってすげえな』と思わせる試合を生み出す能力がある男、
それが渡辺一久である。
先に行われた所英男との総合戦。
胸を突き出して歩を進めるわ、思いきりジャンプしてその後ゴロゴロ転がるわ、
バスターを決めるわ、力業ですり抜けるわで魅せに魅せてくれた。
マウントをブリッジで返してスイープするなどベーシックな動きも披露し、
PRIDE参戦時のマーク・ハントを思わせるスケールの大きさを感じさせてくれた。
もう理屈抜きで面白いのだ。渡辺という選手は。

しかし、コアなファン(競技志向)は渡辺を認めないだろう。
何故なら総合の基本が出来ていないからだ。
基本が出来ていないという事は競技志向の観点からは許されざる事実である。
この際はっきり記そう。
基本が出来ている・出来ていないなどどうでもいい。
総合の場合、基本の大半は守備のセオリーである。
守備のセオリーをたっぷり身につけた川尻達也。
守備のセオリーを独自で構築した(つもり)の渡辺。
どちらの試合が面白かったのか?

207 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:41:51.45 ID:F+uWMHS80
>>206の続き

基本が出来ている奴と、
基本が出来ていない奴、
どちらの試合が盛り上がったのか?

しっかりと地上波放送された試合はどちらだったのか?

基本が出来ている、出来ていないなど関係ない。
多くの人間が観て面白いか、面白くないか、
地上波放送を舞台に戦う格闘家の採点基準はそれだけだ。
「おもしろい」「つまらない」と感じる瞬間に、
コアなファンも初心者のファンもそう大差はないということなのだ。

渡辺は面白い。

https://web.archive.org/web/20121026113625/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/379

208 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:44:25.16 ID:F+uWMHS80
【ピーター・アーツが決勝前に「引退」して「バカンス」に出掛けた事について】

素晴らしい大会だった。
K-1 WORLD GP 2010 FINAL。
数字で判断すれば、本戦7試合中KO決着は3試合、総ダウン数は5と満足ではない。
しかしながら、オープニングと決勝が1RKO決着だったことで全体が締まった。
KOの配置具合が上手い事転がったのだ。
そしてなにより決勝戦までの過程が素晴らしかった。
過程の主人公は言うまでもなくピーター・アーツである。

昨日の記事で「アーツ・アタックはもうシュルトには通用しない」と記載したが
(12/11の記事を参照)、それは大きな間違いであった。
時にスポーツ選手の魂は机でふんぞり返っている執筆家をぶん殴る。
お前等の思い通りにいくかよ!

アーツがセーム・シュルト戦で魅せたあの熱さ。
技術を織り交ぜた熱さではあったが、抽象的であるも確かに存在する「熱さ」という
表現がシュルトを完全に呑み込んだ。2R終了時点で結果は見えていた。
熱さに呑まれたシュルトにもう行き場はない。
気持ちの勝利。
安っぽい言葉だが、それこそがスポーツの醍醐味なのだ。
心を震わすことが如何に大切な事か。尊い事か。それが歳を重ねた勇者なら尚更だ……。

そして最後は気持ちで負けた。
入場でナーバスになるアーツ、既に気持ちが切れている事は明白だった。
リング上の対峙も瞳に色はない。
左ミドルもおざなりである。そして半ば試合放棄の結末ー。
気持ちが切れては格闘家は戦えない。
しかしそれでもアーツを責める者は少ないだろう。
それは誰もが知っているからだ。
限界を超えて日々戦った者は(シュルト戦)その後の余生(アリスター・オーフレイム戦)
を穏やかに過ごすことが似合うということを。

209 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:45:18.89 ID:F+uWMHS80
>>208の続き

地位も名誉も富も全ての幸せが手元にある。
最もハングリーから遠い位置にいるはずのアーツ。
けれど彼は誰よりもハングリーだった。
誰よりも熱かった。
戦うことで勝ち取る尊さと、戦いを止めて失う空しさと。
両の人生を体現してくれたアーツに感謝の気持ちを捧げたい。

彼はK-1、いや格闘技の誇りだ。
それだけは揺るぎない確かな台詞。

https://web.archive.org/web/20121026025457/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/350

210 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:49:03.86 ID:F+uWMHS80
【やっぱりあなたはザンビディス?】

苦痛の一言だった。
昨日行われたK-1 WORLD MAXで受けた苦痛のことである。
地上波放送をしていたら原型がないくらい編集の嵐だったろう。

韓国で開催されたMAX-70kg 開幕戦。
ドラゴが地元のイ・スファンをKOで刈り取るまで判定の連続だった。
力が拮抗しているといえば聞こえがいいが、ただ仕留める「一歩」が足りなかっただけだろう。
皆、まるで一日三試合を行うトーナメントの一回戦のような戦い方だった。
だが、判定決着であったが、一人だけあまりにも素晴らしすぎる戦いを魅せた男がいる。

マイク・ザンビディス。

ザンビディスとシャヒッドの激闘はMAXの歴史に残るものであり、振り返る際には必ず上位
に顔を出すであろう内容となった。
リング上の睨み合いからただ事ではなかった。
昨日の無冠のナンタラというハッタリとはわけが違う。
ゴングと同時に強烈な踏み込み付きで振りかぶるザンビディス。
以後、この古参は最後の最後まで拳を振り続けた。
手数が多い、という表現がある。
この日のザンビディスも手数は多かった。だが一般的に使用されている表現とは少々異なる。
一発で仕留める気で振りかぶり、結果仕留めることが出来なかったので、追加を放つ。
その積み重ねで「手数が多くなってしまった」というべきなのだ。
手数の多さを前提に戦っている選手とは意味合いが異なる。
だから面白かったのだ。
終わらそうとしているから。

ダウンの応酬、引かない両者、盛り上がる会場。
いやはや素晴らしい試合、これぞK-1。
この試合だけは多くの一般層に観て欲しかった。
K-1の魅力を伝えることが出来ただろう。

211 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:49:45.58 ID:F+uWMHS80
>>210の続き

ザンビディスは低い身長、ストレートやローの弱さと穴は多い。
だが穴があるから面白い。
この大会、
完璧な選手と穴がある選手、どちらが盛り上がっただろうか?
名勝負製造機のザンビディスだが、相手次第では凡戦に終始してしまう。
長島☆自演乙☆雄一郎には勝てるだろうが、佐藤嘉洋には勝てないだろう。
アルバート・クラウスやドラゴとの対戦も鮮度はない。
ジョルジオ・ペトロシアンにはいなされることは明白だ。
ここは是非モハメド・カマルと戦って欲しい。
小柄でキレのある者同士、必ずや噛み合うことだろう。

7年経っても、ザンビディスを超える面白い選手が出てこない。
彼の持ち味を引き出す良い組み合わせを祈るばかりだ。

https://web.archive.org/web/20101216082349/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/281

212 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:57:54.48 ID:F+uWMHS80
【私たちの下手クソな右フック】

2009年のDynamite!!は16.7%の視聴率を記録した。
「石井 慧の初参戦」「魔裟斗の引退」と二つの看板を合わせて、ようやくこの数字である。
前者はタイミングが1年遅かったし、後者に関してはそもそも世間はほとんど注目していない。
どちらも単独では到底目玉にはならないキャッチだったのだ。

さて、突然だが、最も難しいパンチとは何だろうか?
一般的には、ジャブと呼ばれる前手で放つストレートよりも、奥手から放つフィニッシュストレート
が最も高度だと言われている。確かに奥手から放つストレートは、左右の脚、腰、腕と全ての
タイミングがシンクロされていないと、その効力は全く発揮されないやっかいな技術であり、
実践で使用することは大変困難である。先日、UFC参戦が報道された五味隆典は、この奥手
から放つストレートの上級者である。五味のストレートは最短距離であり、それでいてどこまでも
伸びていくような美しい軌道なのだ。

アッパーの場合はストレートとは逆で、奥手から放つアッパーは初級者向けであり、
前手からのアッパーは高度専門の技術である(ムエタイとボクシングを制したサーマート・パヤクァルン
は、ノーモーションで前手からのアッパーをダブルで放つという神業も見せたが)。

しかしながら、私は(オーソドックスの場合)右フックこそが最も難しいパンチだと感じている。
左フックは、左足と左肩を最小限動かすだけで放てる最も簡単な技術の一つであり、
手軽に習得出来ることから、多くのキックボクサーが得意な技として挙げている。
ご存知、魔裟斗もその一人だ。だが、右フックは単純ではない。前足である左足には体重を乗せ、
右足の踵を半返し、さらには腰も意識して使わなければならない。右ストレートはノーモーションであり、
最短距離の技術であるため、相手は気をつけていても喰らうことが多い。プロボクシング現WBO世界
ウェルター級王者のマニー・パッキャオが良い例である(彼の場合はサウスポー)。

213 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:58:55.42 ID:F+uWMHS80
>>212の続き

パンチは、肘の動きでストレートなのかアッパーなのかフックなのかが読み取れるため、
最も相手への到達時間が長い右フックの場合、よほどの使い手か、もしくは相手が鈍臭いか、
どちらかでないと当てることは困難なのだ。極真空手の選手であるグラウベ・フェイトーザの
ブラジリアンキックの要領で、ストレートの肘の動きだしで右フックに変えても威力は全く無いだろう。
マイク・ザンビディスやマイティ・モー、レイ・セフォーもそうだが、彼らの右フックはレベルの低い
K-1のみで当たる世界であり、そもそも右フックと呼べる代物ではない。
K-1で右フックと呼べる物は、HAYATO戦の2R目で放った前田宏行の右フックのみである。

2009年のDynamite!!、3R目に入ると魔裟斗は果敢に右フックを放ちはじめた。
当たれば効く重量感のある右フック、だが、上記に述べている通り、モーションが大きい上に、
到達時間が長いため、アンディ・サワーにほとんど見切られてしまう。
必死で練習をしてきたのだろう。実直な性格ゆえ、練習をしてきたことを出したかったのだろう。
ひたすら右フックを狙いつづけた。外れても外れても何度も何度も・・・
まさか最後の最後で、右フックを我が者にしようとしていたとは。その姿勢には本当に感服する。
それまでの魔裟斗は、もちろん高度な技術である右フックなど扱えるはずもなく、
簡単な技術である左フックや右アッパーを多用する、よくあるエセボクサーに過ぎなかった。
魔裟斗自身、ボクシングが下手クソなことは良く分かっていたからこそ、右フックという高度専門の
技術に受験することを躊躇っていたはずなのだ。
だが、もうこれで引退。笑われてもいいからやり残したことをやろう。
最後の最後で勉強し、右フックを受験したのだ。

結果的には不合格な右フックだったかもしれない。
だが、自分の殻を破る瞬間や、習得することに制限など無いということを、
魔裟斗のがむしゃらな右フックが与えてくれたと思う。
もちろん、そんな小難しいこと、多くの人には伝わるわけがないだろう。
勇気という言葉は大変軽率な言葉で大嫌いだが、
魔裟斗の信念にも似た不器用な右フックを見ていると、

本当に勇気が沸いたのだ。

214 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 20:59:46.32 ID:F+uWMHS80
>>213

https://web.archive.org/web/20100107045545/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/5

215 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 21:10:09.75 ID:F+uWMHS80
【業界人に愛された吉田秀彦、ファンに愛されている桜庭和志】

吉田秀彦引退興行「ASTRA」が開催された。
私は観戦していないで「スポナビ記事観戦」を敢行した。
最近の引退試合らしく、敗戦をもって吉田は引退した。

エンセン井上、中村大介、小見川道大、長南亮などの豪華な選手達に、
ASKA、つんく♂、藤川優里、名倉潤などの有名人が彩り、
そしてエメリヤーエンコ・ヒョードル、桜庭和志、藤田和之、ミノワマン
などの現役選手から激励が贈られた。

実に華のある大会だった模様だ。
その中で吉田は約8年の総合格闘技人生に幕を下ろした。

吉田といえば、柔道五輪金メダリストによる総合格闘技参戦の
パイオニアである。
佐竹雅昭、マーク・ハント、ルーロン・ガードナー、小川直也、西島洋介、
モーリス・スミス、石井慧などの「話題性」なカードと、
ホイス・グレイシー、田村潔司、ヴァンダレイ・シウバ、ミルコ・クロコップ、
ジョシュ・バーネット、菊田早苗との「ガチガチ」なカードによる
その対戦相手のレベルは丁度半々だった。
ただ、「キビシい相手」ジェームス・トンプソンと戦うなど、
骨太な選手だったことは確かだ。

貴重な和製ヘビー級総合格闘技選手だった。

だが、業界人や企業からは熱狂的な支持を得られても、
ファンからは熱狂的な支持を得られているようには思えなかった。

思い出すのはPRIDE無差別級グランプリ2006 2ndROUNDである。
あの大会はフジテレビ撤退後初の興行であり、そのテーマは「不安」
であった。

216 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/29(日) 21:11:09.20 ID:F+uWMHS80
>>215の続き

メインを飾ったのは吉田だった。
だが、ファンは対戦相手のミルコに声援を送り、吉田への声援は飛ぶ蚊の程度だった。
後ろの席から声が聴こえてきた。
初めて観戦したと思しき女性の声だった。
「吉田への声少なくない? 悪いことでもしたの? 人気ないの?」

ファンはどうも乗れないのだ。
吉田は筋金入りのプロフェッショナルファイターすぎるのだ。
総合格闘技をとことん生活の糧にするたくましすぎる男なのだ。
これは当然良いことだ。なんら間違いではない。
有能なビジネスマンだ。頼もしい。憧れの対象ともなるだろう。

だが、ファンの心は別だ。
Dynamite!!2009の煽りVで「この戦極盛り上げて下さい!」と叫んでいる
声をファンはシラケて聞いてしまうのだ。

ビジネスは隠さなければいけない。
柔道着の袖の中にでもそっとしまい込まなくては。
表立ったリッチマンが発する妙に優しい言葉。
これではヒールに仕立て上げることも難しくなる。
吉田はヒールで生きる素質もあったのだがー。

しかし、ファンはシウバを投げ飛ばした熱狂を忘れない。
柔道の技で、日本の武道で、当時最先端の総合格闘技選手を
投げ飛ばしたあの興奮を。

吉田秀彦、お疲れさま。

https://web.archive.org/web/20120510100147/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/119

217 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:35:58.50 ID:ejCZvdpL0
【村浜TAKE HEROに5000回拍手を送る!!!】

3月27日に開催されるK-1 WORLD MAX 2010-70kg Japan Tournament。
そこで行われる63kg級に正式設定されたライト級ワンマッチ、DJ.taiki×渡辺一久
による異色対決の他、もう1試合、ライト級の試合が組まれている。

小宮山工介×村浜TAKE HERO。

村浜TAKE HEROの前身は、ご存知、村浜武洋である。
彼は結局「一匹狼」なのだろう。結局。そう結局一匹狼なのだ。
SB、キック、プロレス・・・「色々あった」ので、彼に対して悪い感情を抱いている
方も多くいるだろう。
だが、私は彼に溢れんばかりの拍手を送りたい。
なぜなら、彼の思念は、当ブログの信念と全く同じだからだ。

「63kg級は新しくできたもの。だからお客さんを沸かせなければイベント自体がなくなる」
「自分が(前へ)行かなければ負けないと思うが、そんな試合をすればお客さんは沸かない」
「プロレスは沸かせてナンボ。格闘技も同じ」
「前へ出た結果、KO負けをしても仕方がない。お客さんが沸けばいい」
「しょっぱく勝つなら豪快にKO負けした方がいい」
「勝っても負けても面白くなければダメ」
「勝てばいいのはアマチュア。プロは沸かせてナンボ。今、不景気だから、余計にそう」
「結果なんてどうでもいい。勝てばいいじゃなくて、面白くないとダメ。相手にもそれが
分かってくれたらいいなと思う」

上記の台詞は、彼が公式インタビューで語ったことを要約したものである。
素晴らしすぎる。
あまりの感動で起こす文字が雑になってしまう。

「口ではなんとでも言える!」そんな意見があるとしたら論外だ。
対外的にメッセージを発することからがプロの仕事だ。

218 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:36:37.89 ID:ejCZvdpL0
>>217の続き

そう長くないインタビューで、彼はしつこいくらい己の価値観と信念を読者に伝えている。
この思念、その姿勢、これこそがプロフェッショナルだ。

モゴモゴ、ブツブツ、ダラダラ、くっだらない言葉を垂れ流す格闘家達は、彼を見習え。
自分のことしか考えていないくっだらない格闘家達は、彼の台詞を何度も見返せ。

繰り返す。
彼の思念は当ブログの信念そのものだ。

https://web.archive.org/web/20100315143246/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/73

219 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:39:13.80 ID:ejCZvdpL0
【佐藤嘉洋には・・・拍手を送れない】

怒りは沸いたが一瞬だった。
すぐに冷めていき、そしてとても寂しくなった。
当ブログでは3/13の記事で、村浜TAKE HEROの発言を紹介した。
本日の記事は、3/13の記事に目を通してから、読んで頂ければと思う・・・。

「(MAXは)一人のスーパースターが引っ張ってきた競技」
「地味な人は地味に、派手な人は派手にやっていけばいい」
「間違いなく大きな会場を満員に出来ると信じている」
「(MAXは)ひょっとしたら、あと1年で終わってしまうかもしれないし、
科学反応を起こしてもっと大きな波になるかもしれない」

上記の台詞は、佐藤嘉洋が公式インタビューで語ったことを要約したものである。
寂しい。
ただただ寂しい。

〈(MAXは)一人のスーパースターが引っ張ってきた競技〉
「引っ張ってきた」という表現よりも「引っ張らざるをえなかった」
その表現が適切だろう。一人の男に頼らざるをえない状況を造った責任は
誰にあるのか?

〈地味な人は地味に、派手な人は派手にやっていけばいい〉
派手とはなにか? 魔裟斗も須藤元気、長島☆自演乙☆雄一郎がなぜ派手な
振る舞いをするのか? 自分のため、その通りだ。だが、自分のためというのは
MAXのためと同義なのだ。自分の職場を失わないために、自分が道化師に
なる。彼らの人間的な本質は他の選手と何も変わらない。
地味や派手、そんな差別化をつけること自体、次元が違う。

〈間違いなく大きな会場を満員に出来ると信じている〉
地味な人や派手な人、色んな個性がぶつかり合えば、大きな会場を満員に
出来ると信じていると佐藤はいう。

220 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:40:33.40 ID:ejCZvdpL0
>>219の続き

もし、地味の定義が「ルックスもトークも凡庸で、他メディアにも特に登場していなく、
入場もコスチュームも平凡で、KO勝ちもKO負けも少ない選手」だとすれば、そんな選手は
不要だ。テレビ放送を舞台に戦う選手として不要だ。いらない。

〈(MAXは)ひょっとしたら、あと1年で終わってしまうかもしれないし、
科学反応を起こしてもっと大きな波になるかもしれない〉
この台詞は本当に寂しかった。他人事のこの台詞には・・・。
「あと1年」は今に始まったことではない。MAXは常に「あと1年」の連続だった。
なぜならそれがテレビだからだ。
「あと1年」を「もう1年」と引き延ばし続けたのは、運命ではなく、必然にするための努力
だったのだ。魔裟斗、須藤元気・・・
彼らは「あと1年」で終わらせないために知恵を絞り、創意工夫し、実践してきたのだ。

村浜のインタビュ?を読んだ後だから、尚更寂しい。
*次回へ続く。

https://web.archive.org/web/20100322192526/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/76

221 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:42:41.12 ID:ejCZvdpL0
【続・佐藤嘉洋には・・・拍手を送れない】

誤解の無いように記載しておくが、私は佐藤嘉洋が好きだ。
キックボクシング時代、彼の試合を観るためだけにチケットを購入して、
観に行ったものだ。
だが、今の彼の職場は地上波放送を舞台に戦う格闘家だ。
「私がどう思うか」ではなく「不特定多数の人が観たらどう思うか」という目線を保ち、
「MAXが不特定多数の人の支持を得るには」ということを忘れないように、
自分の想いは胸にしまい、客観的に評していきたい。

昨日の記事に続き、佐藤嘉洋が公式インタビューで語った台詞を要約し、
それを嘆く。昨日の記事に目を通して頂いてから、本日の記事を読み進めて
頂けたらと思う。

「あれだけ盛り上がっていた格闘技のブームは、終わってきていると思う」
「ブームというのは必ず終わりがある。でもいい。また新しいブームを起こせばいいだけのこと」
「(そのブームを起こすのが自分でありたいと?)ニーズが合ってくれるといいのだが」

上記の発言も公式で発した佐藤の台詞である。

〈あれだけ盛り上がっていた格闘技のブームは、終わってきていると思う〉
ブームとは一般層を席巻することをいう。
そう考えると、格闘技のブームなど存在していないことになる。
しいて言えば、ブームを起こしていた(世間を席巻)のは格闘技ではなく
格闘家個人に対してだ。
それでもブームと呼べるのはボブ・サップくらいであり、魔裟斗はブームまでは至っていない。
もし、格闘技にブームがあったと思っているのならそれでもいいが、
そのブームを「終わってきていると思う」と他人事のような発言は本当に寂しい。
もし終わってきていると感じるのなら、終わらせないようにするのが彼らの努めでは
ないのだろうか?

222 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:43:14.37 ID:ejCZvdpL0
>>221の続き

〈ブームというのは必ず終わりがある。でもいい。また新しいブームを起こせばいいだけのこと〉
新しいブームを起こす? チャンスは8年間(MAXが設立して)あったのだ。
チャンスは誰にでもあった。そのブームとやらを起こすチャンスは。
だが、誰も起こさなかった。
だから、いつまでも魔裟斗が背負い続けた。
8年間、何も造れなかった他の選手達が、今更何を造れるというのか。

〈(そのブームを起こすのが自分でありたいと?)ニーズが合ってくれるといいのだが〉
一番寂しい台詞だ。
ニーズを合わせるのではなく、合うことを期待する姿勢・・・
今、K-1 WORLD MAXという「スポーツテレビ番組」は、そんな受けの姿勢で構えて
いられる(殿様商売)状況なのだろうか・・・?

https://web.archive.org/web/20100324161516/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/77

223 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:53:53.97 ID:ejCZvdpL0
【サヨナラ佐藤嘉洋、こんにちは長島☆自演乙☆雄一郎】

鮮やかなコントラストだった。
公式で発せられた佐藤嘉洋と長島☆自演乙☆雄一郎の台詞である。

「『対策は立てていて、試合をすれば勝てた』みたいなことを言っていたが、
それは言わなくてもいいことだ。謝罪だけすればいい」

上記は小比類巻太信に対する長島が公式で発した台詞を要約したものである。
長島が怒るのは当然だ。
小比類巻が「引退試合は長島選手と戦います」と再戦の約束を交わしたのなら、
上記の捨て台詞が伏線として役目を果たす。
だが、小比類巻は長島との再戦を宣言しなかった。
小比類巻の苦しみなど、長島が被った苦しみに比べれば大したものではない。
それを小比類巻は分かっていない。
伏線の役目を果たさないあの台詞は、ただの失礼な行為だ。

「K-1MAXは崖っぷち」
「各個人がキャラクターを持ってやらないと」
「K-1MAXが好きだからK-1MAXをなくしたくない」
「今回は(視聴率)数字を獲らないといけない」
「衝撃を与えないとやばい。そういう危機感を持って試合に臨みたい」

上記は公式で発した長島の台詞を要約したものである。
当ブログでは長島の「地上波放送を舞台に戦う格闘家」としてのプロフェッショナル
な姿勢を一貫して評価してきた(1/11,2/19,2/22の記事を参照)。
そのことを誇りに思う。

「渡辺一久選手や長島選手よりも強い選手はいる」
「面白いことを言ったり、コスプレをして、有名になれてテレビに出れる番組なら、
自分は出なくて構わない」
「自分のやり方がテレビの人に求められていないなら、ごめんなさい」

224 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:55:06.71 ID:ejCZvdpL0
>>223の続き

「自分のやり方で盛り上げる。それについてこないなら、さよならですよ」

上記は公式で発した佐藤の台詞を要約したものである。
佐藤については(3/16,17)の記事を参照して頂ければと思う。
ここで大切なのは、K-1が佐藤にオファーをした際、K-1側がどう趣旨を
説明したかである。
元々K-1は「空手の試合をゴールデンタイムで放送し、空手家がCMに出る」という
ことを目的としていた。ショーアップありき、世間ありき、テレビ放送ありき。
それがK-1である。
もしかしたら佐藤はK-1からそういった趣旨とは別の趣旨を聞かされていたのかも
しれない。「これからはキャラクターなど必要無い。完全実力主義だよ」と。
それなら「話が違う!」ということで、佐藤の今回の台詞はある程度は納得出来る。
だがしかしー。

MAX設立のために魔裟斗がどれだけ頭を下げて営業周りをしてきたことか。
中量級の立ち技選手に光を与えようと活動した結果、選手からも関係者からも
白い目で見られ、魔裟斗はどれだけ孤独と戦ってきたことか。
魔裟斗がMAXという舞台を勝ち取った瞬間、手の平を返す選手、関係者達。
我が物顔でMAXを貪る選手達。
貪った結果、なくなれば「さよなら」をする選手達。
そんなMAXを消さないように最期まで努力をする長島。

キャラクター、面白いこと、視聴率、
仕方ないではないか。
それが現実ではないか。
回りくどいことかもしれないが、そういった「オプション」で不特定多数の人を惹き付け、
その中で、技術の素晴らしさを少しずつ伝えていくしかないではないか。
現実を直視しよう。

225 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:55:35.64 ID:ejCZvdpL0
>>224の続き

サヨナラ佐藤嘉洋。
こんにちは長島☆自演乙☆雄一郎。

https://web.archive.org/web/20100701065941/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/86

226 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:57:08.12 ID:ejCZvdpL0
【コアなファンに聞きたい。貴方達は本当に愛しているのかを】

今年は何回地上波でK-1 WORLD GPを観ることが出来るだろうか?
今度の横浜大会は放送するのだろうか?
下手すると開幕戦すら放送せず、今年は決勝戦だけ、そんな可能性すら漂う。

これからのGPは、漫才日本一を決めるM-1グランプリと同じく、年末に一回だけ放送
することになるかもしれない(谷川EPは隔年開催を示唆しているので、二年に一度しか
お目にかかれないかも)。

地上波放送が消えれば、不特定多数を対象とする必要がなくなるので、
長年コアなファンが待ち望んでいた「コアなマッチメーク」も可能になるだろう。
分かる人だけ分かればよい世界の幕開けである。

コアなファンの中には、「地上波放送は癌だ」と訴えている人もいる。
地上波放送が消えることを喜んでいるのだ。

だが、これだけは言おう。
地上波放送が打ち切られれば、K-1を目指す若者はほぼいなくなるだろう。
答えは簡単、観る機会がないからだ。
目にしなければ目指しようがない。
「インターネットの動画で目にする機会があるじゃないか」
そういう意見もあるだろうが、地上波で観たことのない「K-1」の名前も知らない
世代が(地上波が打ち切られた後、細々とK-1は継続していると仮定して)如何にして
「K-1」と検索をかけて、動画に辿り着くのだろうか?

もしK-1(MAXも含む)が、地上波放送されていなければ、澤屋敷純一、HIROYA、
日菜太等の「格闘家」は存在しなかっただろう。

万人向けと言われる地上波放送が打ち切られれば、コアなファンは即席の喜びを得る
かもしれない。だが、競技人口が減り、すぐに渇いた世界がやってくることに不安を
感じないのだろうか。

227 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 20:57:40.87 ID:ejCZvdpL0
>>226の続き

私はK-1を愛している。
愛しているK-1を目指す若者を減らさないためにも、「お茶の間向け」と揶揄されようが、
地上波放送を維持して欲しいと心から願う。

https://web.archive.org/web/20100304065447/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/61

228 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:00:06.70 ID:ejCZvdpL0
【真・戦うフリーターは密林の関節カーニバルを倒すことが出来るのか?】

DREAM.13が開催された。
先日願った、マイティ・モーとアンドリュース・ナカハラの奇跡は起らなかったが、
(3/22の記事を参照)素晴らしい試合の連続だった。

最も素晴らしかった試合は満場一致であると信じている。
メインイベント。
DREAMフェザー級タイトルマッチ、
ビビアーノ・フェルナンデス×ヨアキム・ハンセン。

ビビアーノは、廻りながらインローで攻め立て、
突然、上体を倒した鋭角なハイキック。
続けて飛び膝と右フックを同時に放ちながら飛び込み、
ハンセンの体勢を崩したところで、テイクダウンと同時にサイドポジションを狙う。
あまりのスピード感。
これに抜群の守備力を誇るハンセンは簡単にサイドを獲らせるわけもなく、
ガードポジションに持ち込む。序盤にして最大の見せ場がこのシーンだったに思う。

ビビアーノは右ボディからの右フックというコンビネーションをみせるも、
ハンセンに左ミドルを効かされて、このまま処刑人に呑み込まれると思ったが、
密林は交差の瞬間に拳に力を込めて流れの向きを拒む。
さらに左ローからの右ミドルというリズムの良いコンビネーション、
差し合いからのテイクダウンも勝ち取り、パワーでも上回るところをみせる。
ビビアーノの離れ際の右フックが何度か捉え、圧巻の二段飛び膝まで披露する。
ハンセンの右ボディの打ち終わりに右フックを狙う。
これは当たれば終わっていた一振りだった。
続けてハンセンの左フックに右ストレートを返す。
これが当たりハンセンはよろめく。
さらに飛び膝を突き刺す。ビビアーノの打撃の上手さが光る。

229 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:02:39.52 ID:ejCZvdpL0
>>228の続き

ファイナルラウンド。
ビビアーノは一発でテイクダウンを奪うも、
ハンセンはビビアーノの苦手な脚を攻めてこれを逃れる。
ビビアーノは、ハンセンの飛び膝に右フックを合わせるカウンターの基礎技術も披露。
だが、ハンセンの膝が入って劣勢になり、強引にテイクダウンを狙うようになる。
そしてハンセンの右アッパーを喰らい、スタンドでの政権が変わる。
ビビアーノにポジションを全く獲らせないハンセンのガード力は見事だった。

判定は文句無しのビビアーノ。
票は分かれたが、これはいつもの演出だろう。

私は、テレビ放送が実施されている格闘技において判定決着は評価はしない。
だが、15分間休むことなく、これほど高い攻防を繰り広げている試合を見せられては、
その考えが揺らぎに揺らいでしまう。
判定決着の名勝負といえば、エメリヤ-エンコ・ヒョードル×ミルコ・クロコップ、
エディ・アルバレス×ヨアキム・ハンセンなどが印象的であるが、今回の試合は
それらを上回る「判定決着の名勝負」だったに思う。

ビビアーノ・フェルナンデスのポテンシャルは尋常ではない。
山本“KID”徳郁と戦った時は、彼が10歳児の頃に思える。
どこまで伸びていくのだろうか。
その成長を見守ることが視聴者の楽しみ方でもある。

対戦相手がいない。
ライト級の王者だったハンセンは、「確定の最強挑戦者」だった。
確定以上の挑戦者が存在するわけないのだ。
無理に探してみるのならSRCの日沖発か。金原正徳は勘弁して欲しい。

230 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:03:15.87 ID:ejCZvdpL0
>>229の続き

やはりここは「ハングリーを取り戻せ! 真・戦うフリーター」
所英男に挑戦して頂きたい。
互いに技を掛け合い、この試合を上回る「作品」を創って欲しいと思う。

https://web.archive.org/web/20100404054214/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/83

231 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:09:03.81 ID:ejCZvdpL0
>>222

佐藤嘉洋も読んだらしい
http://1001kick.com/qanda/1960/

232 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:22:21.40 ID:ejCZvdpL0
【階級を分ける?何を戯けたことを!ただ「水で薄めた」だけだ!】

DREAM.15が終わった。
期待の菊野克紀は2Rのワンサイドが響き、JZの壁を越えることが出来なかった。
だが1Rの重厚な戦いは「飽き」を感じさせず、三日月への失望は未だ無い。

宇野薫がフェザー級での参戦を発表した。
競技性の象徴アマチュア精神の塊・石田光洋、
熱く飛んでいる・小見川道大らもフェザー級に参戦し、
今、最も面白い・西浦"ウィッキー"聡生、依然として主役である山本"KID"徳郁、
テレビ格闘技理想の人材・所英男、絶対王者に変貌中のビビアーノ・フェルナンデス
ら、既存のフェザー級戦士との絡みに楽しみを見いだす。
DREAMにおいて、ライト級などという薄っぺらい階級は、
菊野絡みでなければもはやフェザーに対抗出来ないものとなった。

楽しみなフェザー級。
だが、試合後の笹原EPのコメントで、その抱いた楽しみは消え去った。
以下はそのコメントである。

「あとこれは改めて発表させてもらいますけど来年には階級を分けます。
65キロ近くと60キロか61キロのふたつに分けます。
これでますます軽いクラスは戦いが激化していくと思います」

階級を増やす余裕がどこにあるのか?
なぜ「水で薄める」作業をするのか?
経営的な思惑が絡んでのことだろうが、ようやく「厚く熱く」なった
この階級を自ら分化するとはー。

かつて世界がPRIDEに憧れたように、61~65kgに関しては世界がDREAM
に憧れる(憧れ始めている)準備が整った矢先、この「水で薄める」作業
である。

233 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:23:14.25 ID:ejCZvdpL0
>>232の続き

競技性を追求するのなら間違いではないのだろうが、
やはりDREAMはオールスター戦の要素が強いイベントである。
競技性ならば、水野なにがしという選手がいきなり王者挑戦者決定戦に抜擢
されること自体が笑える行為となるはずだ。

果たしてDREAMの狙いは何なのか?
批判を向けて「そのとき」を待とう。

https://web.archive.org/web/20120510211148/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/196

234 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:24:26.52 ID:ejCZvdpL0
【階級バカになるな!】

7月11日の『階級を分ける?何を戯けたことを!ただ「水で薄めた」だけだ!』
という記事がスポナビ+さんの「おすすめエントリー」に掲載された。
せっかくこの記事を紹介して頂いたので、今回はもう少しこの階級問題を
掘り下げてみたい。

63kgで一本化して欲しい理由。
まず一つにK-1とのシンクロにある。
新設されたK-1ライト級だ。
K-1ライトも体重の設定は63、DREAMフェザーと同じである。
例えば、今回は宮田和幸が「DREAM→K-1」に参戦した。
その前はDJ.taikiも同経路で動いた。
体重設定が同じならスムーズに参戦が可能になるし、視点も分かり易い。
西浦"ウィッキー"聡生の「DREAM→K-1」は今すぐに観たい。
渡辺一久が「K-1→DREAM」に出航するところも観たい。
強い肉体を持つ大和哲也の「K-1→DREAM」という挑戦も観たい。
K-1ライトとDREAMフェザーがシンクロし合えば、格闘技全体が盛り上がる
のだ。

西浦"ウィッキー"聡生、所英男、高谷裕之、小見川道大、石田光洋
宮田和幸、宇野薫、山本“KID”徳郁、渡辺一久…
今のフェザーは日本人だけでトーナメントが出来る。
「確定の最強挑戦者」ヨアキム・ハンセンを倒したビビアーノ・フェルナンデス
はこの階級の絶対王者になろうとしている。
ビビアーノを柱にタレント豊富な日本人達が廻るー。
DREAMはこのフェザー級を軸に展開してもよかったはずだ。
ようやく方向性が見え、世界に対抗出来るDREAMの存在価値が見出せたと
思ったのだが…
くどいようだが、この「-63kg」という数字設定はDREAMの独占状態にある。
世界に合わせるのではなく、世界が合わせる、合わせて来るー。
それほど潤沢な人材を誇っているのだ。誇っているのに…。

235 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/30(月) 21:24:59.79 ID:ejCZvdpL0
>>234の続き

彼らもプロだ。
経営と戦略のプロだ。専門家だ。
きっと何かあるのだろう。
それを大いに楽しみにしている。
「やはりプロは違うな!」と思わせる仕掛けがあるのだろう。

なければ困る。

https://web.archive.org/web/20100818031418/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/199

236 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/31(火) 20:36:58.94 ID:kh5GSAiM0
【君はカテナチオに愛されたペトロシアンという選手を知っているか?】

蹴球は守備から構築すれば戦えるチームが出来るものだ。

フィリップ・トルシエはフラット3という守備のセオリーを徹底的に叩き込んだ。
しかし2001年3月に行われたフランス代表との親善試合に0-5で敗れると、無得点に
終わった攻撃力の改革に乗り出すのではなく、崩壊した守備の修正を当然に行ったのだ。
「この国は守備の文化がない」
3バックから5バック、ボランチの数も増やし、守備の文化を急ピッチで煽った。
その結果、僅か一ヶ月後の同年4月のスペイン代表との試合では0-1の1失点に抑える
ことに成功する。
「なにもしない能無し」と言われたジーコでさえ、守備に関しては細かく約束事を設けていた。
守備だけはどの監督も疎かにしない。守備なくして蹴球にはなりえないからだ。
そして守備の代名詞・象徴といえばイタリア代表=アズーリだろう。
タソッティ、コスタクルタ、バレージ、マルディーニ。
ACミランの4バックをそのまま引っ張ってきたあの当時(92~94)のアズーリは凄まじい
「堅さ」だった。クラブチームでたっぷりと連携がとれている4人を、そのまま代表の守備
に就かせれば、世界で最も安定した守備を飾ることは当然の結果である。実に合理的だ。
そして守備が安定すれば、それなりの成績が残せるのだ。
それが蹴球だ。

今年のK-1 WORLD MAXの世界王者はイタリア人のジョルジオ・ペトロシアンという選手だ。
彼も蹴球のイタリア代表と同様、守備からセオリーを構築した選手である。
彼には守備のセオリーが多数存在している。
胸の筋肉を観ること、肘の動き出しを観ること、蹴りの防ぎ方、その場面、場面に応じた
セオリーを整理整頓して出しやすい引き出しに閉まってあるのだ。
彼は知っているのだ。
格闘技も、守備の戦術さえ出来ればそれなりに戦えるということを。
そして守備を知らなくては格闘技になりえないことを。
ペトロシアンはあの日あの時のアズーリのような堅さだった。

237 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/31(火) 20:37:30.55 ID:kh5GSAiM0
>>236の続き

しかし蹴球はゴールを奪わなければ勝利はない。
ゴールを奪わなければ負けることはなくても(本戦で)勝つことは出来ない。
イタリア代表が時に批判される理由の全てがそれである。
格闘技はどうだろうか?
格闘技はゴール(ダウン・KO)を奪わなくても(本戦で)勝つことが出来る。
ペトロシアンは本戦で一度もゴールを奪うことなく、3度の勝利を重ね、
そして世界王者に輝いた。
ノーゴールで優勝したのだ。

蹴球に置き換えると、例え0-0でも延長戦に行くことはなく、
ボール支配率が高いチームの勝利とする。そんな感じだろう。

全く格闘技は緩いスポーツだ。

https://web.archive.org/web/20121026040027/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/322

238 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/31(火) 20:41:01.91 ID:kh5GSAiM0
【ペトロシアンなんかフランスW杯の日本代表と同じだぜ!】

「蹴球も格闘技も守備のセオリーさえ造ればそれなりに戦える」

昨日は、蹴球においてそれを立証するのがフィリップ・トルシエ時代のスペイン戦であり
終身のテーマだったフラット3であり、また放任主義のジーコでさえ守備だけはこと細かく
約束事を設けてをり、そして代名詞がイタリア代表であると論じた(11/14の記事を参照)。
もう二つほど象徴的で代表的な試合を思い出したので追記しておく。
アトランタ五輪のブラジル戦とフランスW杯のアルゼンチン戦の日本代表である。
当時のブラジル代表は異常な前評判の高さであり、また相応の実力もあった。
圧倒的な攻撃力を封じるため、日本は守備のセオリーを徹底させて試合に臨む。
田中誠をスイーパーに余らせ、鈴木秀人がベベットを松田直樹がサヴィオをマンマーク。
強力な2トップをマンマークさせ、抜かれたら田中がカヴァーするという徹底ぶりを
約束事とさせる。さらに司令塔のジュニーニョ・パウリスタにさえ服部年宏がマンマークで
対応する。結果、計算通り「それなりに」戦えてしまったのだ。
アルゼンチン戦も同様で、スピードのある中西永輔を抜擢し、同じくスピードのあるFW・
クラウディオ・ロペスにマンマークさせる。しかし、アトランタと異なったのは、中盤のオルテガ
を些か見過ごしてしまったことだろう。服部を先発させていれば負けはなかったのではないか。
守備のセオリーさえ造れば蹴球はそれなりに戦えてしまうスポーツなのだ。

昨日も記載したが格闘技も同じである。
現K-1 WORLD MAX世界王者のジョルジオ・ペトロシアンがその象徴である。
守備からセオリーを構築し、攻撃を考える。
実はこれはパンドラの箱だった。
K-1が恐れていたことでもあったのだ。

ボクシングがなぜ12Rも戦ってどちらもダウンがないという試合が多いのか?
ムエタイがなぜあんなにハイペースで試合がこなせるのか?
答えはどちらも確固たる守備のセオリーがあるからである。
K-1には守備のセオリーがない。

239 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/31(火) 20:41:38.06 ID:kh5GSAiM0
>>238の続き

他ジャンルの選手を投入し、ルールも確立されていない。
それは「テレビ放送を舞台に戦うスポーツ」だからである。
守備のセオリーを構築されては困るからだ。
そう、粗こそがK-1を面白くさせる理由であった。
絶対王者といわれたブアカーオ・ポー・プラムックでさえ、ボクシングとムエタイの守備を
応用するだけであり、K-1独自の守備のセオリーとは言い難かった。彼にも粗があった。
だからこそ面白かった。
しかしペトロシアンはK-1のルールブックを机上に広げ、それを隅々まで読み砕いた。
ペトロシアンはK-1というスポーツに守備のセオリーを構築させようとしたのだ。
第二、第三のペトロシアンは産ませようと思えばすぐにでも産ませられるだろう。
要は守備のセオリーさえ、ガイドブックさえ造ってしまえばいいのだから。

しかしその「構築後」の世界がテレビで放送されることはないだろう。

https://web.archive.org/web/20121026113555/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/323

240 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/31(火) 20:54:35.13 ID:kh5GSAiM0
【誇りよりも金な蹴球と、金よりも誇りを選ぶ格闘技と】

日本プロサッカー選手会が、日本代表選手の待遇改善を求め、
親善試合のボイコットも辞さない構えをみせているという。
これに対して小倉純二日本協会会長は
「お金を上げなきゃボイコットするという選手はどうぞ。
好きでやりたいという人だけでいい」と返答したという。

Jドリームという漫画の第100話(単行本は12巻)「代表の意味」という話の中に
こんなエピソードがある。
韓国代表の洪聖甫という選手が、チームメートに代表のユニフォームを投げて渡されて
激怒する。惚けるチームメートを側にいたコーチが諭す。
「聖甫の代表チームに対する愛情はすごいものさ。なんたってブンデスリーガをけった
くらいだからね……」
以前、洪はドイツのプロリーグ・ブンデスリーガのあるチームに留学していた。
留学生ながらも実力が認められ、トップチームへ昇格が内定し、首脳陣からトップチームが
いる遠征先のデンマークへすぐに合流するよう命じられる。
「やったプロだ! これで多くのお金が貰える!」と喜んで身支度をする洪。
しかし、そのとき一本の電話が入る。
それは韓国代表への招集だった。
洪はデンマークからソウルへと行き先を変更する。
「W杯前ならともかく、アジア杯くらいで棒にふる気か!?」
ドイツの仲間はその行動に理解が出来ない。
それに対し洪は震える様な笑顔で答える。
「オレにとって代表は……代表チームは……」
その話を聞かされた韓国代表のチームメートは、それでも理解が出来なかった。
「洪の家は貧乏なのに……」
洪は笑顔で、そして力強く答える。
「金じゃねえんだよ。オレにとって代表チームは「誇り」だ! この国の……最も強いチーム
という誇り……」
この台詞にチームメートは一点の曇りもなく納得した。

241 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/01/31(火) 20:55:22.80 ID:kh5GSAiM0
>>240の続き

しかし、現実はそうはいかない。
誇りじゃ飯を食えない。金がなければ飯を食えない。
「代表としての誇り? そんなものあるわけないでしょ(笑)
金が全て! もっとお金をくれなくちゃ代表のユニフォーム着てやらないぞ?!」
と叫ぶのは当然なのだろう。

多くの格闘技団体は未だに無給状態が当たり前である。
キックボクシングやらボクシングやら「プロスポーツ」を謳う団体が、
チケットを選手自ら売り捌き、捌いた分をファイトマネーに充てているのが実情だ。
死に最も近いスポーツが無給で戦う現実。
それでもナゼ彼らは戦うのだろう?
ナゼ改善を訴えないのだろう?
いつまで彼らはアマチュアでいたいのだろう?
魔裟斗の様な強い心で改善を訴える改革者はいつ現れるのか?

改善を訴えることは悪なのか?
改善を訴えなさすぎることも悪なのか?

私にはまだ分からない。

https://web.archive.org/web/20121026113616/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/365

242 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:19:16.17 ID:vrHGJxPR0
【日本格闘技界は変態自殺マニュアルの愛読者ばかりだ】

K-1が誕生して18年目。
たった18年である。
18年とは長いのか短いのか?

仮にジョン・L・サリバンとジェームス・J・コーベットが拳を交えた
1892年を「拳闘」設立記念日と定めよう。
18年後の1910年。
1910年といえば、ジェームス・J・ジェフリーズによるジャック・ジョンソンへの
「人種戦争」を開戦・終戦した年である。
あの試合は確かに拳闘の歴史の中でも、一、二位を争うほどのビックマッチであったが、
競技的な視点からみると、とても現代の拳闘と呼べる代物ではない。
18年の年月などそんなものなのだ。

ジョー・ルイスが世界王者に輝いたのが1937年。
拳闘が誕生して45年後の出来事だ。
45年後である。そのルイスにしても、現代拳闘に飛ばせば未熟な技術だ。
マイク・タイソンが王者が就いた刻など、94年後の世界の話だったのだ。
たった18年で競技として確立させようなど甘く笑える話だ。
(ちなみにK-1には下地があった上での1993年の創立という論者は、
拳闘創立1892年以前、創立に至までの膨大な下地を知らない愚者である)。

たった18年でジョルジオ・ペトロシアンなど
愚かな変態自殺行為だ。

https://web.archive.org/web/20140530054417/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/406

243 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:47:10.69 ID:vrHGJxPR0
【格闘技の競技化(市民権取得)を願うならば、 まず世間を振り向かせろ! 多くの人間を虜にしてみろ!!!】

今、一つの時代が終わろうとしている。
一度冬に入ってしまえば、そこはいつまでも銀色な世界。
雪解けの春など訪れるわけもなく。
だからこそ冬という季節に変える事を必死で防止しなければいけなかったのだ。
だが、冬入りを率先して望む一部の関係者、ファン、そして選手ー。
冬の怖さを知らない小僧達がわんさか騒いで真夏の太陽をどかそうとする。

愚かな連中だ。
本当に愚かだ。

競技の発展のため。
競技の観点から。
競技性を考えた場合。
競技、競技、競技……。

競技?
格闘技の競技化(市民権取得)を願うならば、
まず世間を振り向かせろ!
なぜまずコアの心を掴もうとするのだ?
お前らは格闘技の競技化を願っているのだろう?
蹴球や野球と同じように。
スポーツとして。一つのスポーツとして。
格闘技を、野球と蹴球の間・並列に置かれるような世界を夢みて。
だったら多くの人間を虜にしてみろ!!

コアの心を掴むことならキックボクシングがとっくにやっている。
45年間ずっとやっている。
その結果、キックボクシングは蹴球と野球が並列に飾られている硝子ケースに
収まることは出来ているのか?
クダラナイ分裂・内ゲバ。身内を満足させることで自分達も満足。

244 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:48:03.68 ID:vrHGJxPR0
>>243の続き

キックの英雄、いや神様、沢村忠。
そんな偉大なる沢村を批判する「愚者」な連中。
「沢村がやっていたのは八百長。キックボクシングではない」
キックボクシングではない? 沢村と野口修が作ったのに?
創設者がニセモノ??
ニセモノはお前らだ。お前ら以外誰がいる。
沢村は必死だった。
初心者を、浮遊層を惹き付けようと。
キックボクシングを本気でメジャーにしようと、
蹴球と野球が並列に飾られている硝子ケースに収めるための下地を作ろうと。

沢村の自己犠牲。
沢村が造り出した下地を、本格的な競技化(市民権・文化)に向けて
“ゆっくりと”動かして行くことが後続達の役目だった。
だが、どうだ。
後続達はなにをした。
今、どうなっている。
コアへコアへ。
己が言い訳まがいに提唱する「競技の拡大……」と真逆の行動ばかりでないか。
あろうことか沢村批判だ。
お前らのようなコア志向がキックボクシングを潰したのだ。

競技?
格闘技の競技化(市民権取得)を願うならば、
まず世間を振り向かせろ!
だったら多くの人間を虜にしてみろ!!

もう遅いが。
なにもかも。

245 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:49:13.64 ID:vrHGJxPR0
>>244

https://web.archive.org/web/20140730173701/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/409

246 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:53:05.89 ID:vrHGJxPR0
【これが「武力まがいのオレンジ」を設立した理由だ……】

あと二日。
2011年1月31日を持って「武力まがいのオレンジ」は終演する。

本日は「武力まがいのオレンジ」を設立した動機をお話したい。
それは「平和ボケへの警鐘」に尽きる。

設立時、K-1やUFCが開始されて17年が経過していた。
「プロ格闘技が地上波放送されているという事実」
この事実はハッキリ言って異常だ。
昔を知る者、格闘技という特製・素材を良く理解している者にとっては、
この17年がどれだけ狂っていたのかが分かるはずだ。

しかし、17年の年月の中で、異常だと思わない世代が台頭してきた。
当然だ。生まれた時、当たり前のようにテレビ放送をしていたら、
それはその世代にとって異常ではなく正常な環境なのだから。
問題は彼らではない。

問題は、異常だと知っている世代が異常だと思わなくなっていることだ。
苦労を知っている世代、冷静に分析出来る世代が、正常な感覚を失っていること。

「格闘技が地上波放送するのは当たり前」
そんな異常な風潮がすっかり定着していた。
まるで生物の命が永遠であるかのような、死の定を忘れるかのような……。

その感覚はファンだけではなく、選手にまで感染していた。
だからこそ、佐藤嘉洋のような選手が平然と生まれてしまったのだろう。

「いいか! これは異常なんだ!
今起きていることは異常なんだ! それを自覚して行動してくれ!」

247 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:53:42.84 ID:vrHGJxPR0
>>246の続き

そう叫ぶべく設立したのが「武力まがいのオレンジ」だったのだ。

ーーーーーanother story ーーーーー

ある疲れきった少女がいた。

日々の仕事に勝手に疲れ、私生活でも勝手に疲れ、
日本という平和な国にいる歓びを感じる事が出来ない「ワガママ」な少女だった。
自分より劣悪な環境・運命を背負って生きている人間はいくらでもいる。
それを克服している人間はいくらでもいる。
しかし、
「所詮は他人。基準は自分。他人と比較されても自分の苦しみが消えるわけがない」
と卑屈な笑みを浮かべ、夜毎、色目まがいに街を闊歩した。

歩数分、苦しみが消えるわけがないのに。

「格闘技を観に行きましょう」
そう知り合いに誘われ、暇を持て余した少女は格闘技を観に会場へ足を運んだ。

近隣でアイドルのコンサートが大々的に開催されていた。
悲壮な表情で、まるで緊急手術でどうしても「血が欲しい」と哀願するかのような、
切迫した瞳を浮かべながら「チケットを譲って下さい」というプレートを掲げた女性達。
少女はそんな強さと弱さが同居した同年代の女性達を縫って、会場へ向かった。

か細い男性から筋骨隆々な男性、眠らぬ夜街でよく見かけた黒服な種族、
人種の坩堝、男性の見本市に揉まれながら、少女は狭いエレベーターに乗り込んだ。
エレベーターの中、女性はその人ただ一人だった。

リングがすぐに飛び込んで来た。
なんという大きさ。

248 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:54:51.46 ID:vrHGJxPR0
>>247の続き

堂々たる姿勢。
四方に括られたロープに「決意なき者は潜るべからず」という覚悟を求められる
伝言を感じてしまう。
どんな神殿よりも神聖な色合いを醸し出していた。
だが、スポットライトの眩しさにすぐに胸が痛んだ。
眩しい世界に吐き気を覚えるためだ。
同時に、自分が産まれたあの刻のような羨望・希望に帰ることが出来ると感じたのだ。

「キャー!」
「凄ーい!」
「つまらない試合」
少女は騒いだ。全てリングで起こった素直な感想が口から溢れただけだった。
肉体的に痛めつけ合う魅力に心を奪われた。
後ろの席から男の声がした。
「女は来るなよ」
「素人が」
「あー、(リングで戦っていた選手名)も可哀想に」
缶が転がって来る。
背もたれが揺れる。
お金を払って素直な感想を口にしてはいけないのか?
感嘆の声をあげず、お地蔵様にように黙って試合を観なくてはいけないのか?
試合中にトイレへ行き、他の客の視界を妨げることはしていない。
試合中に立ち上がることもしていない。身振り手振りを自席からはみ出して行った事もない。
ただ素直な感想を漏らしただけなのに。
少女を誘った知り合いは無視を決め込んで、挙げ句の果てには
「そろそろ帰ろうか」
と口にする。
リング上で人が殴られて倒れた。
その瞬間、後ろの男達は「ウオーッ!!!」

249 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:55:45.28 ID:vrHGJxPR0
>>248の続き

と雄叫びをあげて何度も飛び跳ねた。

「観る側のレベルを上げろ?」

火が点いた。
格闘技の魅力、そして汚い連中に対する憎しみ。
全てが活力と成り、身体中の細胞を一瞬で潤した。
ベッドに転がり、静かに反芻した。
幼き日の記憶。
父親はその少女の誇りだった。
父親は学生時代、空手で一時代を彩った選手だった。
「蹴りの白羽」の話。
少女は父親から「蹴りの白羽」の伝説をよく聞いていた。
今思うと父親は剛柔流だったのだ。
その父親は晩年、喋る度に唾を滴り落とし、車いすで施設に通い、
昔話だけが楽しみな生活を送った。
そして静かに眠った。

少女はありとあらゆるビデオ、雑誌、書物を取り寄せた。
リアルに歩めなかった日々を、自分が歩んで来たかのようにするために。
格闘技にすっかりヤラレテイタ。
同時に自分の愛した世界がどれだけ狂っているのか実感したのだ。

その後、格闘技はすぐに運命の日を迎えた。
運命の1993。
テレビ中継を通して急速に浸透して行く格闘技。
異常世界の始まりであり、終わりへのカウントダウンでもあった。
異常はいつかは正常になる。
だが、異常が続けばそれもまた基準が正常にもなる。
その月日は20年、30年、いや50年は必要なのではないか。

250 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 21:56:41.39 ID:vrHGJxPR0
>>249の続き

たった17年で何をどう定着させようというのだ……。

今は火を消してはいけない。
格闘技、強火にする時期ではない。
今は火を守る時期、絶やさず燃やし続ける時期。
その想いを胸に抱いた2009年12月31日、
橙色のつけまつげを片目に付けたのだ。

そのつけまつげもあと二日で外す。

https://web.archive.org/web/20111117042621/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/412

251 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 22:03:29.84 ID:vrHGJxPR0
【「武力まがいのオレンジ」は本日で終演とするが】

本日で「武力まがいのオレンジ」は最終回である。
2009年12月31日の開設以来1年1ヶ月、
一日一コラムを欠かさず掲載してきた。
それも本日で終演とする。

スポーツを執筆する場として、
スポーツナビ+は日本で一番大きな母体だと認識している。
そこには日本中のスポーツ好きがこぞって集う。
だが、その多くは蹴球と野球の二大スポーツに占められている。
観る側も、書く側も。
日々のファンブログページビューランキングを観て欲しい。
1~10位までが蹴球と野球で占領されている光景などザラである。
格闘技のブログ等影も形もない。
その現実が許せず、そして悔しくて仕方がなかった。

だから、私は勝負を挑んだ。
勝負の相手は蹴球であり、野球であった。
タイトルを工夫し、内容を過激にし、公式サイトを立ち上げプロ転向宣言をするなど
常に新しい話題・手法を実践してきた。
1位を獲るために、蹴球や野球を倒すために。
結果、私は9度の1位を獲得した。
「武力まがいのオレンジ」が最も高い位置にいる。
爽快だった。
私のブログ(格闘技)の下に蹴球や野球が連なっているのだから。
これはキレイゴトではなく、私の勝利ではなく「格闘技の勝利」だと思った。
私の目線は常に他のジャンルだった。
格闘技が、蹴球や野球に負けない魅力あるスポーツだと証明するために。
私は戦った。

252 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 22:04:10.02 ID:vrHGJxPR0
>>251の続き

だが、そんな想いは身内によって取り壊される。
公式サイトを立ち上げ、メールフォームを設置すると、毎日大量のメールが届くようになった。
批判、脅迫、中傷、悪徳の仕事依頼、なりすまし。
その全てが格闘技ファン・関係者・選手を自称する者からだった。
「俺のブログを観に来い! 相手になってやる!」
「AlexGirlさん、私のブログに変な書き込みしないで下さい。訴えますよ」
「今からお前をぶっ殺しに行ってやるよ」
こんな内容のメールが後を絶たなかった。
(公式サイトでも記載している通り、私、AlexGirlは(ID制である)スポナビ+以外の母体には
一切書き込みをしたことがないし、今後も書き込むことは絶対にない。
また「武力まがいのオレンジ」にリンクさせて頂いているサイト以外は全く興味がなく、
訪問すらする気はない)。
私が戦うべき相手は仲間である格闘技ではない。
他のスポーツだ、他ジャンルだ、世間だ。
それなのに、同じ格闘技が格闘技を潰そうと攻撃してくる。
今、格闘技、そんな時季なのか?

バカバカしくなってしまったのだ。
格闘技のために戦うことが。
敵と戦わず、味方と戦うことがどれだけ無意味なことか。
蹴球や野球から攻撃を加えられるのなら受け止められる。
しかし、身内(格闘技)が悪意を持って本気で叩き潰そうとしてくる行為、
それも犯罪行為を持って仕掛けてくることに、
恐怖というよりは情けない想いで一杯になってしまったのだ。
脳をよぎるのはキックボクシングである。
クダラナイ身内同士の争い、対象を外に向けずに内ゲバを繰り返す情けない競技。
彼らの存在こそが腐敗しきった格闘技界の象徴である。
その薄汚れた体質を強要され、改めて実感したのだ。
ああ、これだ。これだから格闘技は世間に認められないのだと……。
格闘技連中は身内同士の抗争が大好きな種族。

253 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 22:05:04.75 ID:vrHGJxPR0
>>242の続き

一生メジャー競技になんかなれやしないだろう。

当ブログを立ち上げてから一環してK-1(格闘技)の危機感を煽って来た。
それが皮肉にも現実になろうとしている。
「にわか」「素人」「ミーハー」と呼ばれるファンを排除しようとする
コアと呼ばれる一部のファン、関係者、そして選手達。
彼らこそが格闘技の癌であり、最も憎むべき存在。
そんな憎むべき存在達は、冬の時代の怖さを身を以て思い知ることだろう。

しかしー
アンディ・フグ、佐竹雅昭、ピーター・アーツ、ボブ・サップ、
魔裟斗、須藤元気、武田幸三、前田宏行、そして長島☆自演乙☆雄一郎……。
世間に響かせようと彼らが肉体を投げ打った瞬間を私達は忘れない。
絶対に忘れない。

もし……
これから訪れる長い冬の時代を己の肉体で退け、
暖かな、そして夜桜光る春を運んでくれる選手が現れるとしたら……
それは、本気で格闘技をメジャーにしようと考え、まずは格闘技はつまらないという
現実を受け止める強さがあり、浮遊層を惹き付けるための工夫をし、
自分が後続のための犠牲になれるという覚悟を持った美しき人間だろう。
沢村忠のような。
魔裟斗のような。
長島☆自演乙☆雄一郎のような。

そんな選手が格闘技に春を運び、そして真夏の盛りをもたらす。
そして本気でメジャースポーツになるための一歩を記す。

254 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 22:05:37.06 ID:vrHGJxPR0
>>253の続き

さて、そろそろお別れの時間である。
楽しい1年1ヶ月だった。
皆様、本当に本当にありがとう。

それではお元気で。

https://web.archive.org/web/20111116215028/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/416

255 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/01(水) 22:09:47.51 ID:vrHGJxPR0
以上で記事の紹介を終了する

256 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/02(木) 20:13:36.51 ID:gcBDnleq0
これ書いてたの本当に女なんだろうか

257 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/06(月) 20:02:40.76 ID:jWV2cnCB0
age

258 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/09(木) 00:37:28.46 ID:sSRj4dSK0
相当な理論武装してるようだけど根本が特定ファン層への私怨みたいな叩きに見えて気持ち悪いな

259 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/09(木) 20:24:16.68 ID:j2AbQabU0
>>258
>>246の記事に書いてある過去の経験から、
競技主義に拘って素人を見下すタイプの人を憎むようになったんだろうか

260 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/13(月) 08:59:22.94 ID:jqor/HkM0
アムナット・ルエンロン

2014年5月 2階級制覇の井岡一翔に勝利。IBF世界フライ級王座初防衛に成功。

2016年5月 IBF世界フライ級王座6度目の防衛戦でジョンリル・カシメに敗北。

2016年8月 リオデジャネイロオリンピックのボクシングライト級(60kg)に出場して1回戦を勝ち抜くが2回戦で敗退。

2016年12月 62kg契約の試合でムエタイ復帰

2017年2月 神童・那須川天心(18歳)にパンチで打ち負けたあげく左ボディストレートでKO負け。なお那須川は55kgの選手だがアムナット(60kg)に合わせて、56.5kgの契約体重で試合が行われた。


ボクシングIBFフライ級世界王者陥落からわずか9ヶ月後、オリンピック出場からわずか6ヶ月後に、わずか18歳の那須川天心にパンチでKO負けした現実。

261 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/13(月) 20:02:52.97 ID:MPxG1+Tv0
age

262 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/17(金) 20:02:15.25 ID:svggJkrR0
age

263 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/21(火) 20:01:11.96 ID:fF4T44Ye0
age

264 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/22(水) 06:25:25.05 ID:UJ2uCzo+0
ボクサーは基本馬鹿なんだよね
負けるとわかってるのに他の格闘技に楯突いていつも負ける
雑魚格闘技の自覚が足らない

265 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/02/25(土) 20:01:06.33 ID:pGw/wt+K0
age

266 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/01(水) 20:01:21.84 ID:DdtgJvIB0
age

267 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/05(日) 20:01:23.07 ID:qGMpArbr0
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268 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/09(木) 20:02:36.85 ID:b3XIJ8oe0
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269 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/13(月) 20:00:55.87 ID:VeGkjfH00
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270 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/17(金) 20:03:00.65 ID:wd6fay8N0
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271 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/21(火) 20:00:59.76 ID:AU8I92xq0
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272 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/25(土) 20:01:29.73 ID:a1JD13Th0
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273 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/03/29(水) 20:09:28.53 ID:a3Rw4mEM0
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274 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/02(日) 20:00:29.29 ID:l5/hjZ3x0
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275 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/06(木) 20:04:43.57 ID:mzldO3QS0
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276 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/10(月) 20:30:40.57 ID:LIdKB4IT0
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277 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/14(金) 20:03:19.32 ID:X6DAmnp30
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278 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/18(火) 20:00:52.11 ID:aM6Ob33/0
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279 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/22(土) 20:02:40.48 ID:8Pzjz7v00
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280 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/26(水) 20:00:34.04 ID:zD9pB0yy0
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281 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/04/30(日) 20:03:41.79 ID:50LdILAa0
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282 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/04(木) 20:00:05.70 ID:ZTrv5R210
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283 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/08(月) 20:08:19.44 ID:popepvUO0
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284 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/12(金) 20:00:42.53 ID:F/02Ancv0
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285 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/16(火) 20:00:38.16 ID:SaCDqsIt0
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286 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/20(土) 20:03:30.89 ID:QTdqispx0
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287 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/24(水) 20:01:58.55 ID:rSDIOp/C0
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288 :実況厳禁@名無しの格闘家:2017/05/28(日) 20:02:17.78 ID:PHpZHyaq0
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